CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-252「未来惑星ザルドス」(アメリカ・イギリス・アイルランド)

2022年11月11日 00時31分50秒 | アメリカ映画
これで死を迎えられる
 2293年、人類は不老不死の社会を実現した。
 永遠の命を持つ特権階級のエターナルズは、荒廃した外界から隔絶された透明ドームの中で優雅な暮らしを送っている。彼らは空飛ぶ巨大神像ザルドスを建立し、それを神と崇める撲滅戦士・エクスターミネーターズを操って、外界で暮らす獣人・ブルータルズの搾取と殺戮を続けていた。
 ある日、エクスターミネーターズのリーダーであるゼッドが、ザルドスの中に身を隠してドーム内に潜入する。(「作品資料」より)


 1974年製作、日本でも同じ年に公開されたSFミステリー。

 4Kデジタルリマスター版としてリバイバル公開されたものを鑑賞。

 舞台は2293年。
 石の頭が空を飛び、〝我は神なり〟と語り、地上の人間たちに大量の銃や弾丸を供給する。

 エクスターミネーターズと言われる者たちは、その銃で他の人間たちを殺していく。

 そんな中、エクスターミネーターズの一人、ゼッドが石の頭、ザルドスに入り込み、やがてある村に辿り着く.

 辿り着いた村はどこか牧歌的であるが、住んでいる人々は超能力のようなものを有しているし、最大のことと言えば、不死であること。

 しかし、それを享受しているのは一部の人間だけであるよう。

 彼らは、ゼッドを下等生物のように扱い、時には奴隷、時には研究対象として扱う。

 何故か素直に従うゼッドであるが、果たして彼はただ迷い込んだだけなのか、それとも何か目的があったのか。

 少々、物語は見えにくい部分もある話であった。

 不死というのは幸せではないのか。

 幻想的な映像で綴られており、アート系の雰囲気を醸し出す作品であったな。

 生と死や、格差などを描いているようだが、個人的にはちょっととっつきにくい印象の作品であった。

 ゼッドを演じたのは、初代ジェームズ・ボンドを演じたショーン・コネリー。

 村人の一人、コンスエラを演じたのは、「エンゼル・ハート」にも出ていたシャーロット・ランプリングと、主演には名の知れた俳優が当たってはいたのだが、エンターテインメントとは言い辛かったな。

/5

監督:ジョン・ブアマン
出演:ショーン・コネリー、シャーロット・ランプリング、セーラ・ケステルマン、ジョン・アルダートン、サリー・アン・ニュートン、ナイオール・バギー
於:シネマート新宿

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 22-251「カメの甲羅はあばら... | トップ | 22-253「MONDAYS こ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アメリカ映画」カテゴリの最新記事