CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-276「BAD LANDS バッド・ランズ」(日本)

2023年10月23日 00時08分21秒 | 日本映画
最後の一粒が溶けるまで
 大阪で特殊詐欺に手を染める橋岡煉梨(ネリ)と弟の矢代穣(ジョー)。
 ある夜、思いがけず3億円もの大金を手にしたことから、2人はさまざまな巨悪から狙われることとなる。(「作品資料」より)


 大阪で特殊詐欺に加担しているネリ。

 弟のジョーが思わぬ行動を見せたことから大金を手にすることになるが、その金を持って逃げようとするネリたちに様々な悪人たちが迫ってくる。

 果たして、ネリたちはどん底の危険な地から逃れることが出来るのか。

 いわゆるオレオレ詐欺などの特殊詐欺グループの一員であるネリ。

 それなりに上手く立ち回っていたが、血の繋がらない弟のジョーが訪れたことで、少しづつ状況が変わってくる。

 ジョーがネリの足を引っ張りそうな感じ。

 そんな中で思わぬ大金を手にする二人は、金を持って逃げようと色々な手配をするが、状況を怪しく感じた組織の者たちが彼女たちに迫ってくる。

 更に特殊詐欺グループの摘発に躍起になる警察、そしてネリに執着する東京の実業家もネリの居場所を見つけ出し、追ってこようと画策する。

 その実業家は暴力的な男で、それによってネリの左耳は聞こえなくなってしまっている。

 そんな因縁の危険な相手まで迫ってくる中、ネリたちはどのように切り抜けるのか。

 ことの次第が気になる展開で、緊張感があったな。

 ネリが色々段取りしているのに対し、ジョーがしっかり対応できるのか心配になる。

 しかし、クライマックスはそんな心配をひっくり返すような展開だったな。

 クライム・サスペンスの様相で、ちょっとシニカルな笑いを織り交ぜて、惹き込まれる一本であった。

 実はラブ・ストーリーの要素もあったかな。

 ラストはなるほどという締めだった。

/5

監督:原田眞人
出演:安藤サクラ、山田涼介、生瀬勝久、吉原光夫、大場泰正、渕上泰史、縄田カノン、前田航基、鴨鈴女、山村憲之介、田原靖子、山田蟲男、伊藤公一、福重友、齋賀正和、杉林健生、永島知洋、サリngROCK、天童よしみ、江口のりこ、宇崎竜童
於:新宿バルト9

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