あそこに誰かが生きている。 How goes it with you?

日々の感想。

旅の記憶。

自由時間。

そして、
今後の話。

旅(30日目)

2015-09-26 17:35:10 | Travel memories




友達に起されて目を覚ました。



鈍痛が頭を襲っているが、
吐き気などはない。


とりあえずベランダに出て、
本日も友達が入れてくれたコーヒーを
飲みながら天を仰いだ。



本日も快晴。



窓越しに壁に掛っている
時計を覗くと、
午前8時を回ったところだった。



本日は泊めてくれたお礼に、
USJに行く予定。


お礼と言うのは行くための口実で、
本当は自分が行きたかったのだ。


ベランダで少しのんびりしてから、
支度を済ませてマンションを出た。



電車に揺られながら
ぼ~と外を眺めていると、
頭の鈍痛が消えていく。



大阪駅で乗り換えをしてからは
すぐにUSJに着いた気がする。



平日と言うのにチケット売り場は、
カップルや学生のグループなどで混雑していた。


始めてで勝手の分からない僕は、
友達の後ろをチョコチョコとついて行き、
チケットを購入。

お礼なのでここは僕が払うことにした。



園内に入ると、
TDGと同じような町並みが広がっていた。

違うのは音楽が洋楽だということぐらいだろうか?



その後は、
友達に教えてもらいながら、
スパイダーマン、ジョーズなどの
アトラクションを楽しんで行った。

TDGと違い3Dのアトラクションが多い気がする。


時間はあっという間に過ぎていき、
最後にハリーポッターのアトラクションに行くことに。





待ち時間は1時間半。



そんなに?と、驚愕したのだけれど、
友達が言うには空いている方だとのこと。

そんなこんなで1時間半の
長い道のりを進むことにした。


最初は話をしながら進んだのだけれど、
30分もすると会話のネタがなくなり無言になる。


男同士でこれなのだから、
カップルで来ている男子は大変だね。

女の子を飽きさせないようにしなきゃ。


他人事のように考えながら、
無言の時間を耐え抜いていたら、
やっとアトラクションに乗ることができた。

(事実、他人事なのだけれど・・・)




個人的には楽しかったよ。


でも1時間半は並べない・・・



アトラクションが終わると、
そそくさとUSJを後にして、
電車に乗って、来た道を戻った。




甲子園に着くと、
近場のお好み焼きやに入り、
ビールで乾杯。


友達といると飲んでばかりだけれど、
大人になるってこういうことだよな。

そう友達に話すと、
「違うよ。」と即答され、
お互い笑いあった。


お好み焼きは広島風と全然違う味で、
美味しかったけれども、
僕は広島風の方が好きだなと思った。


お好み焼きやシーフード焼きをアテに、
4~5杯飲んで店を出た。



外は涼しい風が吹いていた。


お酒で身体が熱くなっていたので、
冷ますことも兼ねて、
夜の甲子園球場に行くことにした。



ただ球場回りを歩いているだけなのに
やけに楽しかった。


球場回りを一周してから
友達の家に帰り、風呂に入った。



就寝前に今回のお礼を友達にして、
そのまま深い眠りに入った。




明日はここを出て金沢へ。

自転車の旅はここで終了。















つづく







旅(29日目)

