足の長さだけでなく足囲(そくい)が重要!
靴選びの基本は、足の長さ。しかし、甲の高さや幅など、たとえば同じ20センチでもきつく感じたり、フィットしないということもあります。
足の長さだけでなく、足囲と呼ばれるサイズもチェックしておくとよりフィットしたサイズを探すことができます。ちなみに足囲というのは、ソクイと読み、親指の付け根の骨が出っ張った関節から小指の根元の骨が出っ張った関節を通って一周ぐるりと測った長さのことです。
通常、足囲の小さい靴は足が入らないので、大きめのものを履かせてしまうことが多いのではないでしょうか。足囲が大きいものは、足が前に滑りがちに。それは、つまさきの痛みや外反母趾、内反小趾(ないはんしょうし)、巻き爪などの原因になります。
よりよい靴選びのポイントとは?
サイズ選びのポイントとして、足囲の重要性を挙げましたが、足囲がぴったりしていると、履きにくく、脱げにくいもの。今履かせている靴は、ゆったりとした履き心地だったり、脱ぎやすいということはありませんか? それは足に合っていない可能性が高いかもしれません。
足がきついと感じるような靴や、足の形に合わない靴は子どもの足の発達を阻害してしまう可能性も。
足の長さ、足囲を合わせた上で、おさえておきたい靴選びのポイントは…
1.つまさき部分が広く、靴の中で指が自由に動く
とくに幼児期は、指を十分動かすことで、指の腱や筋肉、ふくらはぎの筋肉が正しく発達させることが大事。正しく発達しないと転びやすくなったり、歩くとすぐ疲れてしまいます。
2.かかとがしっかりした靴を選ぶ
かかとの骨がしっかり成長することは足にとって重要なことです。かかとの骨がしっかりしていないと、O脚、X脚、扁平足など足の変形の原因になることも。
3.指の付け根部分で靴底が曲がるもの
靴底が硬すぎると前に進むための蹴り出しがうまくいきません。
4.甲の部分がマジックテープか紐、ストラップなどで調整ができフィットしているもの
甲の部分がフィットしていればより歩きやすくなります。
5.中敷きが外れるタイプの靴がオススメ
中敷きの上に立って、足指がはみ出ていなければOK。爪先は捨て寸と言って5ミリから1センチ余裕があれば大丈夫です。
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