めめんともり

わたしたちが ふたたび
生きるためのものは

と おそらくは 死
だけだ

人と本音で話すことの重要性

2008-04-20 03:25:27 | 日記
顔が見えているか否かはどうでもいいです。
相手がバーチャルの世界で知り合った相手でも構いません。
リスク管理くらいはしてほしいけど、それさえできていれば誰でもいいです。
親でもいいし教師でもいいし兄弟姉妹でもいいし友達でもいいし。

本音で話せ、っていうのはね、
発言に対して、真面目に返してくれる人と話せ、ってこと。
真面目に返す人っていうのは、ユーモアが通じない奴ではなくて、
悪いところは悪い、おかしいところはおかしい、と言ってくれる人です。
もちろん、頭ごなしに全てを否定するとか、感情論だらけとかは違いますよ?

平気で矛盾する、それに気付かない、気付いても正当化する、
誰にも指摘されないからそれで良いんだと思う、以下繰り返し。

誰にだって少なからずそういう部分はある。
けれど、それがあまりにも多いのは、ちょいと異常なんじゃないか。
上記に加えて、指摘されると逆ギレする、なんかが加わると完璧ですね。
そんな完璧な人が知り合いにいるから困るんですけど。

知人が大切な人なら、逆ギレされようが嫌われようが、指摘するでしょうけど、
どうでもいい人間だと、面倒だからやらないわけですよ。
今後、ソイツがどうなろうと知ったこっちゃないし。私はそんなに優しくはないのです。

まあ、なんだ。
だから、指摘してくれる人は大切にしてあげなさい、というお話でした。

きっとされたら「うざいなぁ」と思ってしまうだろうけれど、
あなたに「嫌われる」というリスクを負ってまで指摘してくれるということは、
その人があなたを大切に思っている、ということなのですよ。
(稀に嫌われたくてやっている人もいるかもしれないけど)

『万葉集の歌を推理する』

2008-04-19 03:12:51 | 読書全般
『万葉集の歌を推理する』(文藝春秋、間宮厚司、2003)

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主に、万葉集にある歌の解釈・訓じ方を扱っている、考察集。

万葉集は8世紀末(奈良時代末)につくられたが、全て漢字(漢文ではない)で表記されている。
(これは当時、ひらがなもカタカナもなかったため)
したがって、現在ではよめなくなってしまった歌も多いのだが、
当然、よめなければ何が書いてあるのかもわからない。
それを解明する過程が、詳しく書かれている。

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文章が独特というか、何というか。
はっきりいって、古典が好きじゃない、苦手、という人にはキツいと思う。
助動詞だとか助詞の問題が絡んでくるので。
もちろん、説明はありますけど、その所為でテンポが悪くなっている感じ。
(だからといって、省いたら理解できねーって人が爆発的に増えるだろうけど)
わざとわかりにくく書いてある、ということではなくて、題材があれだから読みにくいだけ。
勉強不足なんでわかりませんけど、むしろ読みやすい部類の本なんじゃないでしょうか。
何処か理屈っぽさというか、そういうのはあるけど、うーん。
仕方ないんだろうなぁ。考察集だから。

古典の研究ってどんなことするのかなー、という人なんかに良いかも。
好きな人には凄く面白い本だと思う。好きじゃなくても、理解さえできれば面白い。

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どんなことをしているか、はわかったけれど、
それが何に結びつくのか、が未だにわからない自分。

極端な話、万葉集の歌が読める・読めない、ってどうでもいいことじゃないですか?
実際、古文の勉強をしていて「なんでこんなことをしないといけないんだ」と思っていた人も多いでしょう。
やりたいやつだけやってろよ、みたいな。

人間が言葉に支配されている(考えている)以上、言葉について知ることは重要で。
だから、言葉で作られているものについても知るべきなのだ。
……というのはあるかもしれません。適当ですけど。
昔の表現方法を学ぶことで、自分の表現能力を鍛えることができる、とか?
読みたいと思った人が、すんなり読めるような手助けをするために、研究は行われるのだろうか。

難しい。
文学って何なんでしょう。

『大人のための読書法』

2008-04-19 02:29:48 | 読書全般
『大人のための読書法』(川角oneテーマ21、和田秀樹、2005年)

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受験における勉強法の本で有名な和田秀樹が、読書法を書いてたから買ってみた。
ブックオフで350円。

内容自体は普通、もしくは当たり前。タイトルが怪しいだけ。
和田秀樹氏が進める読書法は、一言で言えば「必要なとこだけ読め」だった。
そのためにはどうすればいいか、といったことが細かく書かれている。
(本の入手から、目次・索引の利用など)
要するに、知識(情報)をつけたい人のために、効率的に知識を得る方法を書いたもの。

したがって、速読法的なことを知りたい人は、読むだけ時間の無駄。
ただ、レポートを書くとか、大量の情報が必要になるときは、
必然的にこのような読み方をすることになるわけだから、そのためには役に立つかも。

構造が少しだけ特殊。
何処から読んでも大丈夫だし、とにかくテーマが細かい。
そのため、目次から自分が知りたい情報を探しやすくなっている。

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効率的に情報を得るためには、とかのほうが、タイトルとしては適切な気が。
比較読みだとか一部熟読なんかは、無意識のうちにみんながやっていることだけれど、
改めて意識しながら読んでみるのも悪くない、と思う。

本が好きで仕方ない人は、たぶんこんな本は読まないでしょう。
実際、自分は本を読むのが好きってわけじゃないしね。
知識を増やしたい、語彙を増やしたい、だけ。
役に立つかはともかく、ないよりはあったほうがいいだろう、と。

まあ、目的意識の薄い行動なんて長続きしないんですがね(
そういうのも改善できるかもしれないなぁ、と読んで思いました。

誕生日云々

2008-04-19 01:26:47 | 日記
親しい、というには遠くて。
知り合いというには近すぎる。
そんな人。たぶん、友人。

その人の誕生日が今日で。

大切な人の誕生日がくるたびに、「おめでとう」は不適切なんじゃないかと思う。
少なくても、私にとって私の誕生日は、全然めでたくない。
それなりに成長すれば、後は劣化していくだけ。寿命は減りはするけど増えません。

生まれてきてくれて「ありがとう」、のほうが適切な気がするんですよね。
前の誕生日から1年も、生きていてくれてありがとう、と。
自分だけだろうけど。

ああ、別に友人は自殺願望なんて持ってないですけどね。
それでもやっぱり、ありがとう、と言いたい。重いから言わないけどさ。

生きるって大変だけど、それでも大切な人には(エゴに過ぎないが)死なないでほしいし、
死というカタチの幸せは求めないでほしいと思う。
どんなに生きたいと普段は願っていても、
ふとした拍子に死にたくなるとき、死にそうなときは誰にでもあって。
ただ私たちは、たまたまたそれを乗り越えることができている、というだけなのだから。

(生き物の死は呆気ない。驚くほどに)