おりょうの万葉浴

おりょうの万葉浴展・ ギャラリー香・2017年12月  

万葉集巻第14・3444

2009-11-07 | 万葉集巻14

 【  伎波都久( きはつく )の  岡のくくみら  われ摘めど  籠( こ )にも 満( み )たなふ  背なと摘まさね  】

                                                                           東歌


      伎波都久の岡に

生えている 

 くくみらを

      私ひとりで

                             摘んでいても 

                           なかなか 

                             籠いっぱいに

                         ならないのです

      では

  あなた様の 

   お大切な旦那様と

            ご一緒に

                        おつみになられれば

                      およろしいのでは 

                         ないでしょうか

                 奈良時代に

  東の方の土地の 

   ぉ国の名前がついてない所で

       作られた作者不詳の歌です

                          独り言を言っている

                       女の人の  

                         そばで

      女の人が

 答えるように歌った 

   一首になっていますね

                             くくみらは

                          ニラのことで 

                            当時のニラは

                         ニンニク

    ネギ

 ラッキョウ 

   ノビルと共に

      五葷( ごくん )の一つとして

                          修行者は

                        食べることが 

                         出来なかったそうです

    私の畑のニラは

 春と夏に摘んで 

  お味噌汁に入れたりいたしますけれど

                          今

                        11月に 

                          季節を間違って

                    針の様にツゥ~ンと伸びています

    ニラは昔のまま

 改良されていませんので 

   摘んだり

     いただきますと

        万葉人になったような気持ちが致しますね

               ありがとう於良


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