CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-225「昼顔」(日本)

2017年07月31日 00時58分11秒 | 日本映画
いっそあの人も死んでくれたら会いたいと思わずにいられるのに
 笹本紗和と北野裕一郎のドロ沼の不倫が白日の下に晒され、2人が引き裂かれてから3年。夫とも別れ、仕事も住むところもすべてを失った紗和は、海辺の町でひっそりと孤独な日々を送っていた。
 一方、妻・乃里子のもとへと戻った裕一郎は、高校の生物教師を退職し、大学の非常勤講師をしていた。そしてある日、蛍に関する講演をしていた裕一郎は、客席に座る紗和に気づいてしまう。
 逢ってはいけないと分かっていながらも、再び逢瀬を重ねてしまう紗和と裕一郎だったが。(「allcinema」より)


 ダブル不倫による恋の行く末を描いた恋愛ドラマ。

 TVドラマの映画版ということであるが、もちろんドラマの方は観たことなし。

 ドラマはダブル不倫をしていた笹本紗和と北野裕一郎が別させられたところで終わったようで、本作はその3年後から始まる。

 紗和は夫とも別れて海辺の町に引っ越し、一人で暮らし始める。
 そこで偶然町を訪れた裕一郎と再会。

 そこからまた二人の想いが動き出す。


 ダブル不倫という設定のため共感度はゼロに近いものがあったが、二人の恋の行く末は気になる展開。

 会うことも許されない二人が再会してしまい、そのためまた裕一郎の妻、乃里子を加えた泥沼の三角関係が生まれる。
 しかし、裕一郎の決断によって二人は幸せな結末を迎えようとする。

 ダブル不倫の行く末を幸せで良かったと思わせないのが、紗和がバイトしているレストランのオーナー、杉崎の台詞。

 ここで、二人の恋は単純に甘いものではないということで釘を刺しているみたいだったな。

 紆余曲折ありながらも何とか円満な方向へと向かいかける二人の恋。

 しかし、クライマックスでまさかの事件が起きる。
 やっぱりこのまま終わることはないだろうなとは思ったが、それでも怖さを感じるものだったな。

 内容もさることながら、話の展開もドラマティックすぎるほど。

 やっぱりダブル不倫の結末を幸せなもので終わらせることはできなかったのかな。

 ラストで紗和が線路の上に倒れこんでそのままでいる時はどうなるのかと思ったな。


 ダブル不倫ということで、諸手を上げて応援できるような内容ではなかったが、二人の恋の行く末は気になる話。
 少々ドラマティックすぎるところもあるが、惹き込まれる展開の作品ではあった。
 
/5

監督:西谷弘
出演:上戸彩、斎藤工、伊藤歩、平山浩行、黒沢あすか、萩原みのり
    志賀廣太郎、三浦誠己、渋川清彦、松居大悟、中村育二
於:池袋HUMAX CINEMAS

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 17-224「バーニー・トムソン... | トップ | 17-226「TAP THE L... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本映画」カテゴリの最新記事