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リタイアーのよもやま話

心配は、愛の仮面をかぶった呪いです

2013-02-07 11:27:13 | 心理

本田健氏の本にあった話である。
ちょっと衝撃的な見解で、この箇所をちゃんと
読みたくて、この本を購入した。

 

「心配の本質は、呪いである」ことを
忘れない

 親が子どもを心配するのは当たり前。

あなたは、そんなふうに思っているかもしれま
せん。

でも、あなた自身、親に心配されて、それを鬱
陶しく思ったり、ときには腹が立ったりしたこ
とはなかったでしょうか。

 心配の本質は、ネガティブな未来をイメージ
して、それが必ず起きると確信することです。
一種の「呪い」だといってもいいでしょう。

 

 たとえば、子どもの将来の経済状態を心配し
ていたとしましょう。

「いまみたいな小さな会社で大丈夫なのか」

「貯金もなくて、老後はどうするんだ」

 そんなことばかりを考えてしまいますが、そ
れは心配というよりは、むしろ確信といったも
ので、「将来、この子はお金に困惑」と決めつ
けています。

 それがいつのまにか呪いのようになって、現
実に、あなたの心配したとおりになります。

 親に心配されるとなぜか腹が立つのは、「親
が信じてくれていない」ということを、子ども
が無意識に感じ取っているからです。

 あなたが、本当にお子さんのすばらしい未来を
信じていたら、「いろいろ途中であるかもしれな
いけど、きっと大丈夫だ」と考えるはずです。

 実際に、長い人生のあいだには、問題も出てき
ますが、なんとかなるものです。あなたの人生を
振り返っても、そうではなかったですか?

 心配は、愛の仮面をかぶった呪いです。

 あなたは、愛情表現のつもりで、「あなたのこ
とが心配なの」と言うかもしれませんが、子ども
はその裏にあるダークな感情に気づいています。

 「心配は、ダメな未来を相手に押しつける行為
だ」ということを忘れないでください。

 

以上。


「心配は、愛の仮面をかぶった呪いです。」
とても、衝撃的な発言で、とても印象に残った。

実は、このことに思い当たることがあったから
である。わたしの知人のことであるが。

ところで、わたしは、このような考え方につい
ては、自分自身の将来についても該当すること
ではないかと、思えたりしている。

不必要なまでに、自己保身のために、執拗なる
心配のしすぎは、時には自虐的な感情に苛まれ
る状況を生み出し、不幸のどん底に自ら陥って
いくのではないかとも思えたりするのだが、ど
うだろう。

マイナスのスパイラルに、はまり込み、そこか
ら抜け出せなくなり、自壊していくのだ。

心配は、愛の仮面をかぶった呪いです。

過保護は、愛の仮面をかぶった呪いです?
過干渉は、愛の仮面をかぶった呪いです?

心したいものだ。


「お金持ちはさすがに違うねぇ」と盛り上がらない。

2012-06-14 21:36:19 | 心理

とある本にあった話しである。


以下、その内容。


「お金持ちはさすがに違うねぇ」と、
盛り上がらない。

お金に限らず成功者の噂話で盛り上がるのは時間の無
駄だ。

もしあなたが成功してお金持ちになりたいのであれば、
成功者の噂をして盛り上がるグループから〝即刻〟抜
け出すことだ。

成功者の噂話の何がいけないのか。

それは噂話をして口からエネルギーを発散してしまい、
実際の行動力が鈍ってしまうからだ。

せっかく「自分も成功してお金持ちになりたい」とい
う熱い思いがあっても、今成功していない凡人同士で
「ああでもない、こうでもない]と語りあってはすっ
かり熱が冷めてしまう。

安居酒屋で自分たちには縁のない成功者に対する議論
をいくら戦わせても、家に帰り自宅で独りになった頃
には虚しくなってくる。

そして翌朝目が覚めれば、今までとは何ら変わりない
人生がまた繰り返されるだけだ。

笑いごとではなく、大半の人たちはこの繰り返しで人
生を終えていく。

加えて自分で自分にお金持ちになれないようなプログ
ラムを刷り込んでいくのがいけない。

「お金持ちはさすがに達うねぇ」
という言葉をよく観察してもらいたい。

「お金持ちはさすがに違うねぇ(私たち貧乏人と違っ
て)」という〝括弧〟の部分が見え隠れしてこないだ
ろうか。

「成功者はやっぱり違うねぇ(私たち凡人と違って)]
「もてる人はやっぱり違うねぇ(私たちもてない連中と
は違って)」

冴えないメンバーばかりが揃ったグループでこうした
言葉を発し続けていれば、括弧の部分が深層心理に刻
み込まれていくから、ますます成功とは程遠い人生を
歩んでいくようになる。

