万葉集巻第4・559
【 事もなく 生き来( こ )しものを 老いてなみに かかる恋にも 吾( われ )は あへるかも 】
大伴百代
平穏に
老いてから
このような
恋におちるとは
すき
自分がなるとは
思わなかったのです
万葉集巻第4・564
【 山菅( やますげ )の 実( み )ならぬことを 吾( あ )に 寄( よ )そり 言はれし君は たれとか寝( ぬ )らむ 】
坂上郎女( さかのうえのいらつめ )
ほんとうに
訳ではないのに
何かあるように
言われましたけれど
あなたは
寝ておられるのでしょうか
大伴旅人さまは
太宰府に赴任して
間もなく
亡くされました
息子の大伴家持の
坂上郎女さま30才が
異母妹で
夫の大伴宿奈麻呂さまを
独り身になっていました
太宰府に来て
大伴百代さま 25才と
出逢われます
宴会のときに
恋歌のやりとりをして
楽しんでぉられますね
こんな
本気になることも
あるかもしれませんね
ありがとう於良