ジャンク屋の活動日誌

ゲーム製作等に使えるモンスター素材の更新情報(JUNKIE Junk Shop)がメイン。あとは気の向くままにわがままに

超獣偽画~ボクは好きですよ、アナタの様な感じのいいブス・編~

2006-12-17 01:07:15 | Weblog

なんか「結膜下出血」とかいう、白目が部分的に真っ赤になる病気(?)を患いました。
色んな意味で、深刻なダメージです。tachiです。

知っている人は知っているのですが、自分、HP上でRPGツクール等で利用できる、モンスター素材を配布しているのです。(2回目)
前回(同ブログ内「超獣偽画」)、そのモンスターのデザイン方法(てか描き方)を変えてみようという事で、現在、試行錯誤を重ねております。

これまでの3~4色によるアニメ塗り(もどき)と今とりかかっている水彩塗りとを比較しつつ作業してみると、双方のメリット・デメリットがハッキリとしてきました。


~前回に引き続き、モデルはシルフ(完成形)~

 
 ↑水彩シルフ           ↑アニメ塗りシルフ


<水彩塗りのメリット>
 1.細かいトコロに手が届き、キレイに仕上がる。
 2.よりイメージに近い作品が出来上がる。
 3.集中力を使わない。
 4.大きさを自由に変えられる。

①に関しては、④にも言える事なんですが、初めに大きな絵を描き、それを縮小するという手法ゆえのメリットだと思います。この手法によって、広く、深い表現に対応できるはず。
②と③については前回も触れたとおり。ある程度アバウトに描いても構わないんだぜ!


<水彩塗りのデメリット>
 1.総体的に見るとアニメ塗りよりも時間かかってる。
 2.描き始めるまでが大変。
 3.色違い、バリエーションへの対応がツライ
 4.大きさを自由に変えなくてはならない。
①・②は、下絵をスキャナで取り込み、PCで彩色する…という工程を取るので仕方ないトコロではあります。前のやり方なら、絵板を動かすだけで描けましたからね。
④は…メリットのハズなんですが……あれ?

で、今回の壁になりそうなのは③。
ちょっとここで、元々シルフのバリエーションである「電撃バージョン」を登場させてみます。

 ←作者の嗜好が配色に現れています。

見ての通り、このバリエーションでは、服を初めとしてほとんどのカラーが変更されています。
この配色で特に苦労したのは、靴のカラーリング変更。黒と黄のみの配色になってます。
「これのドコがキツイの?はげ」と思われるかもしれませんが、キツイんすよ。はげ。

実はこれ、アニメ塗りの時には予想だにしなかった障害なんですね。
例えば、まったく違う色(AとB)があったとします。最初の方に述べたとおり、アニメ塗りの時は一つの色のパターンに対して、明暗は3~4色しかないわけですよ。
ですから、(A)の色のパターンを(B)へと移行する(BをAに塗り替える)際には、
(Bの明るい色)を選択し、(Aの明るい色)で塗りつぶす→(Bの平均的な色)を(Aの平均的な色)で塗りつぶす→…
みたいな事を、使用する色の分(つまり3、4回)だけ行なえば、色は入れ替えられるのです。

ところが、水彩の場合はこうもいかないんですね。
水彩塗りの場合は、その「なめらかさ」故に、たとえメインで使う色が3~4色であろうと、実際に使われている色は何十色にもなります。なので、先程のやり方で一色一色変更していては、途方もない作業になっちゃうのは明白ですよね。
色のパターンを一括して変えれば(例で言うと(A)全体を変える、という事)、“それっぽい”色にはできますが、“まったく同じ”色にするのはムズカシイ。
(実は、上のシルフの靴の黄色もちょっとずつ違います)

さあどうする。
…とは思ったものの、すぐに「加算」「減算」の機能でなんとかできる事に気付き、
一件落着。
ほんと、ツール色々いじっといてよかったです。


さて、今回のシルフの場合はあまり苦労しなかったんですが、モンスターによってはバリエーションで装備が大幅に変わる事もあるんですね(つまり、下絵を描き換える必要があるという事)。
今までに作った中でも特にヒドイやつとしては、「デスマーチ」とかいう、装備によって両手の構えを変えなきゃいけないのがいたりします。後回しにしよう。


………

まあ、最大の壁は
あと94体いる、って事でしょうね…