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めめんともり

わたしたちが ふたたび
生きるためのものは

と おそらくは 死
だけだ

グループディスカッションに関するメモ

2009-12-11 02:29:14 | その他
学校とかでディスカッションの司会をやらされることがあったら、参考にはなるかもしれない。その程度の個人的なメモである。


・前提を確認する
要するにグループ全員の中で、大きな隔たりがないかを確認する作業。
これをやらないと、議論の最中で話がかみ合わなくなったりするので、時間がなくてもできればやったほうがいい。テーマが専門的で難しい場合は、ここで最低限の知識を共有する必要があるし、逆に簡単な場合でも抽象的な意味合いを持つ単語が含まれていたりする場合は、ある程度統一する必要がある。


・話の本筋からはみ出さない
制限時間が多い場合は、むしろはみ出したほうが議論が活性化する場合もあるので難しいが、短い場合はできるだけやらないほうが良い気がする。ただし、全く発言が出ないという場合は、場を盛り上げるためにも本筋云々に限らずしゃべることが重要。
他人の意見に対する反論で起こりがち。なんでかというと、自己主張のほうが強くなって、現実を理想に近づけようとするあべこべな現象が起きるから。
「で、それとテーマが何の関係があるの?」なんてことを言ってる暇があるなら、テーマに関することを少しでもしゃべったほうが有益なんじゃないかと。
そういうのを修正するのが司会の仕事であるが、その加減は非常に難しい。


・まとめる
話し合ったのに結論が出ないんじゃ、やっている意味がない。時間は制限時間およびテーマにもよるが、最低でも5~10分はとったほうが(経験上)無難。
まとめた後に反論がでる場合も多いので、そのためにも長めにとったほうが焦らなくて済む。


・誰もしゃべらないならしゃべれ
最初にしゃべると大抵、司会をやらされるハメになるが(経験上)、時間を浪費するよりは良いので自己紹介でもなんでもいいからすべき。司会をやることになったら、できるだけ議論がスムーズに進むよう努力すること。また、メンバーにサポートをお願いすること。
たぶん5~6人いれば、1人くらいまとめるのが上手い奴がいるので、まとめる段階になったらそういう人の意見を上手く取り入れると良い(気がする)。
いないなら頑張れ。大丈夫、メンバー全員がフリーダムでKYということは、あまりないから。


・KYは流せ
空気が読めないっていうか、他人の都合を推し量れない人種は流すしかないのよね。
普通なら「一人でペラペラしゃべってたら、他の人がしゃべれなくなるなー」と考えて自重するけど、そういうのが全くない。自分が言いたいから言う。司会やらせてもこうだから始末に負えない(経験上)。
無制限で答えが出なくてもいい井戸端会議や、本当に時間をかけて決定しなければならない重要事項に関してはそれでもいいんだが、状況が全く見えない人っていうのは(少数だけど)確実にいるわけで、それをコントロールするのも司会の仕事。
話が長くなりそうなら遮るべきだし、さっさと「結論」を促すべき。


・書記はいらない
各自でメモとれ。てか自分の脳みそでまとめろ。


・出た意見はその場で要約し、復唱する
発言というのは考えたことをそのまま口にしているものだから、本人は頑張ってても、意見を言うことに慣れてないと案外わかりにくい。特に日本語は結論が最後にくる習慣がくるので尚更。
発話者がすべきことは「最初と最後に要約した結論を述べる」ことだが、司会がやるべきことは「要約されていなければ要約した上で、発話者本人に発言の意味を確認し、メンバー全員が共有できている状態にする」こと。
それをしないと聞いてない奴がアホなこと言いだして、議論がスムーズに進みません。


・声を腹からだせ
小さいと聞こえません。聞こえないので大きな声で、とか言いたくないし、言われたくないでしょう。本人が思ってるほどでかい声は出てない。あと司会はなめられないためにも、よりでかい声をだせ(経験上)。


・笑え
無表情怖いです。


・メモに関する注意
ゼミやら何やらでやってきたことのメモですので、入試などで使えるとはとても思いません。参考にしないでください。身内でグループディスカッションをする場合はどうぞ。

