CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-191「生き人形マリア」(フィリピン)

2019年07月31日 00時52分40秒 | フィリピン映画
裏切り者の家族め
 バス事故によって愛する娘を失ったフェイス、フリオ、ステラ。心理学者のマノロ博士は、3人の耐え難い悲しみを癒やすため、それぞれの娘の姿に似せた等身大の人形を置いていく。
 フェイスは亡き娘マリアにそっくりのリアルな人形に強い抵抗感を抱くが、次第に我が子同然の愛情を注ぐようになっていく。
 マノロ博士の実験は成功したかに見えたが、やがて3人の周囲で不可解な事件が起こり始める。(「作品資料」より)


 遠足でのバス事故によって娘たちを亡くしたフェイス、フリオ、ステラの3人。

 そんな3人の元に、心理学者だというマロノ博士が慰めのためにと人形を持ってくる。

 最初はその人形に抵抗を抱くが、やがて愛情を注ぐようになるフェイスたち。

 しかし、彼女たちの周囲で不可解な事件が起こり始める。


 何かが憑いているような人形が引き起こす恐怖を描いたホラー。

 しかし、とてもコミカルでもある作品。

 人を襲うとする人形の姿に、襲われる人々のリアクションも何か恐怖感を感じず、逆に笑いを誘っているような感じ。


 フリオやフェイスは、事故の前に顔が焼け爛れた少年の姿を見る。

 かつて学校で亡くなった少年の霊らしい。

 人形が襲い来る際にも、その姿をたびたび見せる少年。

 果たして、人形たちに少年の霊が関わっているのか。

 
 悪魔祓い師に黒魔術と恐怖要素をどんどん盛り込んでいくクライマックスであるが、そんな悪魔祓い師にフェイスたち3人、そして人形たちとの対決にはドタバタ感があって、これまた笑ってしまいそうになったな。

 それにしても、子供を容赦なく犠牲にし、その後もどんどん犠牲者を出していくという展開は潔さがあって良かった。

 しかし、面白さはあっても、人形が座っている様子などはいきなり動き出したりするんじゃないかと、ちょっとした恐怖感はあったな。

/5

監督:ウェン・V・デラマス
出演:イザ・カルザド、ザンジョー・マルード、ジョディ・サンタマリア
   ダンテ・ポンセ、ジョーム・バスコン、マリア・イザベル・ロペス
   クリス・ヴィジャヌエヴァ、レッド・ブスタマンテ、マルコ・マサ
於:新宿シネマカリテ

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