春夏秋冬 長崎発 とき燦々

あれこれ徒然を語る

随筆的日記を長崎から発信!

祈りの島を行く

2019-04-27 | 訪れた町
青砂ヶ浦天主堂(国指定重要文化財) 
世界遺産の暫定リストに登載されたものの、残念ながら構成資産として登録から外された。
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祈りの島を行く。
上五島は有人の島5、無人の島60がある。
2泊3日で、その人の住む島5島にある教会29のうち22の教会を廻った。
いずれも現に信者の皆さんの祈りの場となっている。
島の険しい断崖近くの入江に形成され集落を望むように建てられた教会への道のりは、道に迷ってしまうほどのものもある。
厳しい弾圧、迫害から身を守るための居場所を探し求めて至った処。
そのような歴史に思いが及ぶ静寂、静謐がそこにある。
教会の建物としての歴史は、建て替えもあり様々だが、教会内の空気はどれも違わない。
常に大切にされてきたものが見えるような気がする。
22教会すべての内部を拝見させていただいたが、どれも手入れの行き届いた磨かれた世界だ。
美術的美しさとは違う美しさがある。心遣いや心構え、まっすぐな気持ちがはっきりと見える。
世界文化遺産を核とする上五島の魅力に完全に嵌まってしまった。
五島巡礼手帳に示された52の巡礼所のうち上五島エリアは29、手帳に押印するスタンプ印は、一つまた一つと増えていく。残り7カ所となった。













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 世界文化遺産『頭ケ島の集落』と上五島の教会をめぐる

2019-04-26 | 訪れた町

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
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「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつである新上五島町の『頭ケ島の集落』と島内の教会をめぐってみた。
長崎港から新上五島町の鯛ノ浦港まで1時間40分で着く。
29の教会をめぐる旅がスタートだ。
宿泊先である「旅の宿 やがため」さんからからいただいた『五島巡礼手帳』を手に『新上五島巡礼MAP』とカーナビを頼りに、効率のいい路程を考えながら1日目、南部の若松島の土井ノ浦教会を起点とし、2日目に最北端の津和崎の米山教会を折り返し、奈摩湾沿いの冷水教会から湾先端の矢堅目(やがため)公園まで、3日目は午後の2時の鯛ノ浦港出向まで、中央部に位置する教会を中心に廻った。
世界文化遺産の『頭ケ島の集落』の「頭ケ島天主堂」は二日目のスタート地点、このエリアは車などで直接入り込むことはできないシステムになっており、上五島空港駐車場でのパーク&ライドで訪ねる形だ。
空港から30分間隔で無料送迎バスが出発する。
国指定重要文化財でもある「頭ケ島天主堂」は、世界文化遺産に登録されて、訪問者が急増しているので、団体ツアーが動き出す前の、朝、早い時間帯の訪問がよさそうだ。
頭ケ島天主堂


見学時間の設定は30分、次の送迎バスの復路便に乗って帰ることになるが、じっくり見学するには1時間はいたい。
そういう向きは、現地ガイドに申し出て、もう1便あとのバスで帰ることもできる。
しかし、往路便が続けて満席で来たときは、次の腹路便には乗車できなくなるので要注意である。
そういう意味で、団体バスツアーが動き出す前の始発から3便までに乗車できるように計画するのがいいかもしれない。
パーク&ライド時刻表
新緑の頭ケ島から望む青い海、荒波に削られた断崖、青い空など、わたしの日常にない光景目の前にある。
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野岳、オオムラザクラ、山菫、春竜胆

2019-04-26 | 季節
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今年の桜の開花便りが全国でいちばん早かった長崎、開花宣言後の冷え込みもあって、例年に比べて満開になるまで時間がかかった。
ソメイヨシノの後に続くのがオオムラザクラ、八重咲きのピンク色の大きめの花はソメイヨシノとは違った趣きがある。
この花の下では、花見の宴は似合いそうにない。
超・大型連休中、体重の増加もあって減量対策でウォーキングに出かけた大村の野岳湖周りの新緑の中、オオムラザクラの花吹雪が楽しめた。
楓の若葉にピンク色のオオムラザクラの花びらが絡む光景は、わたしのウォーキングの足のを止め深呼吸を誘う。
そして、ウォーキングパーカーのポケットからスマートフォンを取り出し、シャッターを切る。
足元を見れば山菫、春竜胆が紫の花を見せてくれる。
春の野岳は格別だ。
湖、木々、草花たちの作る森のしらべはわたしの生活の波長にぴったりで、長崎市から適度に離れた位置にあることも、わたしがここで遊ぶ理由の一つだ。
5月3から5日まで、恒例の新茶まつりも開催される。
ファミリー向けの様々な企画も用意され、子どもも大人も楽しめる。
孫たちと一緒にいつもと違った野岳の楽しみ方をすることになりそうだ。



