ゾンビな人生

ゾンビの映画の感想や社会をゾンビ思考で語ります。

ゾンビ心理学:ゾンビを通して見た人間の本質

2018-04-26 10:10:43 | ゾンビ心理学


<ゾンビ心理学>

ゾンビ心理学はゾンビを通して見た人間の本質(心理、生き方)について解説する学問です。
学問なんていうと大そうですねえ。
ゾンビ映画などから人間の一面、良さや悪さを再認識してもらい、
普段の生活から、今後の人生の役に立ててもらう、ちょっとした問答みたいなものです。

ゾンビって恐ろしいモンスターですか?
でも、ゾンビからみたら人間の方が残酷で恐ろしいモンスターだったりするんですよ。
そう、そのゾンビ視点で見ると人間の本質が見えてくるかもしれません。

ちなみに私、ゾンビのヤスと申します。
イキイキしておる時は人間に近くなり
ドロドロしている時はゾンビに近くなるゾンビ人間です。

さて、ゾンビというとリビングデッド(Kiving Dead)=生きる屍です。
これって死んでいるの?それとも生きているの?
という永遠の命題があります。

人間の基準では心臓が止まっていて脈がないのは
「死んでいる」ということになります。
それが蠢き、歩き出す。それをどう捉えるのか。

では、動くことではなく「精神」が重要であり、
意思の疎通があるかないかという考え方もあります。

低知能系(ジョージ・A・ロメロの)ゾンビは確かに
意志などあまりないかもしれません。
しかし、超知的なゾンビもいるわけで、
普通に社会人をしていたり、
正義のために活躍しているゾンビもいるわけです。

ゾンビ処刑人

考えて見れば酩酊しているおっさんとゾンビの何が違うのか?
さらには無気力、無関心、無感動、無表情の人間は人間なのだろうか?
目が死んでいる人間より、人間を食いたいゾンビの方が
目が爛々と輝いているではないか。

人間は心臓が動いていて脈はあるかもしれませんが、
生きる意味を見失って生きる意志を失えば
デッドリビング?=死せる生き人なのではないかと思うわけです。
人を襲う襲わないの違いはあれどどっちもゾンビみたいなものです。

ということは「生きる」ってどういうことかと言う事です。
「生きる」って意志があります。
「生きている」には意志がありません。

「生きる」ことを意識していることが人間ではないでしょうか。
ただ「生きている」、ゾンビ的にはただ「死んでいる」のでは
ゾンビなのです。

ゾンビが蔓延する世界というのはただ「生きているだけ」の人間が支配するもの。
そう考えます。

逆に「生きる」強い意志があれば肉体がなくなっても
その魂は生き続ける・・・そう感じます。

生きながらゾンビになるなかれ