【 三諸之 神之神須疑 已具耳矣 自得見監乍共 不寝夜敍多 】
【 みもろの かみのかむすぎ いめにのみ みえつついまは いねぬよぞおほき 】
高市皇子（ たけちのみこ ）
大三輪の
神様の山の 
杉のように
神々しくて
手にも 
触れることのできない
十市皇女さま
ぃとしぃぁなたさまのことを 
おもいだして
すき
夢ばかり 
夜も寝ることができないです
飛鳥の時代
十市皇女（ とおちのひめみこ ）という 
女性がおられました
壬申の乱で
夫の 
大友皇子さまを
自分の父
天武天皇さまに 
滅ぼされてしまいます
大友皇子さまの母
私の古里
伊賀の女性でした
どうやら
この歌の作者の 
高市皇子さまは
天武天皇さまの
ご長男ですけど 
父のもとに帰っておられた
十市皇女さまの
こと
好きだった
のですね
十市皇女さまとは
お母様が違った 
ご兄妹でした
十市皇女さまは
天武7年（ 678 ）4月7日 
30才という若さで
乗り越える事が 
出来ないまま
急死されて 
しまわれました
夫を
深く 
愛されていたのでしょう
私でも
30才という若さなら 
生きてはおられなかったです
その時に
高市皇子さまが 
詠まれた歌です
また
この方も 
大切な人に
残されてしまうのは
とても 
ぉつらいことですよね
この世に
人は 
生まれて
愛する人に出会い
いつかは 
お別れのときは
くるのですけれど
突然の
お別れは 
受け入れることが出来ないです
お別れには
生き別れと 
死に別れの
２つあって
死に別れの方が
残された人は 
とてもとてもつらいのです
十市皇女さまも
高市皇子さまも 
天武天皇さまという
大きなお役目を授かった人の
かげで 
泣いていた
ひとりの人として
欲しかっただけ
もしかすると
お二人の 
ご先祖様が守ったものが
この
お二人の
永遠の命として 
ぉ歌の中に読み込まれ
後々の
人々の心に
残されたのでは 
ないでしょうか
ありがとう於良
