CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-085「レッド・スネイク」(フランス・イタリア・ベルギー・モロッコ)

2021年06月08日 20時20分53秒 | フランス映画
家族や兄弟はいたが、姉妹はいなかった
 少数派ヤジディ教徒のザラはISの襲撃を受け、父親を殺され、弟を連れ去られた上、自らはISメンバーの奴隷にされてしまう。
 やがて、どうにか脱出したザラは、女性だけで構成された特殊部隊“蛇の旅団”に加わり、父の敵討ちと弟を取り戻すため、武器を手にISとの過酷な戦いに身を投じていくのだったが。(「allcinema」より)


 イスラム過激派ISと女性だけの特殊部隊の戦いを描いたミリタリー・アクション。

 クルド人を支援している連合軍に女性だけで構成される特殊部隊〝蛇の旅団〟が存在する。

 ISでは、古くからの言い伝えで、女性に殺されると天国に行けないというものがあり、多くの者がそれを信じていることから結成された部隊のよう。

 物語は、そんな特殊部隊の戦いを描くとともに、一人のクルド人女性、ザラの辿る過酷な状況が描かれる。

 ISによって村が襲撃され、父親を殺され、幼い弟を拉致され、自らはISメンバーの奴隷として売られたザラ。

 前半はそんなザラの苦闘と脱出が描かれる。

 そして、蛇の旅団に助けられたザラは、自ら志願して部隊に入り、ISと戦い、拉致された弟を助け出すことを誓う。

 女性だけの特殊部隊というのは、非常に興味深いものであったが、実話を基にした作品ということで、実際にも女性だけの部隊というのはあったのだろうな。

 戦闘場面もいくつかあったが、激戦というところまで描かれていなかったかなという印象。

 ザラが中心に描かれていたので、クライマックスはISのボスを倒すためと、ザラの弟を奪還することがメインとなる。

 ISは子供たちを洗脳しているようで、ザラの弟も洗脳され、自爆テロも厭わない様子となっている。

 果たして、ザラは無事弟を取り戻すことが出来るのか、そしてISのボスを捕らえることが出来るのか。

 ミリタリー・アクションとして戦闘シーンはややおとなしめだったという感じはするが、女性だけの特殊部隊という設定、そしてザラが立ち上がる過程など興味深い話ではあったな。

/5

監督:カトリーヌ・フレスト
出演:ディラン・グウェン、アミラ・カサール、エステール・ガレル
   カメリア・ジョルダーナ、マヤ・サンサ、ナンナ・ブロンデル、ヌーシュ・スコーゲン
於:新宿バルト9

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