気付けば、大阪での暮らしも半年経ちました。
ようやく試採用期間が終了し、正社員になりひとまずホッと一息です。
今度の会社は少し外資のようなニオイ?のする会社で、契約社員も多数いる中、
能力成果主義な部分もちらほら。正社員になれるかも評価があってのことでした。
個人的には、目の前にあることを一生懸命やっていれば
おのずと結果はついてくると考える派なので、特に変な力をいれているわけではないけど、証書をいただき、
もっと会社に貢献しなくてはと、少しだけ身震いがしました。
少しでも今の仕事に役に立つ資格をとりたくて、10月は勉強をしていて
ようやく先週日曜日に試験が終わったばかり。(受かるといいのだけどなあ。)
1か月近く缶詰めで、買い物もひかえていたら、終わった後の開放感!
仕事で使う売り場の什器を探しに、大阪の業界人(??)がよく出向く本町の商店街をブラブラ。
自分へのご褒美に、問屋街ならではの輸入商品取り扱いの店で、少しだけお買い得にルクエのシリコンスチーマ―と
マリアージュフレールの紅茶を購入。そのまま長い長い商店街を通り、心斎橋へ。
大阪で話題の路面店のユニクロを一回りし、guを横目に、買うものがなく、
道頓堀近くまで歩き、H&Mへ。
ハイファッションも大好きだけど、ファスト系もつまむ私。
H&Mは名古屋になかった上、海外でも素通りして、心残りだった思いからも、
気持は高鳴ります。
そして、オープンからかなり経ったとはいえ、まだまだ大混雑の店内で、
大きな荷物は重く(試験の用意で参考書や、店舗の什器など)買い物には少々不格好ながらも、
言葉通りにヘビーでタイムセールのような買い物が終わりました。
ヘロヘロになった結果、H&Mにてキリム柄のカーディガンを購入。
今年流行の「キリム」柄。個人的にはとても好きな柄で、奥深い本物でいつか
ベストとカーペットがほしいと思っていただけど、世の中に氾濫しすぎて
もう一歩ファッションにも取り入れにくく感じてしまっていました。
(流行と名に流されない自分でいたい。強がり・・!?)
ところで、このキリムという語源はトルコ語らしく、織物を意味するそうです。
その昔、アジアから西から西へと移動し、アナトリアへやってきた遊牧民は、
その当時、具象的な花、鳥、動物、身近にある風景など
をキリムの柄として織り込んでいた。
しかし、そこは、イスラムの世界。
イスラム教は、偶像崇拝を禁じており、キリムの織り手の女性たちは、
夢、願い、喜びなど様々な思いをキリムの中に幾何学文様で表現してきました。
たとえば、眼は災いを招く他者の視線から身を守る、邪視除けを意味し、
星は、幸せへの願い、豊穣を意味します。
よくある六角形の星は、「ソロモン王の印」と言われ、アナトリア地方では、八角形やそれ以上
の角数の星が、モチーフとして使われてきました。
鳥は 幸せ、喜び、愛を求める気持ち、よい知らせの予感などを意味していたりと。
(キリムムズジャパンHP参照)
街にあふれかえるさまざまな「キリム柄」もこうやって歴史のつくる背景を知ると
そこに、デザインの中に奥深さがあるのかと考えてしまい、どーしても手がでなかった私。
しかしここは割り切ってみました。
どうせなら、とびきっりのファストファッションでキリムを着ること。
そこに今と昔のコラボが自分の中にうまれるのだと信じて。
写真は携帯でとった、夜の心斎橋(上)、と購入したH&Mのキリムカーディガン(下)です。