小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

ん!?まさかの、教職員バレー大会出場ピンチ!?

2017-11-07 21:27:58 | 教師の仕事術の攻略法
また、教職員のバレー大会の時期になりました。
秋の大会です。
バレー好きの私にはうれしい時期ですが…

もちろん先生みんながそういうわけではありません。
バレーが苦手な先生、好きだけど忙しくてできない先生、そんな先生もたくさんいます。
そこで、バレー大会となると、まず最初にクリアしなくてはいけない壁は
「メンバー集め」
です。
少なくとも9人はいないと出られないし、できればそれよりたくさんのメンバーをそろえて、盛り上がって出場したいところです。
学校の規模にもよりますが、ここで苦労する学校も少なくないのです。

そして本校。
規模的には十分大きいし、バレーが好き、できるという先生もそこそこいるので、ぜひ出場したいところです。
そこで、本校の場合チームの世話役となるのが若い「親和会長」です。
この子も元気な先生で、
「バレー大好きです!がんばりましょうね!」
と声を張ってくれるうれしい存在です。
そしてこの先生が、職員朝会で勢いよく話しました。
「皆さん!またバレー大会があります!回覧を回しますので、参加してくださる先生は○を付けてください!よろしくお願いします!」
そして回覧が回り始めました。
私はもちろんすぐに○を付けましたが…

数日がたち、回覧が一通り済んで、また親和会長のところに返ってきましたが、それを見ながら会長が困った顔をしていました。
どうやら、参加の集まりがいまいちだったようです。
そこで、慌てるように、その場で会長が声を上げました。
「バレー出られる先生もういませんか!?もうすぐ出場締め切りなんですけど~!」

どうやら、若い会長のやり方がもう一歩だったようですね。
まだ経験も浅い先生だからよく分かります。
このバレーなんてのは、
「絶対に出る!」という白と、
「絶対に出ない!」という黒の、間のグレーなところにいる先生がいっぱいいるんです。
こういう先生たちはデリケートなところにいて、味気ない回覧ごときでは前向きな気持ちになれないんですね。
そして「×(ごめんなさい)」とか「△」とか付けてしまうんです。
じゃあどうすればこんな先生たちを巻き込めるか。
それはただ一つ。
「個別に依頼する」
ことです。
世話役は大変ですが、いちいちその先生のところに足を運んで(できれば回覧を回すよりも先に)
「先生、今度のバレー出ましょうね!」
「え~私下手だよ~」
「知ってますよ~ だからがんばってもらうんですよ~」
「何それ~」
「うそうそ!また楽しみながらやりましょうよ!ね!先生が出てくれたらみんな喜びますから!」
「そんなこと思ってないでしょ~ まったく~ はいはい、分かりましたよ!」
って会話をするんです。
こうして、個別に参加者を増やしていく努力が欠かせないんです。

私はその役目をずーっとやってきたのでよく分かります。
「がんばりましょう!」
だけではだめなんですね。
要は関係作りです。
「お前が言うなら、仕方ない。やるよ」
って思ってもらえる、そんな関係を築くことです。
今回の若い会長はどうやらそれがないまま大きな声だけを出していたので、いまいち手応えがなかったようです。

このままでは会長がかわいそうですし、もし本当にバレーに出られないなんてなると私が一番困るので(笑)人集めを助けてあげようと思います。

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