おきらく子育て日記  ☆怒涛の単身赴任編☆

男の子ふたりとその両親の、平凡な日常を綴ります。

将棋大賞とNHK杯

2007年03月31日 01時35分55秒 | 将棋の話題
将棋大賞が発表になりました。
最優秀棋士賞は、やはりと言うかなんと言うか佐藤二冠でした。やはり年度末の棋王位獲得が決め手になったのでしょうか。佐藤先生は90年度の新人王に始まり、昨年度までに実に10回も受賞されています(同じ年度に複数受賞されている年もあり、賞の数はもっと多い)。しかし、最優秀棋士賞は初めてなのですね。竜王・名人の獲得経験がある棋士だと思うと、初めてというのも少々意外な気がします。ただ、昨年までの10年間の最優秀棋士賞を見ると、10回中8回が羽生三冠なんですね。うーむ。
ちなみに今回から名局賞という賞が新設され、A級順位戦プレイオフの谷川・羽生戦が選ばれました(竜王戦ではなかったのですね)。これは、両対局者が賞品を受け取るのでしょうか?

さて、能登半島方面の地震で放送が延期されたNHK杯予選の女流棋士一斉対局が行われました。これは矢内女流名人・千葉女流王将・清水女流王位・斎田倉敷藤花のタイトル権者がトーナメントを行い、連勝の1名がNHKの本戦に出場すると言うものです。
連盟のHPには4月の21日にも放送とありますのでこれは同じ番組を放映するのかな?解説を務められた藤井九段のちょっととぼけた味がなんともGOODでした。
お見逃しの方は、ぜひ。




春ですね。

2007年03月30日 00時49分10秒 | おきらく日常生活
関東はすっかり暖かくなりましたね。
こないだまでウールのコートで通勤していたのですが、厚手のステンカラーカラーになり、薄手の春物になり、昨日はついにコートなしになりました。脱皮状態(笑)。

で、春になると定期。僕は春と秋に通勤の定期を購入するのですが、今回はちょっとしたトピックがあります。関東の私鉄にICカード式の乗車券『パスモ』が導入されたのです。JR東日本ではやはり『スイカ』がすっかりおなじみになっていますが、僕は普段私鉄利用の方が多いのでICカードには無縁でした。それが、今回の『パスモ』は私鉄にも乗れる。別に従来の磁気式の定期券を購入しても良いのですが、JRにも使えるんなら『パスモ定期』にしようかな、などと思案中です。しかし性根がケチなので500円のデポジットが必要だと思うとどうも踏み切れない(笑)。『スイカ定期』または『パスモ定期』に変更して便利になったと言う方は、ぜひ体験談をお寄せください!

ところで今回の関東は私鉄陣営が『パスモ』を導入することによって同じカードでの相互乗り入れが可能になりました。しかし、関西将棋会館に行った時に気がついたのですが関西ではずい分前からJR西日本と関西私鉄で乗車券カードが共用なんですね。京阪間や阪神間、また阪和間など関西はJRと私鉄の競合が激しいのに、利便性が高いと見るとどんどん共有化をしていくんですね。
この辺りの合理性が関西的なのでしょうか。


佐藤二冠と今泉三段、 2つの『復位』

2007年03月29日 01時19分27秒 | 将棋の話題
昨日、将棋界には2つの大きなトピックがありました。
森内棋王に佐藤棋聖が挑む棋王戦五番勝負はフルセットの末佐藤先生が勝利、棋王位を奪取しました。これで佐藤先生は4年ぶりの二冠になります。
また、奨励会三段リーグ編入試験に挑戦していたアマ強豪の今泉さんは昨日の第1局の勝利により編入試験合格を果たしました。

5連続タイトル戦挑戦となりながら、4タイトル続けて涙を飲んでいた佐藤先生ですが、最後の最後に偉業を成し遂げました。4年ぶりの二冠と書きましたが、ご自身初めての棋王位獲得となります。
7大タイトルと優勝棋戦4つ(新人王戦のぞく)を合わせた11の棋戦のうち今期は3つの棋戦で王者が入れ替わりましたが、すべて佐藤先生です(棋王・JT杯・NHK杯)。4つのタイトル戦では奪取はならなかったものの。それでも十分今期は佐藤先生の年と言うに値する年だったと言えそうです。
残念な結果となった森内先生も、年度が替わったら名人戦の番勝負が待っています。これは森内先生の永世名人位獲得か郷田九段の初めての名人位となるかの大きな勝負です。ご気分を立て直されて、名人戦史に残る好勝負を期待したいと思います。

