ゾンビな人生

ゾンビの映画の感想や社会をゾンビ思考で語ります。

「ムカデ人間」のゾンビ感

2017-03-20 08:35:02 | ゾンビ映画

【ムカデ人間】

ムカデ人間 [DVD]


 

このシンプルなタイトルが素晴らしい。

ただ、タイトルからはムカデ怪人が人を襲う映画だと思ってしまう。
しかし、この映画そんな生ぬるいものではなかったのだ。

 

冒頭、郊外の道路わきに停まっている車でわんちゃんの写真を愛おしく見つめている男性がいた。
おお~かわいいわんちゃんが三匹おしりの匂いを嗅ぎ合っているほのぼのした写真です。
犬ってよくこんなことしています。なんか三匹繋がっているように見えるベストショットです。
 

そして一台のトラックが路肩に停まります。運転手はトイレットペーパーを持って茂みに・・
男は銃を持ってその運転手を狙います。なぜに・・

そして話は主人公のおねーちゃん達のシーン。
遊びに行く途中で車がパンク。携帯電話が圏外で修理も呼べない。
寒い時期なのでここにいたら死んでしまうということで助けを求めて森を彷徨うことに。

 

なんでこうなるの?イライラでふたりは大喧嘩。そうこうしていると土砂降りの雨が。
「もうサイテー」と思っていたら、民家の明かりが!
うっひょ~♪

助けて~、誰かいますか~ (いや~やばそうよここ)
おっちゃんがいたー。助かった~。
けど、気難しそうな人だなあ。どうもお医者さんみたいだ。良い家に住んでるなあ。
おねーちゃんふたりだけと知ると家に入れてくれた。
そして錠剤入り水を出してくれた。いやー温かい飲み物とタオルぐらい出してよ~。
友達は一気に飲んじゃったけど、主人公はこぼしちゃう。
お医者さん→博士は激怒。

怒りのあまり、注射器でブス!
よーくお眠り。
あーなるほど、疲れてるのに高ぶって眠れないから眠らせてあげたんだね。やさしい博士じゃないか。

起きたら医療ベットに寝かされていた。拘束具で固定されている。
「何々、なんのプレーされるの?」
もう一人男性がいた。日本のやくざ?この人ずっと日本語で叫んでいる。

どこか怪我でもしたのか?博士は手術の説明を開始した。
「えー、おしりの穴を大きく広げて、もう一人の人の口を裂いて食道に繋げます。」
へーそんなことするんだ・・で誰に?
「3人で結合します」
ここに3人いるけど、違うよね。これギャグですよね。
「二人目からはうんこ食べることになります。大丈夫慣れますよ」
えーじゃあ先頭がいいな~。いやいや良くない良くない!
「麻酔しまーす」
いや~十分寝たから、もういいよ麻酔
その時、一瞬の隙をついて拘束具を外して
あっ、おねーちゃん逃げた! 

おねーちゃんと博士の鬼ごっこが始まる。
何度も危機がある中、おねーちゃんは博士を巻くことができたのです。
自分だけ逃げて助けを求めるのが最善と思うのですが、
このおねーちゃん、友達を連れて行こうとします。
友達を引きづりながら、なんとか外にでたものの、
そんなにモタモタしていては博士が見つけないわけがない。
麻酔銃ドカン!逃げた罰として一番大変なセンターボジションを指定されました。
いや~センターつらいよ。これ。

手術は大成功。三人結合した「ムカデ人間」の誕生です。
博士は躾を始めます。

先頭のおにーちゃんが一番いい。普通にごはん食べれるし、動きやすい。
やっぱセンターはつらいなあ。あーおにいちゃん大をもよおしてきた。
とまらねえ~。直接繋がっているので後ろは飲みこむしかねええ~。
なんてこと考えるんだこの博士!いや監督か!?

で、こんなに周辺から人が消えれば疑われるのも無理はない。
刑事さん訪問。
一瞬見て怪しいのがわかった感じ。
博士はこいつらも「ムカデ人間」にしてやろうと考えるのでした。
けど、動揺してボロを出す。 

銃撃戦の末、博士は眉間を打ち抜かれる。刑事も死亡。
ここらから博士がゾンビ化。死ぬなら「ムカデ人間」と一緒にと思って、ずるずる這い出す。
いやーゾンビでも眉間を打ち抜かれると無理です。
やっと対面するも先頭のやくざは喉を掻っ切って死ぬ。最後尾のおねーちゃんは病気で死亡。
センターのおねーちゃんだけ為す術もなく放置される。どーすんのこれ。

もう、センター最悪!