間違ってるかもしれない特殊相対性理論のお話1

2009-08-05 02:06:16 | その他
特殊相対性理論は2つの柱に支えられている。
その一つが相対性原理なわけだが、これは、全ての慣性系は同等であるということ。

よく例に持ち出されるのは電車である。
例えば、あなたが一定の速度で、ずっと直進しているとしよう。そう、周りの景色が動いているのではなく、あなたが乗っている電車という金属の獣が、ただ走っているに過ぎないのだ。

では、それをあなたが証明することはできるだろうか。

獣の背に乗るあなたが、動いているのは「自分が乗っている電車であって、景色ではない」と明言することができるのか。結論から申し上げよう。不可能である。例えば電車の揺れを、あなたは主張するかもしれない。けれどそれは人間の技術が現段階で未熟すぎるためであって、真実に一定の速度で直進し続ける乗り物であれば、その内部に存在する者は、自分が動いているということを証明する手段はない。景色が動いていると主張する人がいたとしても、それは証明できない以上、間違いではないのだ。

これが相対性原理である。

ちなみに、カーブするのであれば、電車内部の人間は、電車が動いていることを証明することができる。
それはエレベーターがずっと同じ速度で昇り続ける、もしくは同じ速度下がり続けるのであれば、自分の入った箱が動いていると証明できないのと同じである。
エレベーターがいつか止まるのであれば――誰もがあの奇妙な浮遊感を感じたことがあるはずだ――それは証明できるのである。

結局、相対性原理とは、言いかえれば常に等しい速度で直進(等速直線運動)している乗り物は、止まっている(周りが動いている)、と考えても差し支えないということ。

これはニュートンの法則[注1]が全て成り立つため、物理学的に証明可能である。


・まとめ
相対性原理とは、「ある慣性系(外力が働かなければ、物体は静止、または等速直線運動を永遠に続ける、という法則)に対して、等速直線運動をしている乗り物の中にいる人は、自分が止まっている(まわりが動いている)と考えても良い」ということ。

**************************************

・注

[注1] 運動に対する基礎方程式。以下、サイト「数学対話第4期」から引用。
  第1法則 : 慣性の法則.静止または一様な直線運動をする物は,これに力が作用しないかぎり,その状態を保つ.
  第2法則 : 物体が力の作用を受けるとき,力の向きに,力の大きさに比例した加速度が生じる.
  第3法則 : 作用反作用の法則.力を他に及ぼした物体は、同じ大きさの反対向きの力を及ぼされる.

(引用元URL http://aozoragakuen.sakura.ne.jp/taiwa/taiwaNch04/newton/node5.html)

ほぼ私信

2009-05-10 02:58:21 | その他
ジオルスさんを支持してくれていたっぽい、ディアスさんへのマジレスらしい。
内容は目安箱の記事について。まあるいんちゃんが反応してるけど。

まず、言いだしっぺが具体案出さないと誰も反応しない
当たり前だけど、強化にせよ削除にせよ、これが凄く面倒くさい作業なんです。だから誰もやらない。ゆえに本気でやるつもりなら、言いだしっぺの自分がやるくらいは覚悟しといたほうがいい。たぶん目は通しても抽象論だけじゃ忘却の彼方へ葬られてしまう可能性大。
別に目安箱にそういう投稿以外はすんな、って意味じゃなくて、本気でバランス問題について考え、行動したいと思ったならそれくらいしないと面倒くさいかなたんにケンカ売りたくないから、誰も援護してくれないよ、って話ね。
そこまでやる気ないよ、って場合はこの部分はスルーで。

次に問題がない部分はいじってはいけないってこと。
正確にいえばリターンの少ない変更はすべきではない
例えば渦潮云々なんかがこれに当たるんだけど、上位ポケが強いのは渦潮があるからではないし、下位が上へ行けないのは渦潮の有無の問題ではない。ゆえに仮に上位から渦潮を削除し、下位に与えたとしてもそれでカーストに変化があるかと問われればほぼ皆無に等しいことは容易に想像できる。尚且つ上位の中でも取り上げるかどうかが微妙なポケモンは多い。追加と違って削除はブーイングがくるから負担もでかい。
それでもやるだけの意味あるの、ってこと。おいらは面倒くさいからやりたくないし、助けてって言われてもこの件に関しては以降ノータッチ確定。
バランス問題に興味があるなら、こういう風に考えたほうがいいんじゃないかなー、って程度の話らしい。

