CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-136「アドリフト 41日間の漂流」(イギリス・アメリカ)

2020年08月02日 22時09分26秒 | イギリス映画
数日で幻を見始める
 1983年10月。タヒチで運命的に出会い恋に落ちたタミーとリチャード。婚約した2人は、豪華ヨットに乗り込み太平洋へと繰り出す。セーリングの経験豊富なリチャードが知人から依頼を受け、6,400キロ離れたサンディエゴへと回航することになったのだ。
 しかし出発から2週間後、巨大ハリケーンに遭遇してしまい、海に投げ出されたリチャードは瀕死の重傷を負い、ヨットも壊滅的なダメージを受け航行不能に。
 かき集めた水と食料も僅か数日分と、絶望的な状況の中、自らを奮い立たせ、生き延びるためにすべきことを必死にやり続けるタミーだったが。(「allcinema」より)


 瀕死の婚約者と共に、遭難したヨットで41日間も漂流した女性、タミーの姿を描いたサバイバル・サスペンス。

 タヒチで出逢い、婚約したリチャードと共に、リチャードの友人のヨットをサンディエゴへと回すこととなったタミー。

 しかし、巨大ハリケーンに遭遇し、遭難してしまう。

 近くに船が通る形跡もない中、タミーは重傷を負ったリチャードを介抱しながら決死のサバイバルを敢行する。

 ハリケーンとの遭遇により、ヨットが壊れてしまった直後から物語が始まり、その後タミーが漂流する様が描かれる。

 それと並行し、タミーがタヒチでリチャードと出逢い、恋に落ちていく様が描かれる。

 幸せな時を過ごすタミーと対照的に漂流して追い込まれるタミーの姿が描かれるという展開。

 何とか持ち合わせているヨットの知識を駆使しながら進み、食料を集め、陸地を目指そうと奮闘するタミー。

 リチャードは、足に重傷を負い、肋骨も折れ、身動き取れない状態。

 疲労困憊となっていくタミーは、幻想を見たり、感情に流されたりする。

 41日間も漂流するというのは、かなり過酷な状況であるが、この手の作品でその過酷さ、長さを感じさせるのは、難しいところだな。

 タミーは見るからにやつれた姿にはなっていくが。

 果たして、タミーは生きて再び陸地に上がることが出来るのか。

 2人が出逢ったばかりの時、リチャードはタミーに航海の過酷さを語り、それが伏線になるとは思っていたが、それが意外な形で表されていたな。
 そんな意外な真実の露呈もあり、先行き気になる展開の作品であった。

/5

監督:バルタザール・コルマウクル
出演:シャイリーン・ウッドリー、サム・クラフリン
於:新宿バルト9

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