一方の今泉さんですが、かつて三段リーグに在籍されていましたのでこちらも『復位』と言うことになるのでしょうか。6勝1敗と奨励会二段以上の実力を証明された訳ですが、試験合格とは言えここが新たなスタート地点です。しかも、ここ数年の三段リーグの相当の高レベルとお聞きします。しかし、相当な決意の上で編入試験を受験されたのだと思います。であるからには、ぜひ精一杯実力を発揮して欲しいところです。

さて、タイトル在位者で面白い事に気がつきました。
*渡辺竜王
*森内名人
*羽生王位・王座・王将
*佐藤棋聖・棋王

『王』で始まるタイトルは羽生先生が、『棋』で始まるタイトルは佐藤先生がすべて持っているんですね。

ららぽーと横浜に行ってきました。

2007年03月28日 06時21分23秒 | おきらく日常生活
先週末、市内にできた大型の商業施設・ららぽーと横浜に行ってきました。
ららぽーとは大手不動産会社が開発した複合型の商業施設で、首都圏に何軒かあり(『何軒』で良いのかな?・笑)、このららぽーと横浜は県内で最大規模の商業施設となる様です。

うちからだと電車でも車でもだいたい同じくらいの所要時間なのですが、オープンからまだ10日ほどと言うことで道路の混雑は必至と思い当初は電車で行くことを考えました。しかし朝からの風雨で車で行く事にしました。
それなら駐車場も込むだろうからと言うことで開店直後に着く様なかたちで家を出ました。ららぽーとは地域の基幹道路に面しているのですが、そのメインの道路だとさすがに渋滞するだろうと思いやや裏手に当る道から行ってみました。そしたら、意外にすんなりと施設の見える場所まで来れました。んが、そこまで行ってから急に道路が動かなくなりました。後からわかったのですそのやや裏手に当る道路は片側一車線なので交差点で右折車がいると覿面に渋滞となってしまうのですね。その時も大型のバスがなかなか曲がれず往生しており、それでその後ろはずっと渋滞となったのでありました。

結局開店後30分ほどで店内に入れました。
店内はそれはもう大変な広さ。メインテナントにイトーヨーカドーが入り、その他には大型店舗として大丸(フード)、東急ハンズや映画館が。さらに専門店エリアにはシップスやZARAからユニクロ、さらに紀伊国屋書店やHMV、島村楽器…(店のランクではなく、思い出した順に適当に並べています・笑)。さらにレストランやカフェは言うに及ばず、なぜか目医者さんまでありました。
我が家はあちこちを冷やかした後、書店で子供たちの進級祝いに子供向けの年間や『つくってあそぼ』の季刊誌などを買いました。

昼頃には店内は相当な混雑となり、子供たちも疲れてきたので帰ることにしました。
で、進級祝いパート2として自宅近くのファミレスへ。『進級祝いはららぽーとでランチ!』とならず、『バーミヤンでドリンクバー!』となる所が我が家の限界です(笑)

いずれにしても、半日やそこらではとても回り切れないと言う事が良くわかりました。そのうち、渋滞が静まってきた頃にまた言ってみたいと思います。




訃報

2007年03月27日 22時04分28秒 | Weblog
俳優の植木等さんが逝去されました。
多くは書きませんが、ある時期の僕に大きな影響を与えて頂いた方です。

訃報をついでの様に書くのは失礼に当るかもしれませんが、
達六段も亡くなられました。年齢をお聞きすると、胸が塞がれる想いです。

ご冥福をお祈りいたします。

週刊将棋と棋戦いろいろ

2007年03月27日 00時01分45秒 | 将棋の話題
週刊将棋を読みながらの帰宅でした。
話題をいくつか。

トップと最終面の見出しは、それぞれ『羽生』『森内』。永世王将位を獲得された王将戦七番勝負の最終局と、森内棋王がカド番で踏みとどまった棋王戦五番勝負第4局の記事です。
更にセンターでは明竜王戦とボナンザの対局、更に佐藤棋聖が初優勝を遂げたNHK杯に奨励会を抜けてプロ入りを果たした豊島・金井・伊東の新四段の話題など。何だかとても盛りだくさんでした。

