春夏秋冬 長崎発 とき燦々

あれこれ徒然を語る

随筆的日記を長崎から発信!

ふるさとの味は進化している

2012-06-23 | わが町
手延べめんカフェ
 

島原半島は南島原市須川地区を中心としてそうめんの産地になっている。
その歴史は古く、島原の乱後まもなく、住む人のいなくなったこの地区に移入してきた人々によって製麺技術が持ち込まれたと言われている。
350年以上の歴史をもつ島原そうめんだが、意外とこの地区でそうめん料理をいただけるところは少ない。
その数少ないそうめんを食べさせるお店を訪ねてきた。
南島原市内布津町で製麺業を営む(株)山一の製品を展開している「一高本舗」の経営する手延べめんカフェは深江町の国道251線沿いにある。
自社製そうめんを使った醤油文化から脱皮したメニューは結構斬新だ。
ふるさとの味は進化している。

黒ごまめんの和風ぺペロンチーノなどがランチ向けセットメニューになっていました
 
食材にもこだわり、地産地消にも力をいれていて、地域おこしのコンセプトも感じられる。
「一高本舗」は、地元の職業系高校とのコラボで商品開発も手掛け、実績もあげている。
また、「そうめんカフェ」を期間限定で東京出店するなど、さまざまな挑戦を続けている。
おもしろい存在だ。

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小浜ちゃんぽん

2012-06-16 | 訪れた町
一番人気

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長崎の中華街、新地のレストランの人気メニューは「ちゃんぽん」だ。
休日にまちへ出かけたときは、時々お昼に立ち寄るのだが、最近、ちゃんぽんのあの濃厚なスープが口に重たく感じるようになった。
年のせいか?!
ちゃんぽんと言えば、ルーツを長崎に持つ小浜ちゃんぽんがある。
ジャカランダ祭り開催中の小浜を訪ねると、開花はこれからの状態で花を楽しむことはできなかったが、かねてから、気になっていた「小浜ちゃんぽん」をお昼にいただくことができた。
お昼にはやや早い時刻だったが、個室もテーブルもカウンターも8割がたふさがっている。
そして、ほとんどの人が「ちゃんぽんにぎりセット」を食べている。次々に入店するお客さんのオーダーの中心はやぱりこのセットだ。
一番人気のようだ。
ちゃんぽんのスープは海鮮風に仕上げてあり、野菜と魚介ふんだんのあっさりした味だ。
ここは、中華店ではなく割烹料理屋さん。
そう、小浜では寿司屋さんも洋食屋さんも居酒屋さんもみんな、メニューに「ちゃんぽん」を持っているのが普通なのだそうだ。つまり、どんな飲食店ででも、大抵「小浜ちゃんぽん」がいただけるということなのだろう。そういえば「小浜ちゃんぽん」の看板がやけに目につく。

あっさりしていながら深みのあるスープの「小浜ちゃんぽん」が気に入った。

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琵琶湖の不思議をいただきます!

2012-06-13 | 
琵琶湖の小鮎をいただきました!

実山椒、梅干しが決め手でしょうか、とても風味豊かです


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今年も、近江・長浜に住む「あっちゃん」から小鮎の飴煮が届きました。
琵琶湖に棲むこの鮎は、「稚鮎」つまり鮎の子どもとは全く違ったもの。
琵琶湖の鮎は、川を遡上し大きく成長するオオアユと、一生琵琶湖に棲み続ける小鮎に大別されるとか。
しかし、小鮎も川に放流してあげると成長し始めるそうです。
なんか、琵琶湖って不思議な力がありますよね~
長崎の一般家庭の食卓にはなじみの薄い「鮎」、それでは、琵琶湖の不思議をいただきます!

甘味、苦味、旨味、食感、風味、光沢、なんとも絶妙で、山椒の実がおいしさをまた何倍にも引きたてています。


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梅雨入りサイクリング

2012-06-10 | 季節
梅雨入りサイクリング


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梅雨入り発表があったが、幸い好天の休日になった。
ならばと、菖蒲が見ごろを迎えた大村公園まで走った。紫基調の大きな花が真っ盛りで、カメラを持った人たちや散歩の人たちが休日の朝を思いおもいに楽しんでいる。6月中旬頃までが見ごろとか。




午前中には帰宅予定にしていたが、これからしばらく鬱陶しい梅雨空が多くなることを考えると、この良い天気の日に走らないのはもったいなくて、昼食がてらに唐比の「細麦 さくらや」に行くことにした。
12時前には到着し、混雑前のさくらやで「板そば」をいただいた。

さくらやのご主人は、大空を自由に飛び回るパラグライダーの達人で、空から撮った秘蔵の写真集を見るのはさくらやでの楽しみの一つだ。
そして名人技がもう一つ。チェーンソー片手にカービングで杉の丸太をイーグルやフクロウに変えてしまうのだ。精悍な顔をしたイーグルは、目の彫りようでイメージが全く変わってくる。





こうした作品がさくらやを訪ねる度に増えている。
現在は蕎麦屋営業が週五日、カービングが二日の配分とのこと、カービングの作品作りが間に合わず、予約待ちが続いているのだとか、そのうち蕎麦屋四日、カービング三日になりそうだ。
さくらやの蕎麦と木々の中にたたずむお店の空間とご主人の話は最高だ。
さくらやまで足をのばしてよかった。
いい汗をかきました。
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続・キリシタン大名サミット

2012-06-03 | 心境
2012年6月5日、日野江城主であったキリシタン大名、有馬晴信が断罪されて400年を迎える。
地元南島原市では、晴信没後400年記念の事業として6月2日、「キリシタン大名サミット」が開催された。
参加者300人の募集に対して、約450人の参加者があり会場いっぱいの盛況だった。遠くは関東地方からの参加者もあったとか。
有馬家第27代有馬匡澄氏は初めて有馬家のふるさとを訪問され、あいさつに立たれた。

サミットは「九州の4キリシタン大名が集結」と銘打ったものだ。
熊本・宇土城主「小西行長」、豊後の大友宗麟、そしてキリシタン大名第1号で有馬晴信の叔父にあたる大村純忠、そして有馬晴信の4人のキリシタン大名について、東京大学名誉教授五野井隆史氏、大分市教委・文化財課特別顧問の玉永光洋氏、大村市・市史編纂室長の稲富裕和氏、長崎市にある日本二十六聖人記念館の館長レンゾ・デ・ルカ氏、イタリア大使館学術・文化担当官のコッラード・モルテーニ氏の5人をパネラーとして、キリシタン大名が400年前の戦国の世で、どのようにして地方の小さな国を守り、治め発展させようとしたのかを中心にサミットは進んだ。


上智大学の理事長高祖敏明氏は記念講演で、「『キリシタンの世紀』における有馬の位置」と題して話し、時の権力者からけっして歓迎されず、消されていったキリシタン大名の存在について、勝者からの目で創られた歴史記述からは脱却をしなければならない、とまとめた。

有馬晴信はなぜキリシタンとなったのか、そこには竜造寺隆信の存在が・・・
参加者は、知られざるふるさとのキリシタン大名の生き様と悲壮な最期を知り、最後まで席を立とうとしなかった。

福井県坂井市にある有馬家の菩提寺のひとつ台雲寺に納めてある晴信の木像のレプリカ

今度は、大村市市制施行70周年特別企画で天正遣欧使節ミュージカル「光る海」が8月11日、12日に開催される。

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サミットが終わり、帰路についたときには、西の空にこんな陽が見えました。

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