CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-026「金の亡者たち」(韓国)

2020年01月19日 10時55分12秒 | 韓国映画
合法と違法の境界線はどこにある
 韓国の金融の中心地、漢江・汝矣島。証券市場の1日平均取引額は、国内で最も多い7兆ウォンで、そこに集まる株式ブローカーたちは、莫大な金をクリック1つで動かし、給料は歩合で上限なしという生活を送っていた。
 ところが、最大手のDM証券に入社したイルヒョンは、一流大学出身の同僚たちに後れを取るばかり。
 そんな中、正体不明のブローカー、ボノピョに出会ったイルヒョンは、違法な取引に手を染めるようになるが。(「KINENOTE」より)


 韓国一の金融街にある最大手の証券会社に入社したイルヒョン。
 しかし、なかなか成果を上げられない日々を過ごす。

 そんな中、ある先輩から正体不明のブローカーで、ボノピョと呼ばれる人物を紹介される。

 ボノピョの指示通りに売り買いするイルヒョンであるが、それは明らかに違法と思えるもの。

 早速、金融取引監視員から目を付けられてしまう。

 脅えながらも次々とボノピョの指示通りに取引を行っていくイルヒョン。

 大金を手にし、ボノピョからは金遣いを荒くするなと注意を受けたものの、一応仕事の成果を上げているので、高級車を買ったり、高級マンションを買ったりする。

 ちょっと浮かれた気分にもなり、脅えた気分にもなり、これはヤバい、否大丈夫という気持ちを持ちながら不安定な日々を過ごすイルヒョン。 

 しかも、周囲でも不穏な事件が起こり、イルヒョンは更に脅えることとなる。

 果たしてこのままボノピョの指示通り取引を続けていくのか、それとも捕まってしまうのか。
 あるいは、起死回生の逆転劇を見せるのか。

 イルヒョンは騙されたというわけではなく、違法と知りながらボノピョの指示に従う。
 自ら悪に手を染めたということ。

 それが判っているからこそ脅えるのだろうな。

 そして命の危機さえ感じるようになるイルヒョン。

 最後は更に悪を究めるのか、それとも正義に力を貸し、ボノピョ逮捕に手を貸すのか。

 展開としてはオーソドックスかなと思う金融サスペンスであったが、緊張感ある展開の作品だったな。

/5

監督:パク・ヌリ
出演:リュ・ジュンヨル、ユ・ジテ、チョ・ウジン
   キム・ジェヨン、ウォン・ジナ、チョン・マンシク
於:シネマート新宿

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