CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-142「THE WITCH 魔女 増殖」(韓国)

2023年06月14日 01時29分52秒 | 韓国映画
人間として死ぬ方がマシだな
 秘密研究所アークが何者かに襲撃され、1人の少女が生き残る。彼女は遺伝子操作で最凶のアサシンを養成する「魔女プロジェクト」の実験体だった。
 初めて研究所の外に出た彼女は、心優しい牧場主の女性とその弟のもとに身を寄せ、人間らしい感情に目覚めていく。しかし魔女プロジェクトの創始者ペク総括は少女を危険視し、抹殺のため工作員を送り込む。
 さらにアークを壊滅させた超能力者集団や地元の犯罪組織も入り乱れ、激しい戦いが始まる。(「作品資料」より)


 人体実験で殺人兵器と化した少女の戦いを描く「The Witch 魔女」に続くシリーズ第2弾。

 秘密研究所が襲撃され、そこから一人の少女が生き残り、血まみれで研究所を出ていく。

 偶然出会った女性とその弟の住む牧場で過ごすこととなった少女。

 しかし、その少女を抹殺するため研究所によって遣わされた工作員、そして謎の超能力集団、牧場を乗っ取ろうとする地元の犯罪組織が姉弟の住む牧場にやって来て、入り乱れ、激しい戦いが繰り広げられる。

 初めて研究所から外へ出た少女は、牧場の姉弟と共に過ごすうち、少しずつ人間らしい感情を持ち始める。

 更に、笑えるくらいの食欲旺盛で、食べ物につられて弟の無茶ぶりも叶えようとしたりする。

 しかし、少女の持つ力、特に戦闘能力は強大なもので、クライマックスでの戦いは、それまで相手を完全に凌駕していた超能力集団に対し、正に赤子の手をひねるように倒していく。

 それまで、超能力集団と工作員たちとのバトルは、その能力者同士のバトルということもあり、特殊効果などを使いながら、スピード感もあり、見応え充分であった。

 見た目平凡で、戦闘能力もなさそうな少女が、強大な力で相手をねじ伏せていくという様は、スッキリするものがあるな。

 ドラマ的なものはほどほどに、アクションに特化したような作品で面白かった。

 前作も鑑賞し、そのアクションが面白かったのを憶えているが、細かいストーリーはほぼ憶えていなかったな。

 本作の少女を見ながら、前作とちょっと違うのかなと思っていたら、最後の最後に納得のいくシーンとなったな。

 確か、三部作と聞いていたので、もちろん本作のラストは続編へ繋がるようなシーンで終わる。

 次も楽しみなシリーズである。

/5

監督:パク・フンジョン
出演:シン・シア、パク・ウンビン、ソ・ウンス、ソン・ユビン、チン・グ、チョ・ミンス、イ・ジョンソク、キム・ダミ
於:グランドシネマサンシャイン池袋

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