2015-09-24 16:50:01 | Travel memories



起きた時には午前10時を回っていた。


若干の頭痛はするものの、
寝心地がよかったおかげか、
身体はすこぶる調子がいい。


友達はすでに起きていて、
僕の為にコーヒーを淹れてくれた。


男じゃなかったら惚れてるね。



そのコーヒーを飲みながら、
ベランダでタバコを燻らせる。


本日も快晴で、
空には雲ひとつない。


少しの間、ベランダでゆっくりしてから
着替えを済ませて、
朝食か昼食か分からない時間帯の
ご飯を食べに行くことにした。



阪急電車に揺られること30分。

あっという間に梅田に着いた。


梅田は大阪一の観光名所だけあって、
商店街には人が溢れている。


TVで良く見る道頓堀には、
グリコなどの看板が立ち並び、
いかにも大阪と言った感じ。



最初、通りながら飯屋を探していたのだけれど、
何となく大阪の雰囲気に流されてしまい、
串揚げ屋に入り、レモンサワーで乾杯。




昼間から飲む酒も格別にうまい。


串揚げは友達とトータルで40本くらい食べてしまった。

特に紅ショウガが美味かったし、
レモンサワーとの相性が抜群。



2時間程飲み続け、
店を出た時には、お互い出来上がっていた。


酔ったまま街を歩き、
アメ村などをぶらぶらと徘徊する。


その間もコンビニで購入した
缶チューハイを飲み続けていた。




楽しい時間は一瞬で、
気がついたら夕方になっていた。


千鳥足で道頓堀まで戻ると、
橋の上にキャッチらしき人達が大勢いた。
気がする・・・・



その後、また居酒屋に入り、
どて焼きを食べながら飲み続けた。
気がする・・・・





いつ、その店を出たのか?
そしていつ、友達の家に戻ったのか?



夜中、目を覚ました時に一瞬夢かと、
そう思ったけれど、
酒臭い部屋の臭いを嗅ぎ、
夢でないとことに確信がもてた。






だらしがないけど、
こうやって記憶を失うまで、
一緒に飲んでくれる友達に感謝をしたい。


そう思いながら再び眠りに入った。





(写真はたぶん2件目の居酒屋・・)














つづく






旅(28日目2/2)

2015-09-22 18:28:11 | Travel memories





姫路市を後にしてからは、
海岸線の国道250号を走ることにした。




快晴と追い風のおかげで
順調に回る車輪。




海を眺めながら走っていると
明石市に入った。



海は遠のき、車道の両脇には
見慣れたチェーン店が立ち並ぶ。


遠目に明石城を望むことができたが、
明石城には寄らずに先を急ぐことにする。



明石市を素通りすると、
再び海岸線に出て、
そこからは国道2号線をまっすぐ進む道を走る。



右手方向に淡路島を見ながら進むと、
明石海峡大橋が見えてくる。



一旦自転車を降りてから
反対側の歩道に行くために道路を渡ることにした。


交通量が多いので中々渡れない。



一瞬の隙を見て反対側に渡ると、
自転車を止めて防波堤に登り、
その上に座り込んで明石海峡大橋を眺めることにした。









青い海と巨大な橋と淡路島を見ながら、
いつか四国も行ってみよう。

そう心に誓いを立てる。




防波堤下の砂浜では、
高校生らしき3人組の男の子達が
楽しそうに海で遊んでいる。


ふと、自分自身の海での思い出が脳裏をよぎる。

高校の修学旅行の時に海で告白したことや、
社会人になって彼女に海で振られたことなど。

思い出すだけで恥ずかしい。


そんなこんなで、
海は僕にとって思い出の多い場所だ。


そんなことを思いながら、
タバコを一本吸い、その場所を後にする。



再び海岸線を進んでいると、
ロードレーサーの格好をした
サイクリングの人達が多く前を走っていた。


僕はその人達を次々に抜かしていく。


旅で鍛えられた筋肉のおかげで、
趣味程度の人にはスピード負けしなくなっている。




そのまま一人レースを続けていたら、
いつの間にか神戸に着いてしまっていた。


旅の中間地点で来た場所だけれども、
電車と違う景色なので新鮮味がある。



少しスピードを落として、
のんびりと神戸の街を進む。



右には神戸湾、
左には山並みを望みながら進む道は、
なんとも贅沢な感じがする。


そんな神戸の景観を眺めながら
急がず、焦らずのペースで長時間漕ぎ続け、
丁度日が落ち始めたころに甲子園に到着した。


その後少し待って、
2週間前に泊めてもらった友達と
甲子園駅で再開し、そのまま近くの居酒屋へ。




ビールを飲みながら友達に旅の思い出を聞いてもらう。

話せる人がいるっていうのは嬉しいことだ。



酔ったためか、僕が異常に饒舌になっていたと、
次の日、起きた時に友達に言われた。



そう、この日僕は泥酔してしまったのだ。



















つづく



























旅(28日目1/2)