注目は朝日アマ名人戦の話題。アマ棋戦にも関わらず見開きの大きな扱いでした。
この大会はアマ棋戦唯一の挑戦手合いになっており、トーナメント優勝者は昨年の覇者・加藤さんに挑戦との三番勝負に挑みます。
その挑戦者に決定したのは、現在のアマ名人で・準アマ王将でもある山田洋次さんでした。加藤朝日アマ名人は大学の後輩に当るそうです。
アマ名人は棋王戦予選への参加資格があり、山田さんは先日泉七段との初めてのプロアマ対局に挑みました。こちらは残念がら初白星とはなりませんでしたが、朝日アマ名人戦ベスト8はやはりプロアマ戦への参加資格ができます。これは昨年まで朝日オープンの予選への出場権だった訳ですが、この制度は朝日オープンから継承される新棋戦にも受け継がれる様です。その8人には現役の高校生の方もおられ、7月の対局が今から楽しみです。

なお週刊将棋には載っていませんが、昨日矢内女流名人に中井女流六段が挑む女流名人戦五番勝負の対局がありました。フルセットまで及んだ熱戦は矢内先生が勝ち、女流名人位を初めて防衛されました。今週水曜に行われる棋王戦最終局を合わせ、次号の週刊将棋に載る事と思います。

来週も濃い内容になりそうですね。

山本直人『グッドキャリア』

2007年03月26日 06時27分51秒 | おきらく読書ノート
人材に関するビジネス本をいくつか続けて読んだうちの一冊。

著者は大手広告代理店で製作やブランドマネジメントの仕事に携わった後、人材開発の仕事をしている方。人材コンサルタントがキャリアをマーケティングやブランディングと関連付けて説いた本と言うと何だか抽象論ばかりであまり現実的でないという様な先入観があったが、この本はなかなか読みやすい本だった。雑誌の連載をベースにしているせいか一つ一つの項の要点が明確で、しかも散漫な印象もなし。また、『元○○が書いた』と言う本だとその体験談は面白くても厚みのない本だったりするが、この本は自分の経験ばかりでなく様々な論客の本も引用されていて、著者の方は色々勉強されているのだと伺わせられる。

キャリアという観点に捉われずに読んでみても面白いかも。


プロ棋士VS女流棋士対局と三段リーグ編入試験

2007年03月25日 08時25分55秒 | 将棋の話題
将棋会の06年度も残り1週間となりましたが、色々と注目の話題が続いています。

まず、プロ棋士VS女流棋士。棋王戦予選には女流名人も出場しますが、矢内女流名人が先日昇段されたばかりの勝又六段に勝ちました。次は田中寅彦九段との対局になります。
この棋王戦の他、かなり多くのプロ公式戦には女流棋士の参加枠があります(7大タイトルは名人戦・王将戦以外のすべて。優勝棋戦では朝日オープン・銀河戦・NHK杯と新人王戦)。女流トップはだいたいプロ棋士との対局経験がありますが、そうなるとやはり気になるのは『出雲のイナズマ』里見女流初段がどこまでプロ棋士に通用するかですよね。公式戦出場は女流タイトルの取得や挑戦権取得が条件の場合が多い様ですから、挑戦者決定戦まで進んだ女流王将戦の行方が本当に楽しみですね。それから、勝率その他を考えれば、新人王戦の出場は確定かもしれません。
また、本日のNHK杯の放送では、来期の女流枠(1名!)をかけて女流タイトル権者4名が対局した模様が放送されます。【注1】

さて、アマ強豪の秋山さん・今泉さんが奨励会三段編入試験を受けられていますが、そのうち秋山さんの結果が出ており、5勝3敗で残念な結果となりました。ただこの制度は利用は一生に一度ではありませんので、秋山さんにもまたチャンスがあれば良いな、と思います。
一方の今泉さんですが、3月28日が最終局となります。合格ラインは8局中6勝で、現在5勝1敗です。ここまで来られたからには、良い結果が出る事を祈ります。【注2】

☆☆事後注記☆☆

注1 NHK杯の放送は、能登地方の地震関連放送のため延期となりました。将棋連盟のHPによると、放送は3月30日(金)の23時からと4月21日(土)の15時からとの事です。
被災された方には心よりお見舞い申し上げます。

