CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-025「ネバー・ダイ 決意の弾丸」(アメリカ・ブルガリア)

2020年01月18日 19時20分40秒 | アメリカ映画
ギャングの行き着く先は3つ、軍人も同じ
 暴力とドラッグが蔓延するスラム街。退役軍人のダニエルは戦争によるストレス障害に苦しみ、麻薬に依存してしまっている。
 ダニエルは麻薬売買の集金をしている少年ルーカスのことを気にかけ、ルーカスもまたダニエルのことを慕っていた。しかしルーカスはギャングのボス・リンコンを裏切り、命を狙われる。
 窮地に追い込まれたルーカスを守るため、ダニエルは再び銃を手にする。(「KINENOTE」より)


 「ザ・バウンサー」のジャン=クロード・ヴァン・ダム主演のクライム・サスペンス。

 ワシントンの下町、ギャングが仕切り、暴力とドラッグが蔓延する街で、ダニエルは自動車修理工として働いている。
 かつては軍人であったが、戦争によるストレス障害に苦しみ、ドラッグに依存している。

 そんなダニエルにドラッグを売っているのは、街を仕切っているギャングの集金人をしている14歳のルーカス。
 ボスのリンコンにも可愛がられている存在。

 しかし、ルーカスの弟もギャングに憧れ、ルーカスはそれを何とかやめさせようとする。

 そして、弟がいよいよギャングに入ろうかという時、ルーカスはボスを裏切り、逃走を試みる。
 ルーカスはボスに頼まれたブツを持ったままであり、リンコンはルーカスたちを追わせる。

 そんなルーカスたちを助けようとするのがダニエルであった。

 凶悪なギャング組織に足を踏み入れてしまった少年が、弟のため必死で逃げようとする姿、戦争のストレス障害に苦しんでいたダニエルが彼らを助け出そうと立ち上がる姿が描かれる。

 ダニエルは戦争時に事故にあったのか、声も出せない様子。
 幻覚にも悩まされているようで、ギャングたちにもバカにされ、それ程強いようには見えない。

 それでも恐怖を押し殺し、ルーカスたちのためにギャングに向かっていく。

 凶悪な男、リンコンであるが、妹を結婚させ、街から出て行かせようとする。
 その妹の結婚式を自宅の庭で行っているところで、事件が展開していく。

 心に傷を持った男が、少年たちのために凶悪なギャングたちに立ち向かうという話ではあったが、ルーカスと弟、リンコンと妹という肉親への愛を表している作品でもあったかな。

 ラストは、ルーカスと弟は逃げられるのか、ダニエルは彼らを救出することが出来るのかが気になるところであるが、決着は意外な形で付くこととなったな。

/5

監督:リオール・ゲラー
出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム、デヴィッド・カスタニーダ、イライジャ・ロドリゲス
   アタナス・スレブレフ、ゲイリー・ビードル、ニコラス・ショーン・ジョニー
於:シネマート新宿

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