だから居酒屋には似たような年収の似たような容姿の
似たような発想の人間同士で「メェメェ」とヒツジの
ように群がっているのだ。

年収400万のサラリーマングループに一人ポツンと
年収1億円の成功者が紛れ込んでいるなんてことはな
い。

年収400万の人たちの話題は、たいてい会社に対する
不満や同僚の悪口がメインだ。

年収400万と年収1億とでは、そもそも根本的に興味
の対象のスケールが違い過ぎるから、お互ぃに話題の
接点を見つけることも困難なのだ。

私も10年間のサラリーマン経験をしてきたから、凄
い人の噂話で盛り上がるのが楽しいという気持ちは痛
いほどよくわかる。

噂話で盛り上がるグループから飛び出してみると、「こ
んな天国が待っているのであれば、どうしてもっと早
く飛び出さなかったのだろう」と後悔させられる。

人生とは、すべて自分で決めた選択の集大成なのだと
気づかされるのだ。

居心地のいい人より、
尊敬できる人と過ごそう。


以上。


なんとも、痛烈で真実ではと思われる。

この話しは、お金持ちの話しであるが、別に、内容は
そのことにかぎらず、なんでも言えることだと思う。

日々の自分の職責についての考え方でも、まったく
通用する話しであるのでは感じ入っている。

 


年収400万のサラリーマングループに一人ポツンと
年収1億円の成功者が紛れ込んでいるなんてことはな
い。

年収400万と年収1億とでは、そもそも根本的に興味
の対象のスケールが違い過ぎるから、お互ぃに話題の
接点を見つけることも困難なのだ。

なんとも、痛烈なコメントである。

結局、自分の身の丈にあった世界の中で、人は気持よく
生きたがるのかも知れない。

しかし、その世界が不満であれば、なんとかしなければ
ならないが、風邪をひきそうで、なかなかぬるま湯から
出るのもままならないのが事実だ。

彼は、こう言った。

「お金持ちはさすがに違うねぇ(私たち貧乏人と違っ
て)」という〝括弧〟の部分が見え隠れしてこないだ
ろうか。

「成功者はやっぱり違うねぇ(私たち凡人と違って)]
「もてる人はやっぱり違うねぇ(私たちもてない連中と
は違って)」

冴えないメンバーばかりが揃ったグループでこうした
言葉を発し続けていれば、括弧の部分が深層心理に刻
み込まれていくから、ますます成功とは程遠い人生を
歩んでいくようになる。

以上。

なんとも、恐い話しだ。


非常時に下した決断は失敗する可能性が高い

2012-03-15 22:09:00 | 心理

気にしない技術

香山リカ著

PHP新書

にあった話である。


  非常時に下した決断は失敗する可能性が高い

 非常時には、 人間はいつもとは違った心理状態になりま
す。今回の大震災は非常に大きな規模だったので、表面上
は復興に向かいつつあるように見える現在でも、非常時は
続いていると考えるべきです。

 では、非常時の人間心理とはどのようなものでしょうか。
 その例として、もっともよく知られているのが「吊り橋
効果」です。これは、ゆらゆらと揺れる危険な吊り橋で出会
った二人は、お互いが相手に期待し合うために、現実以上に
魅力や能力を評価し合うというもの。

 震災のあと、「あの人って、けっこう頼りになるかも?」
と、これまで気にもならなかった人に急に関心をもつように
なったというのは、この吊り橋効果によるものが少なくない
のかもしれません。

 もちろん、先入観を捨てて、その人の意外な一面に気づく
こと自体はよいことです。場合によっては、そこからほんと
うの愛が生まれることもあるでしょう。ですが、たいていは
吊り橋を渡り終えたら魔法が解けて、熱も冷めてしまうもの。
吊り橋効果による感情は錯覚なのです。

