おりょうの万葉浴

おりょうの万葉浴展・ ギャラリー香・2017年12月  

万葉集巻第4・559  万葉集巻第4・564

2009-10-26 | 万葉集巻4

万葉集巻第4・559

【  事もなく  生き来( こ )しものを  老いてなみに  かかる恋にも  吾( われ )は  あへるかも  】

                              大伴百代

     平穏に

 生きてきました 

   老いてから

                    このような

                 ぃとしぃぁなたさま 

                   恋におちるとは

   すき

まさか 

 自分がなるとは 

   思わなかったのです



万葉集巻第4・564

【  山菅( やますげ )の  実( み )ならぬことを  吾( あ )に 寄( よ )そり  言はれし君は  たれとか寝( ぬ )らむ  】

                      坂上郎女( さかのうえのいらつめ  )


   ほんとうに

 恋している 

   訳ではないのに

                                  何かあるように

                     あなとのことを 

                       言われましたけれど

    あなたは

 ほんとはどなたと 

   寝ておられるのでしょうか



                          大伴旅人さまは

                       筑紫の 

                         太宰府に赴任して

  間もなく

妻を 

 亡くされました

                                            息子の大伴家持の

                       ご養育係として 

                         坂上郎女さま30才が

                      筑紫に行かれました

  坂上郎女さまは

 大伴旅人さまの 

  異母妹で

                       夫の大伴宿奈麻呂さまを

                     亡くされ 

                      独り身になっていました

   太宰府に来て

 大伴百代さま 25才と 

  出逢われます


                                      宴会のときに

                   みんなを楽しませるために 

                     恋歌のやりとりをして   

                     楽しんでぉられますね

  こんな

やりとりから  

 本気になることも

  あるかもしれませんね

                            ありがとう於良


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