CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-018「BUYBUST バイバスト」(フィリピン)

2019年01月20日 01時25分48秒 | フィリピン映画
これは厳しい戦い
 汚職警官によって、マニラを牛耳る麻薬組織の奇襲作戦が失敗、フィリピンの麻薬撲滅部隊は多くの仲間の命を失った。
 そんななか、新人女性捜査官ニーナは組織撲滅のため、彼らのアジトがある無法地帯と化したスラム街に部隊と共に乗り込む。だが、またしても作戦は失敗。身の危険を感じたニーナたちはその場から撤退しようとするが、組織だけでなく不満を爆発させたスラム街の住民たちまでもが攻撃を仕掛けてくる。
 完全に逃げ場を失い、四方八方から敵の攻撃を受けるニーナたち。
 この地獄のような戦場から生還するには、戦い抜くしか道はなかった。(「KINENOTE」より)


 麻薬の売人を捕らえるため、スラム街へと侵入した麻薬撲滅部隊。

 しかし、裏切り者によって作戦は失敗し、彼らは敵に囲まれることになる。


 麻薬組織がアジトを構えるスラム街。
 粗末な家が数多く建てられ、入り組んでいる。

 ニーナら麻薬撲滅の部隊は、そんなスラム街に閉じ込められ、敵に攻撃される。

 更に、あまりにも住人が犠牲になることに怒りを爆発させた住人たちもニーナたちに襲い来る。

 出口をふさがれ、逃げ場を求めながら、迫り来る敵たちに対峙していくニーナたちの一晩の戦いを描いたアクション・バイオレンス。


 男も女も更に子供までもが襲い来る。

 銃撃戦から肉弾戦まで限りない戦いが描かれていく。

 また作戦が失敗した裏には裏切り者の〝ユダ〟が存在している模様。

 果たして、裏切り者は誰なのか、ニーナたちは生き残って、脱出することが出来るのか。

 
 住人たちは麻薬組織だけでなく、警察にも怒りを向け、襲ってくる。

 仕方なしという形で応戦するニーナたちであるが、意外と容赦ない戦いを見せる。

 アクション・シーンは多く、見応えもあり、途中には長回しでニーナの戦いを見せるシーンもあり。

 裏切り者の存在と麻薬撲滅作戦の裏に関しては、それ程驚きでもなかったし、作戦自体もちょっと杜撰な感じがしたな。

 本当に正義とは言い難いニーナの行動もあり、ストーリー自体は有って無きが如しのような感を受けるが、限りないアクション・シーンには惹き込まれる一本だった。

/5

監督:エリック・マッティ
出演:アン・カーティス、ブランドン・ヴェラ、ヴィクター・ネリ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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