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リタイアーのよもやま話

仕事至上主義ほどプアーな発想はない。

2010-10-21 06:30:52 | 読書
森博嗣氏の本にあった文章である。

その内容は、あまりにも、極端で、どこか
一理もあるようで魅力的でもあるが、悪魔的
である。

このような発想は、考えたことがないし、聞いた
記憶もない。大きな戸惑いを感ずる。

しかし、惹きつけられるものがある。


以下、その文章。



人間の本質

人間は仕事をするために生きているのではない。
仕事をしないために生きている。

それが、人間だけの目的、幻想だと思う。

「働かざる者食うべからず」低級で危険な現実だ。


仕事至上主義ほどプアーな発想はない。

仕事の大切は、すなわち、貧しさのバロメーター
である。




以上。


わたしは、若い頃、マルクス主義に凝った。

そのうち、24時間、年中無休なんて、標榜する
ようになった。

今日も明け方、現役時代の内容を含む夢を見て
目がさめたところだ。

不労所得者の生活には、残念ながら耐えうるか
自信はない。


ウィキベディアによると、

森博嗣(もり ひろし、1957年12月7日 - )は日本
の小説家、推理作家、工学博士。

ローマ字表記はMORI Hiroshi。愛知県生まれ。

出身校や勤務先などの経歴は非公開としている。

妻は、イラストレータのささきすばる。

である。


彼の「自由をつくる 自由に生きる」や「小説家と
いう職業」という本を読んでいるが、充分に仕事を
してきたし、その成果で、不労所得で生活に不自由
しないようになっている。

それだけに、この文章は、複雑な気分で読んでいる。




「働かざる者食うべからず」低級で危険な現実だ。

仕事至上主義ほどプアーな発想はない。

仕事の大切は、すなわち、貧しさのバロメーター
である。


なんとも悪魔的な囁きだ。






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