あと細かいところを言えばマイナーと涙目な子を混合しないほうがいい
これはスカタンクが良い例で、あんなのは何故か使われないエビワラーと同じ。強化の必要性など皆無。三種の神器のうち2種類もってて、道連れの代わりにさいごっぺがあり、タイプも強く、悪と毒を受けれる鋼ポケでさえ火炎放射で粉砕できるという素敵な子。50000歩くらい譲っても、ヨガのまんじゅうのポーズをしても、強化するなんて選択肢は明日地球が滅亡するのと同じくらいありえない。
ニョロトノとか最強なのにだーれも使わないしなー。

それから基本的に原作で自力習得は削除されないっていうのと(例えばギャラドスのしめつけるとか、ルカリオのカウンターだとか)、原作で自力習得だからといって追加しようとすると酷い目にあう場合があるということも覚えておくと幸せになれる。これに関してはもうすでにカレーが言っていたか。これもバランス問題に興味があるなら頭の片隅にいれておくと、たぶん「なんでだぜ?」が解決できると思う。

ついでにデータルームとよく睨めっこして、うんうん唸って考えてから発言したほうが良い。おいらみたいにもう嫌われるの前提でケンカふっかけてる(つもりはないけど、現実的に考えたらそうとしかとられないだろうな、程度には自覚している)類の人間ならともかく、そうでないなら自分のコトバは大切にすべき。それはあなた自身の評価を下げることに繋がるから。そのような覚悟なしでそうなったとき、傷つくのはたぶんあなた自身だから。

あ、この程度じゃ基本的に下がらんと思うけどね。念のため。
ちなみに目安箱とかおいらはまず見ないので、たぶん二度とこんなこと書かない。だから安心して思ったことを書き込んでほしい。今回はるいんちゃんが扱ってたのと真面目にコメント欄でやってたからちょいと横から口突っ込んだだけー。反応なさすぎるのも寂しいかなぁという酷いお節介。

何もない、ということですら「ない」

2009-04-08 03:07:48 | その他
前回の電波日記に続いて、さらなる電波日記を書こうかとも思ったが、やめた。その代わりに電波になれきれぬ微妙な電波日記でも書いてみようと思う。つまり中途半端に恥ずかしい日記、ということだ。

半端である、ということは時として明らかにイッちゃってるものよりも、切なかったりする。完全でない、というよりも完成していない。足りないのに、足すものも足す場所もない。そんな矛盾をひしひしと抱きながらも、それは半端なものとしてまとまって、机の上に無造作に放り投げられている。完成された偉大なる小説だとか詩だとかの上に。地獄におちたにも関わらず、優勝者のごとく走らせてもらえたどっかの誰かとは大違いだ。わたしにはそのような発想がなかったために、コトバは敗者としてただ地べたに横たわり、のどが渇いたらすぐ傍にあった澄んでいる水たまりに舌を伸ばす、くらいしかさせてもらえないのである。

これが、今のわたしが発せられる、精一杯の悲劇。

抗い難い運命に対する敗北者、という構図は美しい。その敗者がまるで勝利したかのように振る舞う姿でさえ、哀愁というよりも凛とした強さを感じさせる。詩的悲劇というのは結局のところそういう部分があって、そうさせてやることこそが、敗北者への最大の賛辞であるかのようにも思われるのである。

もちろんこの発想はわたしのものではない。遠い過去の偉人が残したものであり、ただわたしは、とある人間がそれを紹介しているのを見ただけだ。悲劇を哀しいものとして、ここまで美しく描ける人間がどれだけいるんだろう。殆どいないんだろう。だからわたしは無理を承知で、そうなりたいと願っている。それだけがあれば、他にはいらないと半分は本気で信じている。

