CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-013「ザ・ナンバー」(南アフリカ)

2019年01月15日 00時33分36秒 | 南アフリカ映画
刑務所には入るな、悪魔から逃れられなくなる
 暴力が支配する刑務所内でも悪名を轟かせるギャング・グループ、ナンバーズ。
 その一つである『28』の幹部マガディンは、地獄のような檻の中で組織の掟に従って生き抜いてきた。そんな彼だったが、息子が自分と同じくギャングの道に進み始めたことを知り、組織から足を洗い更生することを考えだす。
 しかし裏切りはすなわち死という鉄の掟が、彼に重くのしかかる。(「KINENOTE」より)


 外の世界は関係なく、刑務所の中でのみ構成されているらしいギャング・グループ。

 そしてグループ名は数字(ナンバー)。

 その中の〝28〟のメンバーであるマガディン。

 なかなか昇格できず、いらいらしている中、息子がギャングの道を歩もうとしていることを知り、更正の道を歩むことを考える。


 刑務所内ではギャング・グループ、ナンバーズが幅を利かせており、暴力、殺しは日常茶飯事。

 ナンバーズは当然忠誠を尽くす集団であるが、その幹部であるマガディンは、徐々に自らの生き方を考え直し始める。

 刑務所内で相手を刺そうとしていたメンバーを止めたりし、徐々に仲間から裏切り者として見られるようになる。

 そして裏切り者と見なされれば、死が待っていることになる。

 果たして、マガディンは更正の道を歩むことが出来るのか、それとも裏切り者として命を落としてしまうのか。


 ナンバーズ同士の掛け声や挨拶がなかなか格好良かったな。

 いかにも忠誠を尽くし、軍隊のような様子。

 そんなギャングとして生きることをやめようと考えるマガディンは生き残ることが出来るのか。


 話の成り行きに緊張感はあったが、ラストは意外と呆気ない終わりだった。

 ただ孤独感が漂うラスト・シーンである。

/5

監督:カロ・マタバネ
出演:モツスィ・マッハーノ、プレスリー・チュエニヤハエ
   デオン・ロッツ、ワーレン・メイスモラ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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