CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-002「斬、」(日本)

2019年01月03日 01時25分48秒 | 日本映画
天道虫は上へ上へと登っていく
 開国か否かで大きく揺れる江戸時代末期。
 若い侍・杢之進は喰うために藩を離れ、農村で農家の手伝いをして糊口を凌いでいた。武士としての本分を果たしたいと思いながらも、隣人のゆうやその弟・市助らと穏やかな日々を送る杢之進。
 そんなある日、剣の達人である澤村が村にやって来る。
 仲間を集めて京都の動乱への参戦を目論む澤村に腕を見込まれ、一緒に行こうと誘われる杢之進だったが。(「allcinema」より)


 「鉄男 THE BULLET MAN」の塚本晋也監督が初めて時代劇に挑んだという作品。

 農村で農家の手伝いをしている浪人の都築杢之進は、江戸へ行き、武士の本分を果たすことを考えている。

 そんな時に、剣の達人である澤村がやって来て、杢之進を江戸、更に京都へと誘う。

 そんな中、村に無頼者たちがやって来て、事件が発生。

 侍でありながら人を斬ることに疑問を持つ杢之進は、戦いの場へと向かうことになるが。


 腕は立つが、人を斬ることを躊躇する杢之進。
 澤村は躊躇うことなく、相手を斬る。

 無頼者たちが取った行動によって戦わざるを得なくなる杢之進であるが、果たして相手を斬ることが出来るのか。

 そんなトラウマなような感じは最初見受けられず、江戸へ行って参戦することを口にしていた杢之進であるが、彼が斬れない理由が今ひとつ伝わり難かったかな。

 そして杢之進に斬ることを強要する澤村と、杢之進を慕う女性、ゆう。

 その結末は何とも残酷でもの悲しい感じであったな。

 
 殺陣のシーンは少なめ。
 斬ることに苦悩する杢之進と、その周囲の人物の様を描いたような時代劇。

/5

監督:塚本晋也
出演:池松壮亮、蒼井優、中村達也、前田隆成、塚本晋也
於:渋谷ユーロスペース

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