必要なのは、コトバだ。肉体にさえ見放されることだ。本来であれば、コトバに見捨てられた者の最後の拠り所が身体であるにも関わらず、わたしはそれが逆転することを望んでいる。コトバは所詮コードだから、主体が社会からはじき出された瞬間に意義が失われてしまう。そうなったら――コトバなき者は――最終的には肉体を用いて叫ぶほかない。身体の変革は生々しく、連続していて、常に同一性を指し示す。「自分とは誰か」という自明であるはずのブラックボックスさえ欠落し、それでも残るのが肉体というものなのだ。

そのような本来の順番を無視して、無言の物質を不完全な記号のために捨てる、という矛盾は、屍になることさえ許さない。その結果なれるのは、ただの「無でない無」だ。黙っていてもわかってもらえる象徴性の崩壊は、宇宙のようなひどくつまらない混沌の中にあるのだろう。既に失われているのだから「未来永劫」「常に」「不在である」としか言えない存在。けれど「今いる存在」はそれとの関係性の中においてのみ見出されるものだから、その存在は完全な無になることすらできず、差異化によって不完全なまま完成されている。

足りていないのに、足すものも、足す場所もない。半端であるということは完全無欠の悲劇よりも、時として切ないことがある。

半分、のろけ話

2009-04-07 05:53:21 | その他
本題はバイトの話である。アルバイト。なんか素敵な響き。その正体は、時間とお金の取り換えっこに過ぎない。「時は金なり」。昔の人は上手いこと言ったもんだと感心する。労働が金で手に入るなら、確かにある程度は金で時間も買えるだろう。それって凄いことで、そして羨ましいことなんだろうな、と思った。わたしは時間を売る側だから関係ないが。

バイトの話といっても、別に仕事の話なんてするつもりはなくて、してもつまらんだろうし、とどのつまりは人間の話である。そしてバイト先の人間で尚且つわたしに何か書こうとさせるような人物なんて一人しかいないわけで、この辺りで既に感づいた人は読むのをやめたほうが、のろけるつもりは全くないのだが、時間の節約にはなるかもしれない。

バイト先にいる可愛い先輩の話である。

先輩とはいってもタメだから同じ二十歳だし、お互いに現役で大学に入ってるので今年で大学3年生になる。この人が悪く言えばひどく「不気味」だ。失礼を承知で言っているが、本人が聞いたら間違いなく怒るだろう。二度とメールに返信してくれなくなるかもしれない。でもそう思うのだから仕方がない。

わたしがこんなにベタ褒めするのも珍しい、とは最初に言っておくが、彼女は正統派な美少女だと思う。万人受けしそうな整った顔立ちは美しいにも関わらず愛嬌が滲みでているし、背の低さは身体の細さと相まって完璧なバランスを保っている。肌は病的な白さではなく、あくまで健康的なそれであり、美人にありがちなトゲのようなものも、彼女の雰囲気からは感じられない。花に例えるなら、薔薇ではなく百合。圧倒的な存在感はないが、その分ギスギスした印象もなく、実に微笑ましい気分にさせられる。そんな人。

良い人なのよ、うん。優しいし、学力云々関係なく頭の回転も速いと思う。彼女の名誉のためにも言っておくけど、たぶん他の誰が付き合っても「不気味」だなんて失礼な三文字は出てこないだろう。「不思議ちゃん」という人はいたけれど。バイト先にきてくれた自分の師匠だって否定するに違いない。けれど、それでもわたしは不気味だと主張したいのだ。

彼女の影のなさに。

実は大学にもこの類の人がいて、彼女もそれはもうケチのつけどころのない美人なのだが、眩しいのに影がないというその歪さ、つまり正常から逸脱した印象に、どうしても「不気味」な感をぬぐえないのである。彼女が書いた小説を読んでも同じように思った。人間の歴史にあるような暗さがなくて、それゆえに登場人物にリアリティがない。それは確かに現実なのに、夢の世界の話を具現化してしまったような。現実として何一つおかしいところはないのに、何処か浮いていて気持ちが悪い。でもそれをどう表していいのかわからない。一種のホラー。その異質さが彼女らしいとさえ思った。