 ほかにも、非常時の心理状態に関係する言葉として「閉店時
刻効果」が挙げられます。
これは「もうすぐ閉店だよ」「あと二個で売り切れます」など
と限界を示されると、とたんに「買います! 」と声をあげてし
まうというものです。

 今回の震災で、「この国もこれでおしまいでは」と恐怖心を
覚えた人もいると思います。
震災後に急に結婚したくなった心理は、もしかしたら。〝日本
の期限〟を意識することによって生じた閉店時刻効果なのかも
しれません。

 これらはちょっと極端な説明かもしれませんが、人の心理は
周囲の状況から大きく影響を受けるものだ、ということは心に
とめておいたほうがいいと思います。

 〝震災結婚〟したくなった人と同じように、〝震災離婚〟を
決意する人たちも、自分が過ごしてきた日常とは違う状況に
神経質になっている可能性があります。

 「この際、条件には目をつぶって結婚する!」「もうこんな
人とはいられない! 離婚する!」と早急に結論を出さずに、
もう少し様子を見て、冷静に判断したほうがいいのではない
でしょうか。

以上。

〝震災結婚〟ということがニュースになった。そのうち、
〝震災離婚〟いうのを知って驚いたのだが、〝震災離婚〟の
説明を聞くとなるほど、と。思わなくもなかった。

それしても、〝震災結婚〟について、「吊り橋効果」で説明
したのは、さすがプロである。
「吊り橋効果」という言葉、初耳であるが、そのような心理
状態があることについては、昔なんかの本に書いてあった。
それを思いだしたのだ。

しかし、「吊り橋効果」で思いだすことがあった。

退職した職場は、わたしが若い頃、一度赴任していた職場で
ある。その頃の同じ職場の同僚の女性と再会した。

当時から、彼女は既婚者であったが、再会して自分の亭主へ
の愚痴を時々、こぼしていた。

若いころ魅力的な人ではあったが、若干気が強かった。そこ
が、彼女の魅力でもあったが、彼女の彼氏との出会いのエピ
ソードなんか聞かされたが、時折、そのことを思いだした。

魅力的な女性ではあったが、彼女としては、魅力的でも女房
として、残念ながら、枠にはまる人ではなかった。

旦那としては、結婚はしたものの、往生したかも知れない。

で、今回の「吊り橋効果」という話を聞いて、結局、彼女
の結婚も「吊り橋効果」なるものであったのだと、今更な
がら、妙に納得してしまった。

人妻ながらも若いころの彼女は、女性離れした?気さくな
話のできる人で、魅力的であったが、このような女性と
一緒になったりすると、それは、それで、大変だっだろう
なと、一緒になる運命でなくて良かった。と感じいって
しまった。

おそらく、彼女たち夫婦も、もしかして、どうして結婚
することになったのか、実は、よく分かっていなかった
かも知れない。

たまたま、非常時を共有してしまったのだ。

でも、思うのだ。結局、わたしに、今まで、好意をもった
女性たちもある意味で、「吊り橋効果」ではなかったかと
思えたりしてきて、なんとも、微妙な気分になっている。

もしかして、程度の問題はあれ、人は、「吊り橋効果」
で結びつくカップルも多いのではと、思ってしまった。

この本では、「吊り橋効果」について、好意的な評価は
していない。

非常時でなく、日常の穏当な気分で、結婚しても艱難辛苦
の非常時に見舞われた時に、「逆吊り橋効果」あると、思
われるので、その賛否については、難しいのがあるだろう、
なんて、勝手に思っている。

〝震災結婚〟という物珍しい現象に、このような知見を披露
されると、ニュースが多面的に理解できていいものだと思っ
た。


時間感覚…年齢、状況でずれる「心の時計」

2011-09-02 22:38:59 | 心理

時間感覚…年齢、状況でずれる「心の時計」
読売新聞(ヨミドクター)

 8月31日(水)10時43分配信

 
 
 年を取るにつれ、時が早く過ぎるように感じませんか。

また、同じ時間でも、時と場合によって、短く感じたり
長く感じたり。時計の時間は一定なのに、なぜ私たちの
感じ方は一定ではないのでしょうか?(高橋圭史)

