Rising斬 the侍銃士

音楽のこと、時代小説、映画を中心にしていくと思います。タイトルは自分のHNの由来になったゲームから

PsychicLover LIVE 2006

2006-10-13 00:51:56 | アニメ・コミック・ゲーム

そんなわけで、8/27に原宿のASTOROHALLにて行われたサイキックラバーのライブのレポがようやく書けました。

もともとこのユニット、影山さんが出演する「アニパラ音楽館」で共演してましたから、だいぶ前から知ってはいたんですが、それほど注目してはいませんでした。
本格的に注目したのは甥っ子がはまった「特捜戦隊デカレンジャー」を兄貴が聴き、「ここのギターはうまい」と教えてくれたからですね。
聴いていると、ギターもさることながらボーカルの耳に痛いほどのハイトーンも凄いです。
このデカレンジャーをきっかけに、その後サイキックラバーは大活躍。
今年は初のフルアルバムも出し、久しぶりというワンマンライブが行われました。

しかしこの会場、狭いです。
始まる頃にはギュウギュウ。本人たちもこんなに客が来るとは思ってなかったのでしょうか?

とりあえず開始の合図とともに観客からは「サイキックラバア、ラバアッ、ヘイッ」という掛け声。

で、オープニングの曲とともにスクリーンに彼らの姿が、「BORN TO BE MILD / YOFFY」と「NO MUSIC NO LIFE / JOE」のキャッチフレーズも。いよいよ始まりました。

1曲目は、恐らく多くの方が予想できていたと思う
「冒険者 ON THE ROAD」(轟轟戦隊ボウケンジャー)
でした。
エンディングで始まるというのも不思議な気がしますが、アルバムでも1曲目でしたしね。

2曲目
「とんでもねぇヤツらがやって来た!」(ラジオ関西「アニカンRADIO」オープニングテーマ)
途中、「犬死にはごめんだぜ!」と叫ぶのを忘れてしまった。まわりも妙に静かでしたね。全く残念です。

3曲目は
「NO WAY OUT!」(DUEL SAVIOR DESTINY)
アルバム1から3曲目を立て続けにやりました。
ここでMC。
ボーカルYOFFYの「オッケー今日は!」「オッケーみんな!」とやたら冒頭に「オッケー」を付ける喋り方がかつてのジャパメタを彷彿とさせてよかったです。

4曲目は「世界最強の数え歌を歌うぜ!」と
「デカレンジャーアクション」(特捜戦隊デカレンジャー)

5曲目には
「Don't Give Up!!」(超ロボット生命体 トランスフォーマーマイクロン伝説)
そして

6曲目で「まだまだ盛り上がろうぜ!」と煽り、
「TAKE MY SOUL FOREVER」(リングにかけろ1)
確かに盛り上がりました。会場の歓声も溜息交じりでしたね。
俺もこの歌がかなり好きです。喜びも悲しみも撃ち抜いてくれます。
まあ「リングにかけろ」の主題歌がこんなにさわやかでいいのか?とは思いますけどね。かつて久石譲作曲でmojoが歌ったリングにかけろのイメージソング「青春ジャングル」の男臭さがイメージにこびりついていますから。
とにかく俺の中ではデカレンジャー以上の名曲。またこういう曲を作って欲しいです。車田漫画はいい歌多いですね。

7曲目は
「いつも手の中に」(住めば都のコスモス荘)
スタンドで固定したアコギで前半を弾き、後半から背負っていたエレキギターを弾くという所に、昔見たラウドネスのビデオを思い出してしまいました。

8曲目は
「鼓動 GET CLOSER」

9曲目は
「XTC」(ウィッチブレイド)
でしたが、ここでハプニング。JOEのギター、恐らくアンプが鳴らなくなり、演奏自体は中断しないもののベースとドラムだけで進み、JOEの周りではスタッフ大慌て。
なかなかギターの音が出るようにならないためか、ここでドラムとベースのソロコーナー。アニソンバンドでソロコーナー、てのはそうないですね。と、思ったが、俺が行くアニソンバンドのライブに限っては多いかな?JAMとか奈々ちゃんとか。
ここでやっと触れれますが、ここのベースは無茶苦茶うまかったですよ。
ここの、と言ってもレギュラーメンバーの方はスケジュールが合わなかったそうで、今回はゲストに栗林みな実さんとこのバックのタッキーさんが参加してました。今年のアニメロでも弾いてた6弦ベースの人です。
時々ベース見てましたけど、単調な8ビートじゃなくけっこうフレーズを弾くタイプで、好きですこういうベース。

このソロコーナーの間にようやくトラブルが改修できたようで、JOEのギターソロ。
で、問題はこのギターソロ、なんですが、JOEが弾いたフレーズはどれもVAN HALENのパロディだった気が。
「You realy got me」と「Panama」はあったような気がするんですけどね。なんかVAN HALENなんてしばらく聴いてなかったので、とても面食らってしまいましたよ。「Eruption」に似ているような気がするフレーズもあったけど、それは違うような気がします。
そんなわけで、このとき何を弾いていたのかはけっこう気にしています。
お蔭様でまたVAN HALENを聴きなおしてみましたが、やっぱEDDYのギターはカッコいい~。