まあ先輩本人に言ったら「そんな人間いないよ」とばっさり切られたが。

結局、わたしが彼女を気にいっているのは、外見云々ももちろんあるのだけれど、そのアンバランスさなのだろうと思う。「特質的である」ということ。「正常から乖離している」印象。華やかな裏にあるその「不気味さ」。そういうギャップがどうしようもなく「良い」。知りたくなる。暴きたくなる。人間は立体だから、現実にいるのならば彼女自身が言うように確実に影がある。ないとしたら、それは幽霊と等しいだろう。だからどうしても、わたしは見てみたいのだ。

あって当たり前なのに、あるはずのないそれを。

そしてそれを知った瞬間、わたしは彼女から興味失うんだろう。元々、彼女という存在がいなかったかのように。

なりたかったものがあった

2009-04-05 03:56:11 | その他
ななどらネタが続いたので、大真面目な話でもしてみる。

こんな「ろくでなし」でも、なりたかったものはあるわけで。
でも、口が裂けても、タバコの火を押し付けられても、ビール瓶で頭を殴られても、とてもじゃないけど恐れ多くて言えなかったから、そのまま諦めた。
そのために努力できるわけでもなければ、命をかけれるわけでもなかったから。所詮は、その程度に過ぎなかったから。

「本物」を見たとき、感動よりもむしろ欠落感のほうが強かった。
それはよく言えば憧れで、悪く言えば嫉妬で。
「なりたくない」というコトバはその裏返しに過ぎないと同時に、本気で「なるべきではない」という自身への忠告をも孕んでいた。

そういうものになりたかった。

でも「なれない」ことを知ってしまった。
なぜ、と問われても論理的に説明できないのに、悟ってしまった。
そのあと、それが「職業ではなく生き様なのだ」と某評論家が言っているのを聞いて、無条件に頷いた。

わたしは、決して彼や彼女ではないから、彼もしくは彼女のような生き方はできないし、わたしの生き方が彼とか彼女のそれに匹敵するかと問われれば、「断じて否」なのだ。
だから、わたしはそれにはなれないし、きっとこれからもなれないのだと思う。それになるために必要なのは、衝撃。受けたショックでバグって壊れてグチャグチャになってしまうような。蹂躙しつくして根本的に変えてしまうような、起点。

けれど、そのような衝撃が「ない」ということは、むしろ幸福なんだろう、と思っているから(信じることによって)、わたしは自身に「なるべきではない」と命じ、それを真とすることで諦めようとした。
事実、それは嘘でもなければ間違いでもない。「壊れる」ということは「正常から逸脱する可能性」なのだから。正常からの乖離はあらゆるものを喪失させる。失いたくないものや、失うべきではないものでさえ。そして、自身の存在ですら。
それは不幸ではないのかもしれないが、幸福とは言い難い。

誰が何と言おうと、わたしではなれないのだ、という確信めいたある種の直感。論理的ではない、にも関わらず論理よりも正しい、という意識。ほんの少しの努力ですらそれを確実なものにしていく。論理的ではないものが、人間の正確さによって補強されていくことの焦燥感。それでも諦めきれないから――他のすべてを捨てることもできないくせに――手のひらで転がしているに過ぎない。それに気付きながら、未だに未練がましく縋りついては、突き放すことを繰り返している。

「それ以外にもあるのか」と聞かれれば否なはずなのに、そのあるはずの唯一でさえ決定的に不足していて。だから未だに「なりたいもの」の最も的確な名称を知っているはずなのに、「それ」が指し示す方向が理解できず、ゆえにわたしは途方に暮れるしかないのだ。

メニエール病

2009-03-26 11:57:59 | その他
例えば地元でよく似た人を見かけたり、
それが二度も続くと本人なのかなと思ってみたり、
でもチキンだから話しかけずに素通りしたり、
いつだって再会はそんなものだったような気がする。

彼女は僕の小学校高学年のときの担任の先生で、
女子からは嫌われていたが凄く素敵な女の先生だった。
必殺技は抱きしめてちゅー☆だが
僕は欠落しているのでやられたことがない。

