音のパレット

2009年11月4年半にわたるウィーンでの留学生活を終え、日本に完全帰国。
体を壊した長いブランクを経て、始動、です。

Wiener Philharmoniker&Gattiウィーンフィル&ガッティ③

2006-05-28 | Konzert コンサート
同じ指揮者で同じ曲第3回目☆今日は昼の定期演奏会でした。
プログラムは
Hans Pfitzner :Vorspiel zum 1.Akt der musikalischen Legende "Palestrina"
Paul Hindemith : Symphonie ≪Mathis der Maler" ≫
Richard Wagner:Ausschnitte aus dem Musikdrama ≪Goetterdaemerung≫
"Morgendaemerung" "Siegfrieds Rheinfahrt" "Siegfrieds Tod" Trauermarsch
Richard Strauss : "Tod und Verklaeung"Tondichtung fuer grosses Orchester op.24
Ort : Musikverein Grosser Musikvereinsaal
今日はコンサートがラジオで生放送されるということもあり、昨日よりステキだといいなという期待を胸に会場入り。
そして感想は・・・。今日はどれも良かった
『画家マティス』昨日のは一体何だったのかというほどとても音楽が流れていました。
何と言っても格段の出来だったのがワーグナー。
音楽が流れ、情景がまぶたの裏に浮かんでくる様な演奏☆
曇りガラスを通してしか見えなかった姿がはっきりと目の前に姿を見せてくれました。昨日は管も弦も何を言っているのか、どういう風に各楽器がメロディを奏でているのかが読み取れなかったのですが、今日はちゃんと聴こえ、かつ丁寧さは失われていないという素晴らしさ!響きのバランスもとても良かったと思います。
最後の曲は昨日の方がやや上だったかと。丁寧さに傾倒したとき、少し音楽よどみました。が、それでもステキな演奏でした。
終演後は大ブラヴォーの嵐・・・。オケも笑顔で彼をたたえていました。

明日は、同プロ・同指揮・同オケの演奏会の最後、どうなるかまた楽しみです。
その前に夜のコンセントゥス・ムジクスに向けて耳を準備しなくては!

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2 Comments

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ガッティ ( romani)
2006-05-28 23:25:18
こんばんは。

記事を会見するとガッティとウィーンフィルの相性もなかなか良いようですね。

私は、彼のマーラーの5番(デビュー盤?)の印象が大変鮮烈だったので、ウィーンフィルとぴったりフィットするか、少しだけ心配しておりました。でも杞憂のようで何よりです。

ところで、プフィッツナーのパレストリーナからの前奏曲、実は私の大好きな曲なんです。もっぱらライトナーのDG盤で聴いていましたが、一度実演で聴いてみたい曲です。
romaniさま (zauber-ton)
2006-05-29 07:38:22
ガッティ、お世辞にもぴったりフィットとは言いがたいかと・・・。今彼はオペラ座でプレミエを迎えるシェーンベルクの『モーゼとアロン』にも関わっていてウィーンフィルの面々とは一緒に仕事をする機会が多いはずなんですが、今回の曲に関してはやっと今日にして少し意思の疎通が見えた感じでしょうか。

今回の演奏会のプローべを見に行った指揮科の友人曰く、ガッティはとにかく『細かい!&こだわる』らしいです。いいところと、どうにも不明確になるところの差が激しいというのが私の印象でした。

しかし徐々に双方が溶け合って来ている感じなので今日の最後の演奏会は楽しみです。



プフリッツナー、本当に美しい曲でした!ウィーンフィルに持って来いの曲です。今度CDを探そうと思っています。

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