CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-238「あしたの少女」(韓国)

2023年09月20日 00時19分43秒 | 韓国映画
不毛な議論よ
 高校生のソヒは、担任教師から大手通信会社の下請けであるコールセンターを紹介され、実習生として働き始める。しかし会社は従業員同士の競争を煽り、契約書で保証されているはずの成果給も支払おうとしない。
 そんなある日、ソヒは指導役の若い男性が自死したことにショックを受け、神経をすり減らしていく。やがて、ソヒは真冬の貯水池で遺体となって発見される。
 捜査を開始した刑事ユジンはソヒを死に追いやった会社の労働環境を調べ、根深い問題をはらんだ真実に迫っていく。(「作品資料」より)


 2017年に実際に起こった事件をモチーフに製作された社会派ドラマ。

 高校生のソヒは、学校から紹介された会社に実習生として働くことになる。

 しかし、過酷な環境の下、疲弊していくソヒ。

 そして直属の上司であるセンター長が自殺したことにより、ソヒの様子は更におかしくなっていく。

 描かれている制度が今ひとつ判り辛かったが、在学中に実習として会社に赴くのだか、実際に業務にあたる。

 ソヒが行った会社はコールセンターで、ただでさえ大変な仕事だと感じる。

 クレームで怒り出す客の対応に加えて、会社からは厳しいノルマを課され、更に成果給が出るのが二、三ヶ月先。

 ソヒは客に対して暴言を吐いたり、上司とぶつかったりする。

 何ともいたたまれない話で、最後は会社に対して立ち上がり、状況を改善させる展開なのかと思ったが、その結末は更にいたたまれないものとなる。

 後半は、刑事のユジンが、ソヒの死の捜査にあたることになり、自殺として処理し、終わらせようとしたところ、センター長の自殺と告発のことを知り、会社や学校などを追求していく展開。

 労働問題に焦点を当てた作品で、競争社会の闇が実習生である高校生たちにのしかかっている。

 ユジンの捜査によって報われるものがあるのかと期待するが、結末は何とももの悲しい雰囲気で終わったな。

 全体的に重苦しい雰囲気て展開される作品ではあったが、余韻残る話でもあった。

/5

監督:チョン・ジュリ
出演:ぺ・ドゥナ、キム・シウン、チョン・フェリン、カン・ヒョンオ、パク・ウヨン、チョン・スハ、シム・ヒソプ、チェ・ヒジン
於:シネマート新宿

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