CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-243「エレクトロフィリア 変異」(アルゼンチン)

2024年08月16日 00時13分51秒 | アルゼンチン映画

感電の刺激は唯一無二

 雷の直撃を受けたアダは一命を取り留めるが、奇妙な後遺症が現れる。身体を雷が通り抜けた跡に血管が浮かび上がり、電流に性的興奮を覚えたり、オーガズムに達すると放電のような現象が起きたりするようになったのだ。

 同じ落雷経験者のグループに参加した彼女は、そこで出会ったリーダーの男フアンにひかれていくが。(「作品資料」より)

 

 落雷の直撃を受けた女性が、電流に欲情していく様を描いた作品。

 牧場で獣医師をしているアダは、雷の直撃を受けてしまう。

 一命は取り留めたが、やがて後遺症に悩まされるアダは、フアンという医師に誘われ、同じ被害に遭った者たちが集まる会に参加する。

 同じ被害を受けた者たちとの交流で、心が癒されるアダであったが、やがてフアンによる実験によって電流による欲情に目覚めていくこてになる。

 落雷によって体に変異が生じるに加え、電流による欲情が発露する。

 電流が体を貫く痛みが快感になっているよう。

 会に参加している者たちも電流に惹かれ、雷が鳴ると喜び勇んで外へ出ていく。

 ちょっと倒錯的な話である。

 痛みを快感に思うことはあるかもしれないが、電流を体に流して快感を得るというのは、想像できないな。

 アダは落雷を2度も受けたというフアンに惹かれていく。

 果たしてことの顛末はどうなるのか。

 アダには夫がいるが、この関係もどうなるのか。

 落雷を受けた者は、電気が走った血管が浮き上がり、それは〝リヒテンベルグ文様〟と言うらしい。

 落雷を受けた者は電気を放出できるのか。

 興味深い設定の話であったが、結末はちょっと要領を得なかったかな。

/5

監督:ルシア・プエンソ

出演:マリアナ・ディ・ヒローラモ、ヘルマン・パラシオス、ギレルモ・フェニン、オスマル・ヌニェス、マリアナ・アンギレリ

於:新宿シネマカリテ


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