 「そのようなズレは、『心の時計』と『実際の時計』の
進み方の違いとして考えることができます」

 こう語るのは、時間学の研究に取り組み、「大人の
時間はなぜ短いのか」などの著書もある千葉大文学部
准教授、一川(いちかわ)誠さん(実験心理学)だ。

 こんな実験がある。対象者は4~82歳の約3500人。

自分が「3分」と感じた時点でボタンを押してもらった
ところ、年齢が高くなるほど、実際の3分より長くなる
傾向が出た。

 分析によると、2~4歳年齢が上がるごとに1秒長くなり、
70歳代では1割増し。70歳代の人は、「本当は3分18
秒もたっていたの?」と驚くことになる。

 つまり、年をとるほど「実際の時計」より「心の時計」の
進み方が遅くなるため、時がたつのを早く感じる、という
わけだ。

 一川さんによると、心の時計に影響を与える要因は、様々
な実験研究から分かってきている。一つずつ紹介すると――。

■代謝

 代謝が良いほど、心の時計が早く進み、時間を長く感じる、
という仮説が有力視されている。一川さんの研究室の実験でも、
運動した後の方が、運動していない時より、時間を長く感じる
傾向が出た。年とともに時間の経過を早く感じるのは、代謝が
落ちるから、とも説明できる。

感情

 恐怖を伴う時間は長く感じるらしい。英国の実験で、ガラス
箱の中のクモを一定の時間(実際は45秒)凝視させ、どの
ぐらいの時間に感じたか尋ねたところ、クモに恐怖感のある
35人の平均は56秒で、恐怖感のない18人の平均33秒
より大幅に長かった。

■時間に注意を向ける頻度

 頻繁に時計を気にすると、時間を多くの部分に分節化して
認識し、長く感じる、との仮説がある。

つまらない時間は、時間に注意が向きやすいので長く、逆に
何かに集中すると短い。

車の運転では、直進中に比べ、作業が複雑で集中が必要な
右折時の方が、かかった時間を短く感じる、との研究もある。

■印象に残る出来事の数

 印象に残る出来事が多い時間の方が、長く感じられる傾向
がある。子供はささいな事も、新鮮に感じ印象に残りやすい。
一方、大人は多くの事をしても、慣れていると印象に残らない。
これも、加齢に伴って時間を早く感じる理由らしい。

■刺激

 大きい物・音に接するなど、強い刺激を受けた時間の方が
長く感じる、との研究もある。とかく現代人は時間に追われ
がちだが、これらの考察を生かせないだろうか。

例えば、楽しい時間を長く感じることは可能か?

 一川さんは「慣れた事だけでなく、少しずつ新しい事に取り
組めば、経験する出来事や刺激が増え、充実した時間が長く
感じられる可能性はある」と話す。

 さらに、こんな助言もしてくれた。参考にしたい。「人が思う
ほど実時間は長くない。予定は詰め込み過ぎず、やりたい事に
優先順位を付けた方がよい」


◇時間学とは◇
 哲学や物理学などで別々に行われてきた「時間」に関する
研究を、文系理系の枠を取り払い総合的に捉えようとする
新しい学問。

生活リズムと病気の関係、時間感覚を踏まえた社会政策なども
対象。

2009年に設立された日本時間学会には、理、工、医、文
など様々な学部から研究者が参加。山口大には時間学研究所
がある。


以上。

若い頃から、ずっーと、気になっていたテーマである。

これまで、いろんな本で、このような時間感覚について
書かれた本を読むようにしてきたが、なかなか客観的、
科学的といわれるような説にめぐり合ったことがない。

個人的には、


10代の1年を1とすると、(12月)

20代は、10代の2分の1に感ずる。(6月)

30代は、10代の3分の1に感ずる。(4月)

40代は、10代の4分の1に感ずる。(3月)

50代は、10代の5分の1に感ずる。(2.4月)

60代は、10代の6分の1に感ずる。(2月)


10代からみた60歳は、60年でも
60歳になって振り返った60年間は、
感覚的には、2年余の年数に感ずる。

なんて、

かなり暴論だが、考えたりしていた。

鬱病の客観的な「指標」が発見されたが、いつの日か
この時間感覚についても、客観的な「指標」の発見がな
されたらと期待したい。

 


