Ambiguous Delivery Service

Take a Pleasure Seriously

「ありがとう」

2010-11-12 12:44:28 | Weblog
昨日は英語ばかりだったので、
今日は日本語のおはなし。

ぼくはできるだけ、
いいなと思うひとには「ありがとう」を言うように、
常々心がけているつもりですが、
まだまだ言い足りていません。

下記の「アップダウン構造」というの、
ぼくの「ありがとう」感を結構的確に表してくれています。
(少し長いですが)

やっぱり「有り難い」から「ありがとう」なんです。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

例えば、「ありがとう」という言葉がありますね。 
 英語では、サンキューと言うことぐらい、子供でも知ってます。
 ところが、サンキューはアップダウンしないんです。
     I →→→→ thank →→→→ you  
   (私は)(感謝する)(あなたに)  
 サンキューは、I と you の間を平面的にショートカットでつなぎます。英語は、「ショートカット構造」をしているのです。  
 ありがとうは、そういう訳にはいきません。
「私」の感謝の気持ちは、「あなた」に平面的に、ショートカット的
に飛んでいくのではありません。
まずは、アップして、奥の世界へ入ります。 
 そこからダウンして「あなた」のところへ下りて行きます。  
 日本人は、アップした奥の世界、目に見えない世界に宇宙法則あるい
は神の存在を、こころの奥底で認めているのです。
 ですから、「あなた」がしてくれた目に見える事柄に対しても、その
奥の目に見えない世界における宇宙法則あるいは神のおかげであること
を認めて、そこからダウンして「あなた」に感謝するのです。
    隠れた世界       (宇宙法則、神)   
                  ↓ ↑  
                ↓     ↑  
        ダウンする ↓         ↑ アップして    
              ↓            ↑     
           ↓               ↑   
  表面の世界  (あなた)←・・・・・・・・・・・ ( 私 )
 だから、「有り難い」が感謝の意味になるのです。
 「有り難い」を英語に直訳すれば、
• It is difficult to exist. (それは存在することが難しい)あるいは
• It seldom happens.(それは滅多に起こらない)  
となりますね。
 こんなこと、欧米人に言って通じますか。
 皮肉だと誤解されるに決まってます。
 「有り難い」が感謝の意味と成り得るのは、アップダウン構造だから
です。