2015-09-20 17:46:31 | Travel memories




目を覚ましてから、
顔を洗うために立ち上がろうとしたところ、
太股の筋肉痛で力が入らなくて
後ろに転んでしまった。




身体は正直だね。



少し太股をマッサージしてみたら
立ち上がることができたけのだけど、
歩くと鈍痛が走る。



なんとか準備を終えて、
漫画喫茶から外に出る。




本日も快晴。

初夏の雰囲気を醸し出す雲に
夏の訪れを感じることができる。




漫画喫茶から姫路城までは、
自転車で10分程度。


入り口が曖昧だったので、
行き着いた美術館の方から
城内に入ることにした。



美術館前に自転車を置いて、
水草が浮かぶ外堀を眺めながら歩くて行くと、
三の丸広場の前に出た。


休日ということもあり、
大勢の人達がいる。

平成の修理が終わったことも関係しているのかな?




三の丸広場を横切って、
天守閣への入場券を購入する。


発券所で天守閣までの待ち時間が
約30分と掲示されていたのだけれど、
入場してみるとなんと1時間半待ち。



これって詐欺じゃ?



そんなことを思いながらも、
長い行列に並ぶことにする。




照り付ける日差しで、
並んでいた老人たちが次々と脱落してゆく。


城門を何カ所か潜り抜けて、
やっと中に入れた。

(姫路城は有名なので説明は省きたい。)



姫路城は世界文化遺産だけあり、
城全体が当時のまま残っている貴重な城な訳だけれど、
戦火を一度も経験していないということが、
どうしても僕は気に食わない。


これは歴史が好きか、
城の構造自体が好きかの違いだと思うのだけれど。


僕は完全に前者だ。




都会での出勤時間の混雑を想像される
城内に嫌気を感じながらも、
なんとか天守閣まで登り、
姫路の街を展望することができた。


快晴ということもあり、
姫路の町並みがより一層広々と感じられる。




その後は、
逃げるように城外まで出た。







やっぱり城は仰ぎ見る方がいい。

(僕は大名気質ではなく、完全な町民気質だなと再確認。)



姫路城の白と、空の青がうまい具合に
美しいコントラストを出している。



三の丸前で少しの時間、
姫路城を見上げていた。


今度は人が少ない時に来よう。




そう思いながら姫路城を後にすることにした。





額に汗がじんわりと滲んでいたけれど、
涼やかな風が吹いているおかげで、
それほど暑さは感じなくなっていた。
















つづく
























旅(27日目2/2)

2015-09-18 15:54:30 | Travel memories



岡山市を後にしてからも、
変わらず国道2号線をまっすぐ進む。



目的地の姫路まで約80km。


山林とは言えないまでも、
周りには木々が生い茂っている。


段々と民家はなくなって行き、
いつの間にか田園風景へと移り変わっていく。


その道もすぐに終わり、
山林へと道は変化していく。



自分が走っている位置から、
山までの距離は短く、
今にも山に飲み込まれそうな錯覚に
陥りながら道を進んでいく。





平坦だった道は、
高低差のある道へと変わり、
長い時間、僕の足に乳酸を溜め続けた。


その工程を続けて、
途中休憩を取りながらも
夕方近くに姫路市に入ることができた。



入った途端に見えた
姫路市の夕日は綺麗だった。




30分程度だったと思うけれど、
河川敷の草の上に座り、夕日を眺めていた。


ここが世界の中心なんではないかと、
1人で考えてしまうほどに綺麗な夕日。


人間はこういった自然の光景に対して、
神々を思い浮かべてきたんじゃないかな。




夕日はゆっくりと傾いていき、
そして闇が広がり始める。


僕は自転車に乗り、
本日も宿泊予定の漫画喫茶へ向かう。


MAPで事前に調べておいた漫画喫茶は、
明日行く予定の姫路城の近くだったけれど、
着いて周りを見渡しても、
姫路城は暗闇で確認することはできなかった。



漫画喫茶に入店して、
すぐにシャワーを浴びた。

終わるとBOXに戻り、
足のマッサージ。

本日はこの旅初の約150kmを
走り抜いたので足がパンパンだ。


始めの頃と比べて、
だいぶ筋肉がつき始めた感じがする。


昔あった筋肉が戻ってきたみたいだ。



その後は、
漫画喫茶の不味いレトルトカレーを食べて、
少し小説を読んでから寝ることにした。




明日は大阪に戻る。

旅は最終章に入っていた。







つづく