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あれこれ徒然を語る

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30年前のランタン復活の日

2019-12-15 | 心境
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30年近く前になるだろうか、バーベキューなどのアウトドアのためColemanのランタンを購入した。
ホワイトガソリンを燃料に灯す方式で、燃料タンクにポンプノブをポンピングし空気圧を加えると、ホワイトガソリンが混合気となってバーナーに送られ、装着したマントルが灯る。
辺りを灯す暖色のやさしい明りは、少しロマンチックな夜を創り出す道具でもあった。

子どもたちの成長と共に、ホームバーベキューの機会も減り、いつの頃からか、このランタンは、わたしの部屋のアクセサリーとしての役目しか果たさなくなっていた。
自室に入るといつも目に入る場所に陣取ってはいたものの、部屋主から連れ出されることはなかった。
この冬からアジングのライトゲームを始めると、夜の釣行が増えた。
夜の釣りの必需品はライト、今は高性能のLED仕様のものもあるが、このランタンを相棒に「独釣」を楽しむのもいい。
そこで、復活作戦だ。
25年以上も灯していないこのランタンは果たして灯るのか?
当時の購入店を訪ね、ホワイトガソリンとマントルを求めようとするも、ホワイトガソリンは販売しているもののマントルは置いていない。
もう、ホワイトガソリンを燃料とするランタンは販売しておらず、近年、ガスを使用するものが主流になっているらしい。
スマホを手に探し当てた大型スポーツ品店のアウトドアのコーナー、古い規格のマントルも在庫があった。
このスポーツ店の品揃えには満足、自転車コーナーも隣り合わせになっていて、わたしにとってはいい時間が過ごせる空間だ。

挑戦!
ランタンの埃を落とし、ガラスグローブを磨き、ポンプノブを外し専用オイルを施した。
ホワイトガソリンを燃料タンクに入れ、ポンピングしてみる。次第に圧がかかりうまくいきそうな気配だ。
そして、バーナーにマントルを付け空焼きすると、うまく燃焼し楕円の灰状のマントルが膨らんだ。
ガラスグローブを固定し、燃料バルブを全開すると、「シュー」と気化したホワイトガソリンが噴出する音を確認し、着火。
おい、おい、一気に炎が上がり、徐々に落ち着く。
ここまで、何の問題もなく復活させた。
25年の時間を感じさせない性能だ。








Colemanのランタン・・・
これからも長く付き合える良いもののようだ。
昨日、日没後玄関先を照らしてみた。
クリスマスシーズンで、電飾流行りだが、我が家はランタンでライトアップしたSaturday nightを演じてみた。
そして、ナイトアジング、メバリングはこれからがシーズン、果たして、橙色に灯るランタンはどんな時間にしてくれるのか。
様々な使いようがありそうだ。
穏やかな暖かい灯かりの下でできそうなことを探すのもいい。
メンテナンスを怠らず、長く長く使いたい。


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