チキンな僕の代わりに卵なお袋が、
偶然、彼女を見かけたらしい。
話しかけたのはコロコロ転がるがゆえの必然で、
そのとき先生は言ったそうな。

「メニエール病になりました」

そういえばばーちゃんもそうだったな、と思ったり
でも実際にはどんな病気なのかよく知らないな、と調べてみたり
要するにめまいの酷いバージョン、
難聴まで起こる原因不明の難病なのだけれど
僕は過去に風邪薬を一瓶、
一気に使いきったときのことしかわからないので
たぶんあの程度のめまいがするんだろうな、と考えた。
そう、トイレまでの僅かな距離さえ、
並行感覚が狂わされて、地べたを這って進むことさえ、困難な。

僕の脳みその中にいる彼女は、
いつだって勝気な笑みを浮かべていて
だからついていけばそれだけで何処にでも行けそうだったし、
事実、もう知ることのできない緑の輝かしい遊び場だとかに
友人たちとたどり着くことができたのだと思う。
眉間に寄せられた皺とつりあげられた眉は怖かったし、
絵を頼まれて書いているときは楽しそうだったし、
けれど、メニエール病です、と告白する彼女の顔は
あまりにも無表情で、病的に白くて、色褪せていて、

本人は目の前にいないのに、哀しかった。

私信

2009-01-17 18:27:22 | その他
おまるのつかいかた

・はじめに
おばかなさとごんのための、漏らさないように上手におまるを使う方法。

・テクスチャー
相手の攻撃を「無効」にするタイプになるのが基本。
「ノーマル」「ゴースト」「悪」「鋼」「飛行」「地面」。
酸性雨の場合は毒なんかも候補になるか。
また、タイプ変化で1ターンでも生き延びると、
こちらの攻撃(補助)回数は同じでも、相手の攻撃回数が増えるので
VP消費がでかい敵には有効な場合もありえる。
結局、ポリゴン2の大きなメリットは、
自分のパーティーの弱点を補えることにあるので、
組むときはよく考えたほうがよろしい。
氷とエスパー以外は自分の攻撃が不一致になるのも注意。

・ハイテクスチャー
相手の「受け」機能を「潰す」タイプにするのが基本。
「いまひとつ」を「普通」にしたり、「普通」が「抜群」になるようにする。
尚且つ、味方にできるだけマイナスの影響が出ないようにしなければならない。
例えば、水単色に電気を張り付ければ、
そのポケモンはフライゴン相手に後だしが不可能になる。
けれど、ファイヤーに対して有利になってしまうのでダメ。
鋼なら地面は抜群だし、炎も普通になるので有効。
味方の多くが弱点をつけるタイプをくっつけると、
相手は後だしできなくなるのでかなり便利。
抜群(2倍)狙いだけで使うようなものではないし、
2タイプあるうちの片方を消すために使うのもハイリスクすぎるのでダメ。
全体をみろ。

・トリックルーム
電磁波を使うならトリックルームはするな。
トリックルームをするなら電磁波はするな。
ただし、場合によっては「苦渋の選択の末」両方使うこともある。

・光の壁、電磁波
とりあえずやっとけ、系の技。
これだけだと電気ポケの劣化。

・トライアタック、冷凍B、サイケ光線
追加効果の美味しい攻撃技。

・装備
メンタルハーブとか、コロンのおまもりとか、くっつきだまとか。

・さいごに
テクニシャン(笑)に憧れて、挫折したような人ばかりなポケモンなので
うまく使えなくても泣かないように。

小論文の書き方

2009-01-03 23:09:25 | その他
・序論、本論、結論
全体を「起承転結」にわけて書くのではなく、
「序論、本論、結論」の3つにわけて書くと読みやすいし、書きやすい。
小論文は結局は論文もどきなので、
漢詩のように文章の内容が「転じる」必要性があまりない。
字数が極端に短く設定されている場合は、
「結論、本論」や「本論、結論」の2構造で書くこともある。

