近くの銀行の入口で、同い年ぐらいの知らないご婦人が「奥さんは花粉症じゃあないんですね」と声をかけてきました。
なんのことかと訝っていると・・・。
「私はとてもそんな格好では外に出られないし、家に入る時は体中の埃を叩き落として入るんですよ」と。
私の格好は、モヘアーの上着とウールのスカート、もちろんマスクもしていません。
晴天なのに、彼女はツルツル素材の防寒上下服にマスク、帽子も雨の日用のビニール製でした。
私も数年前までは、花粉症ではないかも知れませんが、重症のアレルギー性鼻炎でした。目はしょぼしょぼ、鼻はズルズル状態が長かったから、その苦しさはよく解ります。目薬も内服薬も全く使わず、医者にもかかっていませんでした。
それが、ここ数年、特に治療もしなかったのに、全くなくなっているのです。
不思議ですが、とにかく、長年付き合ってきたこの苦しみを味わわなくてもいいのが嬉しいです。
「どうして?」とそのご婦人にも聞かれましたが私にも解りません。
気にせず外に出られることをただ、ただありがたいと思っています。