2007.11.12 11:48
産経新聞社がFNN(フジニュースネットワーク)と合同で10、11の両日実施した「政治に関する世論調査」で、9月末に発足した福田康夫内閣の支持率は41.1%と前回よりも14.2ポイント下げ、不支持の40.3%とほぼ並ぶ結果となった。民主党の小沢一郎代表との党首会談が「密室談合」と批判されたことなどが原因とみられる。 また、党首会談で首相が打診し、小沢氏の辞意表明、撤回と、一連の騒動の原因となった自民、民主両党の大連立構想には60.5%が反対し、賛成の26.8%を大きく上回った。しかし、小沢氏が続投を決めたことはよかったする人は45.9%と反対の40.8%を上回り、依然、小沢氏への期待の高さものぞかせた。 一方、福田首相と小沢氏の党首会談実現を評価する人は68.4%と高かった。今後、課題となる自民、民主両党間の政策協議の実施については、90.9%が賛成しており、法案が通らない「ねじれ国会」からの脱却を望む声が、世論の大半を占めていることが浮き彫りになった。 政党支持率は、自民党が32.2%と前回の33・9%より1.7ポイントの減。民主党も26.5%と前回の28.1%より1.6ポイント減らし、2大政党はともに支持率をわずかに下げた。
(コメント) 民主騒動後の初の大手新聞社の世論調査だ。民主に対しても国民は割合公平に扱っている。むしろあの大騒動の割には背中を押しているようにも見える。福田内閣についても落ちたとはいえほぼそれなりの数字だ。とくに国会流動化のための政策協議には圧倒的に賛意を表した。実に賢明だ。民主・鳩山幹事長が選挙の洗礼を受けた後の連立についてはこれを是認するという発言も現実的に受け取られることになる。2大政党時代には政策が段段似通ってくるのは政治的に成熟したときはそうなっていく。それ自体は決して悪いことではない。日本のように長期に与党独占政治が続いて政権が腐敗し官僚との癒着政治が転換されないことが諸悪の源泉であることからして民意は明らかにこの10年来の小選挙区制との兼ね併せで政権交代を促していることは間違いない。さすれば民主がいわばいかに自民の票を頂くかに掛かってきているのだ。今回の世論調査でも民主が大きく数字を落とさなかったのは民主自体が悪いことをしたわけではない。要は自民の落とし穴にもと自民体質を引きずっているのではないかと疑心暗鬼の代表の行為をなじったわけで小沢氏がとくに不正をしたとか汚職をしたとかの罪悪とは違う次元だから世間は結局許容したものだ。一方の自民は給油新法案の期限切れの最中にとんでもない不正・不始末・不明・不実の防衛省事件がいまも燃え盛っていた、これは国民の目からみても呆れた官僚と政治家の汚職・癒着犯罪で許されざる不祥事で政府はこの事件と新法がぜんぜん別個のものだと強弁しているが国民はその茶番を毎日の報道から心底読みきっていつつもまだこれだけの数字を自民にも与えているのは賢明としか思えない見事な配慮だ。しかし確実に民意はより転換可能な状態の政治勢力の現出を望む方向に流れていっていることをつよく感じるのは間違いでは無さそうである。
http://www.osakacityweb.jp/junle/2007/09/post_215.html
産経新聞社がFNN(フジニュースネットワーク)と合同で10、11の両日実施した「政治に関する世論調査」で、9月末に発足した福田康夫内閣の支持率は41.1%と前回よりも14.2ポイント下げ、不支持の40.3%とほぼ並ぶ結果となった。民主党の小沢一郎代表との党首会談が「密室談合」と批判されたことなどが原因とみられる。 また、党首会談で首相が打診し、小沢氏の辞意表明、撤回と、一連の騒動の原因となった自民、民主両党の大連立構想には60.5%が反対し、賛成の26.8%を大きく上回った。しかし、小沢氏が続投を決めたことはよかったする人は45.9%と反対の40.8%を上回り、依然、小沢氏への期待の高さものぞかせた。 一方、福田首相と小沢氏の党首会談実現を評価する人は68.4%と高かった。今後、課題となる自民、民主両党間の政策協議の実施については、90.9%が賛成しており、法案が通らない「ねじれ国会」からの脱却を望む声が、世論の大半を占めていることが浮き彫りになった。 政党支持率は、自民党が32.2%と前回の33・9%より1.7ポイントの減。民主党も26.5%と前回の28.1%より1.6ポイント減らし、2大政党はともに支持率をわずかに下げた。
(コメント) 民主騒動後の初の大手新聞社の世論調査だ。民主に対しても国民は割合公平に扱っている。むしろあの大騒動の割には背中を押しているようにも見える。福田内閣についても落ちたとはいえほぼそれなりの数字だ。とくに国会流動化のための政策協議には圧倒的に賛意を表した。実に賢明だ。民主・鳩山幹事長が選挙の洗礼を受けた後の連立についてはこれを是認するという発言も現実的に受け取られることになる。2大政党時代には政策が段段似通ってくるのは政治的に成熟したときはそうなっていく。それ自体は決して悪いことではない。日本のように長期に与党独占政治が続いて政権が腐敗し官僚との癒着政治が転換されないことが諸悪の源泉であることからして民意は明らかにこの10年来の小選挙区制との兼ね併せで政権交代を促していることは間違いない。さすれば民主がいわばいかに自民の票を頂くかに掛かってきているのだ。今回の世論調査でも民主が大きく数字を落とさなかったのは民主自体が悪いことをしたわけではない。要は自民の落とし穴にもと自民体質を引きずっているのではないかと疑心暗鬼の代表の行為をなじったわけで小沢氏がとくに不正をしたとか汚職をしたとかの罪悪とは違う次元だから世間は結局許容したものだ。一方の自民は給油新法案の期限切れの最中にとんでもない不正・不始末・不明・不実の防衛省事件がいまも燃え盛っていた、これは国民の目からみても呆れた官僚と政治家の汚職・癒着犯罪で許されざる不祥事で政府はこの事件と新法がぜんぜん別個のものだと強弁しているが国民はその茶番を毎日の報道から心底読みきっていつつもまだこれだけの数字を自民にも与えているのは賢明としか思えない見事な配慮だ。しかし確実に民意はより転換可能な状態の政治勢力の現出を望む方向に流れていっていることをつよく感じるのは間違いでは無さそうである。
http://www.osakacityweb.jp/junle/2007/09/post_215.html