お彼岸です。
日常の唯物的な暮らしをいったんニュートラルにし、目には見えない繋がりに想像力を働かせたいと思います。
般若心経には「色即是空 空即是色」とあり、我々が認識できる“色”も、認識できない“空”も隔たりなどないと説きます。
見えるとか見えないで、勝手に区別しているだけなのですね。
仏教では、形ある物は“地”“水”“火”“風”4つの要素(四大)で形成されていると考えます。
我々の肉体を例にとると、地は骨格、水は水分、火は体温、風は呼吸で、これらが假に和合した状態を“四大假和合”と言い、病を得て具合が悪い状態を“四大不調”、死んで火葬や埋葬され土に還れば“四大分離”です。
物理学では、物質は92の元素でできているとされているそうです。
我々の肉体は92の元素が集まって形成されていて、死んで火葬や埋葬され土に還ることは、預かっていた92の元素を宇宙に返すことと言えます。
仏教の四大と物理の元素と数は違えど、考え方としては同じですね。
認識外からさまざまな要素が“縁”のはたらきによって和合して物が生まれ、縁がほどけて物が滅びればまた認識外のところへ還る。
どうやら“ゼロ”や“無”になるのではないようです。
お彼岸はご先祖参りの好時節。
我々の先輩がたは姿なきご先祖さまを拝んで、連綿と繋がってきたいのちの不思議に、「おかげさま」と感謝して暮らしてきました。
厳寒の冬を越えてきた今年の桜は、例年よりも開花が早い様子。
花を楽しみつつ、花が開くという不思議にも思いを巡らせたいと思います。
日常の唯物的な暮らしをいったんニュートラルにし、目には見えない繋がりに想像力を働かせたいと思います。
般若心経には「色即是空 空即是色」とあり、我々が認識できる“色”も、認識できない“空”も隔たりなどないと説きます。
見えるとか見えないで、勝手に区別しているだけなのですね。
仏教では、形ある物は“地”“水”“火”“風”4つの要素(四大)で形成されていると考えます。
我々の肉体を例にとると、地は骨格、水は水分、火は体温、風は呼吸で、これらが假に和合した状態を“四大假和合”と言い、病を得て具合が悪い状態を“四大不調”、死んで火葬や埋葬され土に還れば“四大分離”です。
物理学では、物質は92の元素でできているとされているそうです。
我々の肉体は92の元素が集まって形成されていて、死んで火葬や埋葬され土に還ることは、預かっていた92の元素を宇宙に返すことと言えます。
仏教の四大と物理の元素と数は違えど、考え方としては同じですね。
認識外からさまざまな要素が“縁”のはたらきによって和合して物が生まれ、縁がほどけて物が滅びればまた認識外のところへ還る。
どうやら“ゼロ”や“無”になるのではないようです。
お彼岸はご先祖参りの好時節。
我々の先輩がたは姿なきご先祖さまを拝んで、連綿と繋がってきたいのちの不思議に、「おかげさま」と感謝して暮らしてきました。
厳寒の冬を越えてきた今年の桜は、例年よりも開花が早い様子。
花を楽しみつつ、花が開くという不思議にも思いを巡らせたいと思います。