恋人との関係修復幼児期体験がカギ

2011-06-25 22:01:50 | 心理

新聞にあった記事である。


医学⑥広場

 恋人との関係修復幼児期体験がカギ


 けんかしたカップルが仲直りできるかどうかは幼児期に
受けた愛情が関係している、と米ミネソタ大学小児発達
研究所のジェシカ・E・サルベーター氏らが発表した。

 同氏らは、1970年代後半に生まれた73人とその
恋人を対象に調査を行った。

2人の意見が対立する話題を持ち出して関係をもつれさせ、
冷却期間後の修復状況を見た。

保護者の観察記録から、当人が生後12~18カ月に受けた
愛情の度合いも調べた。

その結果、幼児期に保護者と愛情関係が築けていたと
思われるカップルは、双方とも対立した意見への固執が薄く、
修復が早かった。

 同氏は「愛情関係を築けていたのが(カップルの)片方
だけの場合も修復は比較的早かった。

否定的な感情に固執しないことが緩衝材になるのだろう」と
分析している。


以上。


なんとも興味深い報告である。

自分の生育歴を振り返ってみることが、自分の対人関係能力の
理解を深めることになるのか?

いや、子育てはいかに真摯に取り組むことが必要だと、警告している
のか。

まずしい親子関係に育った人は、どう自分の人生を切り開いていく
のだろう?

幼児虐待で育った子どもは?

養育拒否で育った子どもは?
新聞にあった記事である。


医学⑥広場

 恋人との関係修復幼児期体験がカギ


 けんかしたカップルが仲直りできるかどうかは幼児期に
受けた愛情が関係している、と米ミネソタ大学小児発達
研究所のジェシカ・E・サルベーター氏らが発表した。

 同氏らは、1970年代後半に生まれた73人とその
恋人を対象に調査を行った。

2人の意見が対立する話題を持ち出して関係をもつれさせ、
冷却期間後の修復状況を見た。

保護者の観察記録から、当人が生後12~18カ月に受けた
愛情の度合いも調べた。

その結果、幼児期に保護者と愛情関係が築けていたと
思われるカップルは、双方とも対立した意見への固執が薄く、
修復が早かった。

 同氏は「愛情関係を築けていたのが(カップルの)片方
だけの場合も修復は比較的早かった。

否定的な感情に固執しないことが緩衝材になるのだろう」と
分析している。


以上。


なんとも興味深い報告である。

自分の生育歴を振り返ってみることが、自分の対人関係能力の
理解を深めることになるのか?

いや、子育てはいかに真摯に取り組むことが必要だと、警告している
のか。

まずしい親子関係に育った人は、どう自分の人生を切り開いていく
のだろう?

幼児虐待で育った子どもは?

養育拒否で育った子どもは?
新聞にあった記事である。


医学⑥広場

 恋人との関係修復幼児期体験がカギ


 けんかしたカップルが仲直りできるかどうかは幼児期に
受けた愛情が関係している、と米ミネソタ大学小児発達
研究所のジェシカ・E・サルベーター氏らが発表した。

 同氏らは、1970年代後半に生まれた73人とその
恋人を対象に調査を行った。

2人の意見が対立する話題を持ち出して関係をもつれさせ、
冷却期間後の修復状況を見た。

保護者の観察記録から、当人が生後12~18カ月に受けた
愛情の度合いも調べた。

その結果、幼児期に保護者と愛情関係が築けていたと
思われるカップルは、双方とも対立した意見への固執が薄く、
修復が早かった。

 同氏は「愛情関係を築けていたのが(カップルの)片方
だけの場合も修復は比較的早かった。

否定的な感情に固執しないことが緩衝材になるのだろう」と
分析している。


以上。


なんとも興味深い報告である。

自分の生育歴を振り返ってみることが、自分の対人関係能力の
理解を深めることになるのか?

いや、子育てはいかに真摯に取り組むことが必要だと、警告している
のか。

まずしい親子関係に育った人は、どう自分の人生を切り開いていく
のだろう?

幼児虐待で育った子どもは?

養育拒否で育った子どもは?