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青春18きっぷ&旅名人の九州満喫きっぷ

2019-04-18 | 訪れた町
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青春18きっぷ
期間限定発売・使用の『青春18きっぷ』の旅に出かけてみた。初体験だ。
5回(人)が一日単位で使え、JR全線の普通・快速の列車に乗り放題で11,850円也、日帰りで果たしてどこまで行けるか、JR時刻表を見ながら、あらかじめ行程を予定し、最寄り駅を始発でスタート、熊本県の人吉を目指し、途中、ダイヤの乱れがなければ、23時26分に出発駅に帰れる計画だ。
乗りかえること9回、乗り換え駅で下車し、まち歩きなどを楽しむ余裕はない。
一分一秒でも長く乗車し、もっぱら車窓からの風景を楽しむことが、この切符の良さなのだろう。そういう意味でお得感がある。
この日は、『SL人吉』の運行日だったので、帰路は人吉駅から熊本駅まで、この蒸気機関車を利用してみた。
『SL人吉』は全席指定席なので、青春18きっぷとは別に指定席券(820円)を購入しなければならない。
この『SL人吉』はなかなかの人気で、3両編成の全車両がほぼ満席になるという。
球磨川沿いをのんびり走るSLから見る光景は美しい。途中、『ななつ星』『かわせみ やませみ号』との離合、待ち合わせもあり、期待を超えたいい時間になった。
この『青春18きっぷ』は、『SL人吉』との相性がいい。2時間半ののんびりしたSLの旅は桜の頃だったこともあり、鉄旅のよさを教えてくれた。
・・・無心になれる美しさだ。
沿線のあちこちで、『撮り鉄』がカメラを構えている。

また、隣り合った人が、いわゆる『鉄ちゃん』で18歳のYouTuber青年、九州を旅するのに魅力的なもうひとつの切符を教えてくれた。
『旅名人の九州満喫きっぷ』
3回(人)が、一日単位で、JR九州の普通、快速と私鉄、公営の殆んどの電車、列車に乗り放題という代物だ。
この切符は青春18きっぷと違い、期間限定ではなく通年発売で有効期限は3カ月、価格は10,800円である。
JR線に限らないのが魅力、次はこいつを使った旅だ。
鉄ちゃん曰く、JR九州の路線で最高の景色を見せてくれるのが、この肥薩線とのこと、秋の紅葉の頃がまた素晴らしいらしい。
容易に想像がつく。
今度は秋の『SL人吉』を『旅名人の九州満喫きっぷ』でトライだ。
思った。『鉄ちゃん、すごい!』って。オモシロかったなぁ~






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大型連休前の「超・大型連休」

2019-04-17 | 自転車
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大型連休の前に、予てから懸念のあった歯科・口腔の治療のため、4月2日から超大型休暇中である。
治療初日はこれまでに経験のないほどの頭痛に見舞われた。
抜歯、処置で3時間半ほど、周りの人の話し声が聞こえるだけで、頭痛に拍車がかかり、「静かに!」と叫びたい心境だった。
治療が終わると、麻酔が切れ、頭痛はピークを迎え、帰宅困難状態だ。処方してもらった頓服を服用し、帰路、映画館に飛び込み、スクリーンに目をやることなく2時間ほど眠った。
あの日から2週間あまり、口腔は日々良い状態に向かっているが、まだ食事中の痛みは完全に去ったわけではない。治療の影響で口元の変化が気になっているが、現時点では術前と変わりないようだ。
そのような休暇を過ごしているが、22日からの出勤はひとまず心配はなさそうだ。
外出の機会を多くすることで、気分転換ができ、コンディションは上々である。
昨日、自転車で遊んだ先は、諫早中央干拓。自転車乗りに人気の場所だ。
長くまっすぐ続く道を走るのは、単調で、脚への負荷は少ないが、風を切る爽快さが楽しめる。
この干拓の大外周りは約10キロメートル、拡がる葦の群生、雲仙・普賢岳や多良山系と青空を望めるいいコースだ。
この時期には、クルムソンクローバー(ベニバナツメグサ)の花が見ごろで、一面に広がる赤いじゅうたんがペダルを踏む脚を止めさせる。
今回の超・大型連休は治療のためだが超・楽しい。




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