・序論
いわゆる「問題提起」をする部分。
その文章が「何について書かれているのか」を示す。
ここで出された「問題意識」を元に文章は進んでいく。
おそらく小論文を書かされる場合というのは、
大抵「テーマ」が出されると思うのだが、それを絞り込むためにも
「問題提起」は重要な役割を持つ。
「テーマ」そのものが小さく、問題提起になっているのなら
そのまま持ち込めばよい。
「問題提起」に加えて、「問題提起をした理由(背景)」を述べれば完璧。
「理由(背景)」は最近みたニュースだとか、本を読んで得た知識から
インパクトのあるものを適当に選択しておいておけばいい。
自分の体験を用いると筆者と問題の距離が縮まる(ように見える)ので、
可能なら具体的な経験を少し書いておくと
「まるで他人事」な文章から脱却できるのかもしれない。
ちなみに、長い序論はゴミ同然なので、背景をぐだぐだ書かないこと。
どうしても理由(背景)が書けない場合、
本論の順番を書いたりすればお茶は濁せる。
序論に結論を書き、本論の後にコトバを変えて再度結論を述べる、
という方法もある。

・結論
序論で出した「問題」に対する答え。
重要なのは序論と対応しているかどうか。
していなければ結論か序論を書き直して辻褄をあわせる必要がある。
文章の「まとめ」の部分で、本論で書いた具体的なことを抽象化することで
普遍的な問題との繋がりや考えてきた問題の今後、残された問題などを示す。
結論が独創的である必要性はない。
(小論文で求められているのは、独創的な考え方ではなく、
 論理的思考能力があるか、文章を書く能力があるか、であると考えて良い。)

・本論
最も重要な部分。
具体例、根拠を用いて論証する(結論を支える議論を展開し、軽くまとめる)。
小論文の論理展開は基本的に「仮説演繹法」「帰納法」「弁証法」の3つ。
本論も3つにわけて書くと書きやすい。
ネタの詰め込みすぎを防止できるし、問題の焦点がぼやけない。

・演繹法、帰納法、弁証法
「仮説演繹法」は仮の答えを本論の最初に置き、それをじっくりと検証する方法。
ただの「演繹法」は小論文では持ち込みにくいので省略。
「帰納法」は数個の具体例から共通性を見出し、結論を出す(抽象化する)方法。
「弁証法」は最初に対立する2つの意見を並べて検討し、自分の考えを書く方法。
最も使いやすいのは「弁証法」だろうが、注意すべきことがある。
それは、自分の意見を述べるとき、2つの意見を「統合しすぎて」折衷論
(要するに「良いとこどり」「ケースバイケース」「ご都合主義」)
にしないこと。これをやると説得力が激減する。
ちなみに「弁証法」には、「否定の否定」という法則がある。
「最初に持ってきた意見を否定し、否定した意見をさらに否定する」
ことで主張や説得力を強化することができる。

・その他
本論も3つにわけて書くとやりやすいと言ったが、その具体例。
たとえば弁証法なら、
「意見1、意見2、自分の意見(=意見2を否定する、意見1を強化したもの)」
といった具合にやると構造が見えやすいのでわかりやすい。
書き始める前にはメモをして、「どれを使って書くのか」をはっきりさせること。
そうしないと「あれも書きたい」「これも書きたい」で字数内におさまらない。
アウトライン(全体の構造)を最初に考えれば、字数で困ることはなくなる。
バレない嘘ならついても問題ないので困ったときは利用しましょう。

・参考文献
湯浅俊夫 『合格 小論文の書き方』(2004年、旺文社)

蛇足

2008-12-10 04:38:15 | その他
前に書いたものが短すぎる(というか過程を全て省いている)ので
誤解を生んでいるかもしれないことを危惧して、再度書いてみる。

ジオルス(1613)が「死んだ」のは、アリスカップのチームメイトとは全く関係がない。
言葉使いは酷いし、ヘタクソすぎて負けまくりだし、みんなの出番とっちゃうし、
最低なことしかしてなくて申し訳ないとは思う。
けれど、ジオルス自身はさとごんずで試合できて良かったと感じてる。
みんな、ありがとう。
自分以外は全員Sなのに自分だけ違うのが仲間外れ感いっぱいだったけど。

じゃあなんで遺書を残して自殺したのか、と言えば
努力が報われないのは現実だけで十分だと思ったから。
縛りプレイがアホらしくなった。
そして、それを放棄するにはたかがデータを愛し過ぎていた。
肥大化した自尊心が、変わることを許さなかった。

ジオルスは、消滅という手段によって自分のプライドを守ったに過ぎない。
だから、誰のせいでもない。

アヌイの真似事みたいだな(