注2 当初『今泉さん合格』との記事を書いてしまいましたが、最終局はまだ行われておらず、全くの誤報です。大変申し訳ありませんでした。

棋王戦と終業式

2007年03月24日 01時21分22秒 | 将棋の話題
棋王戦五番勝負第4局は森内棋王が佐藤棋聖を破り、2勝2敗の相星に押し戻しました。65手の短手数でしたが、やはり佐藤先生は先日の王将戦の疲れが残っているのでしょうか。何せ、日曜に移動して月・火曜で対局、水曜に佐渡が島から戻って金曜日に将棋会館で対局…。超人的です。
ただ、中継ブログを観ていたら昼食は森内先生の肉豆腐定食に対してカツカレー!
うーん、5局目も楽しみです(って、何が?・笑)

さて、昨日は長男たろすけの終業式でした。4年生1年間皆勤でした。将棋大会も塾の成績も相手があっての順位になりますが、皆勤は自分だけが相手の勝負。通塾も始まって心身ともに疲れもあると思いますが、良く頑張りました。
今回ばかりは、ほめたいと思います。


話題いろいろ

2007年03月23日 01時04分40秒 | 将棋の話題
今週は将棋界に何かと話題の多い週でした。
『親系ブログ』でも色々と記事になっており遅きに失した感もありますが、まあ自分なりにまとめてみたいと思います。

【羽生王将、永世王将位獲得!】

羽生王将に佐藤棋聖が挑戦する王将戦七番勝負は、昨年同様フルセットの熱戦のうえ羽生先生が防衛に成功しました。これで羽生先生は永世王将位を獲得、永世棋聖・衛生王位・永世王座・永世棋王に続く5つめの永世位となりました。名人・竜王ともに永世位獲得に手が届くところまできており、『永世七冠』も夢ではありませんね。


【棋王戦五番勝負】

森内棋王に佐藤先生が挑む棋王戦五番勝負も王将戦と並行して進行しておりましたが、23日(金)に第4局が対局されます。ここまで佐藤先生の2勝1敗となっており、佐藤先生の勝利となると棋聖と合わせて2冠となります。しかし森内先生にとっては先日のNHK杯のリベンジとなる対局でもあります。
熱戦を期待しましょう!


【イナズマ炸裂!】

『出雲のイナズマ』とこ里見女流初段が好調を維持しています。レディース・オープン・トーナメントでは矢内女流名人に地力の差を見せ付けられた形となりましたが、女流王将戦の準決勝で矢内先生を倒し、早くもリベンジを果たしました。これで今年度は千葉女流王将・斎田倉敷藤花そして石橋女流四段から勝ち星を上げています。また、矢内先生には2勝2敗となりました。千葉先生への挑戦権をかけて清水女流王位と対局します。
こちらも、目が離せませんね!


【糸谷四段、大阪大学合格!】

現役の高校生棋士、糸谷四段が見事に大阪大学文学部合格を果たしました!
新聞によると、プロ棋士の国立大学合格は初めてだそうです。片上五段は東大卒業ですが、これは奨励会時代に合格され、在学中に棋士になられた様です(それもまたすごい話ですが…)。
このお2人、どちらも森信雄六段門下なんですよね。何か、向学心あふれる気風があるのでしょうか?


【明竜王、ボナンザ撃破!】

一般紙やテレビニュースでも取り上げられてますが、渡辺竜王と将棋ソフト『ボナンザ』の公開対局は、渡辺先生が見事に勝利されました。竜王のブログでも勝負の前からたびたび記事になっており、対局後には何回かに分けて詳細に書き込まれています。ご自分でもこれだけブログに触れられているのは、やはり気合の入れ様が感じられますね。
僕の様なヘボには将棋の内容は良くわからないのですが、NET観戦していたところ豪華ゲスト陣が交代で解説をされていました。僕は所用で1局通しての観戦はできなかったのですが、鈴木八段、木村七段(新・八段)の解説を楽しく拝見しました。どんどん進化する将棋のNET中継ですが、指し手再生の画像ばかりでなくこうして人気棋士の解説があると、観ていて楽しみが広がります。今後とも、こうした楽しい中継を期待したいですね。