Ambiguous Delivery Service

Take a Pleasure Seriously

渡月橋

2010-06-29 12:07:26 | architecture
橋繋がりでもう一つ。

最も好きな橋のひとつ。
ポンテベッキオでもミレニアムブリッジでもなく、
(どちらも行ったことないけど、、、)
京都は嵐山 渡月橋。

ロケーション、
スケール、
ネーミング、、、
どれも素敵です。

背後の嵐山はライトアップなどせず、
川面に反射する月光で見るほうが、
圧倒的に荘厳です。
だって「渡月」橋なんだし。

むかし何かで読んだのですが、
橋は、
「この世(此岸)からあの世(彼岸)に渡る道で、
 中間に此岸を振り返るスペースが必ずある」
と。

この世界からあの世界に渡ってしまう物語、
再読中の『1Q84』BOOK1/BOOK2、
この方この方が仰るように、
冒頭がとてもいい、
ぼくはBOOK2の終盤も好きです。

とにかく、
始まりと終わりがとてもいい、
いい橋のように。

この方のすすめる充分な遅読を経て、
ようやくBOOK3の世界へ入れそうです。