秋田県・田沢湖の金ピカの辰子姫像の横に 浮木神社があります。
とても美しい娘だったと言う辰子。 そんな辰子にあやかり? 「 美 」 と 「 縁結び 」 の御利益があるそうです。
辰子伝説は・・・。
辰子は類い希な美しい娘で、その美貌に自ら気付いた日を境に、いつの日か衰えていくであろうその若さと美しさを
何とか保ちたいと願うようになる。辰子はその願いを胸に、観音菩薩に百夜の願掛けをした。
必死の願いに観音が応え、山深い泉の在処を辰子に示した。そのお告げの通り泉の水を辰子は飲んだが、
急に激しい喉の渇きを覚え、しかもいくら水を飲んでも渇きは激しくなるばかり。
狂奔する辰子の姿は、いつの間にか竜へと変化していった。
自分の身に起こった報いを悟った辰子は、泉を広げて湖とし、そこの主として暮らすようになった。この湖が田沢湖である。
悲しむ辰子の母が、別れを告げる辰子を想って投げた松明が、水に入ると魚の姿をとった。これが田沢湖のクニマスの始まりという。
( Wikipedia参照 )
何だか可哀そうなお話なんですが、 同じように 仲間の掟を破り、仲間の分まで岩魚を食べ 33夜の間 川の水を飲み続け
33尺の龍になってしまった 八郎太郎と恋をするんですよ。
八郎太郎は最初 十和田山頂に十和田湖を作り そこの主として住んで居たのですが、南祖坊 ( なんそのぼう )という男が現れます。
南祖坊は諸国で修行をした後、熊野で「草鞋が切れた場所が終の棲家になる」との神託と鉄の草鞋を授かり、
十和田湖で草鞋が切れたため、八郎太郎に戦いを挑みました。
南祖坊と八郎太郎は7日7晩戦い、南祖坊は勝者となって十和田神社に祀られることとなり、
八郎太郎は逃げ、八郎潟に住むようになります。
その後 辰子を好きになった八郎太郎は冬になると 田沢湖に通い 冬の間辰子と一緒に暮らすようになります。
主の居なくなった八郎潟は年を追う毎に浅くなり 主の増えた田沢湖は逆に冬も凍ることなくますます深くなったのだというお話があります。
辰子を巡っても 八郎太郎と南祖坊は再度戦い、 この時は八郎太郎が勝ったのだそうです。
田沢湖の水深が深いのは 二人の龍が住んでいるからのようです。
冬でも凍らないのは 二人がラブラブだからのようです。
浮木神社の御朱印です。
一緒に 家内安全のステッカーが入っていました。
「 美」 と 「 縁結び 」 あやかりたいものです・・・・。