JOEは「XTC」のギターソロがお気に入りだそうで、このハプニングを残念がっていましたが、大部分の人には結果的に嬉しいハプニングだったと思います。ピンチをチャンスに変えるとは、流石ですね。

そして、荘厳なブラスのイントロが流れ、
10曲目は
「GAIKING」(大空魔竜ガイキング)

11曲目
「TRANSFORMER-Dream Again-」(超ロボット生命体 トランスフォーマーマイクロン伝説)

12曲目
「冒険王ビィト!」(冒険王ビィト)
サビで一緒に叫ぶような曲が続き、(自分の中では)マイナーながらも盛り上がりました。

13曲目
「Never Ending Road」(超ロボット生命体 トランスフォーマーマイクロン伝説)

14曲目は本編のラストになり、
「サイキックラバーのテーマ」でした。
イントロで「太陽に吼えろ」、間奏でドリフの「早口言葉」をあの振り付きで演奏、「サイキックラバー、略してサイラバ~」は覚えやすいので一発で覚えられます。
しかし、あなた方、影山さんが「サイラバ」って言ったとき嫌がってなかったか?

そして観客は「サイキックラバア、ラバアッ、ヘイッ」コール。
まもなくアンコールになりました。

1曲目は
「I Believe (Album Version)」(兜王ビートル)
この歌は、YOFFYがまだJOEと会う前に原宿の竹下通りで弾き語りをしていたときから歌っている歌で、当時は修学旅行生が並んでくれて、デモテープ400本くらい売れたそうです。
そんな大事な歌をこうしてみんなの前で歌えるのが嬉しいと言っていました。
そして、この「兜王ビートル」にはショコタンこと中川翔子さんが出演し、監督は河崎実氏。
打ち上げでその河崎さんが次の企画として課長がコアラとか、ヅラを武器に戦う刑事とかのアイディアを語った時、サイキックラバーは冗談だと思っていたが、全て実現してしまい、このことから「思ったことは叶うんだよ!」と語っておりました。

2曲目には、先程ギターの音が出なくて悔しがっていたJOEのため、ここで改めて
「XTC」
もやりました。
これは嬉しいですね。やはりギターを見に来たのですから隙間なく堪能しないと。
ハプニングをうまく使って更にライブを盛り上げる。この辺がヒーロー魂ですよね。

3曲目は「次が最後の歌!」とかなんとか言って
「Oh!my god 」
なんで最後と言ったのかは知りませんが、会場の人たちは誰一人としてコレが最後だなんて信じていなかったのではないでしょうか。
本人たちも先程の発言はなかったかのような態度でライブを続けます。

4曲目は
「呪文降臨~マジカルフォース~」(魔法戦隊マジレンジャー)
これは、厳密には彼らの歌ではありませんね。といっても誰の歌かすぐには出てきませんが。
作詞作曲はYOFFYがやっているため、彼らもよく歌っています。
皆で呪文を唱えられるし、ライブ向けですね。

そして、ようやくハイライトです。
5曲目は
「特捜戦隊デカレンジャー」
でした。
流石にこれをやらないで終わるなんて誰も思いませんよ。
いやあよかったよかった。最後にデカレンジャーも聴けたし、と俺は思っていましたが、ファンの皆さんはまだまだアンコール。

そして三たびサイキックラバー登場!

第3部
1曲目は
「WINTER SONG」
夏らしくない題名ですが、如何にも昔ヴィジュアル系やっていた的な。長いファンの人たちは喜んでいたようです。

そういえば、JOEが携帯持ってきて会場に背を向けてYOFFYと一緒に撮影。ブログに載せるとか言っていたけど、結局載せてないですね。写りが悪かったのでしょうか。

そして、正真正銘ラストは
「JUMP!」(テレビ朝日「やぐちひとり」エンディングテーマ)
でした。

18時から始まり、第1部が19:30位に終わったので早いなと思っていましたが、結局20:30くらいまでやっていました。

2年ぶりのライブらしいですが、盛り上がりましたよ。
ちょっと機材トラブルが多いし、会場もいっぱいで手もあげにくいほど混んでいたので、次回はもっと大きい会場を使って欲しいです。
結構いったいに、昔売れてませんでしたがやっとここまでこれましたという発言が多くて、好感持てましたし、
ジョーのギターは全く持ってうまかったです。日本人のバンドのくせに各パートのソロコーナーもあるし。
また、ギターソロに注目するつもりでしたが、歌っている間のリフもやたらかっこいい。
ピッキングハーモニクス(ギュオーンって音、ギターフリークでキメの時に出す音)やら多用し、弾いたら気持ちよさそうなフレーズ満載でした。

正直YOFFYの喉に悪い歌は聴いてて疲れますし、JOEも無駄にうまいし、そういう点は俺だけにはツボですけど一般的にはどうなのかな、という気がしますが、だんだん勢いづいてきていて嬉しいです。

けっこう新曲もまめに出してるみたいだし、人に提供する歌も多いですしね。来年にはもっとずっとビッグな状態でライブやるんじゃないでしょうか。
売れなくなったらJAM Projectに加入する事を期待してはいるんですが、まだまだだいぶ先そうです。いや、アニソンのホープとしてドンドン盛り上がって欲しいですね。皆で応援しましょうよ。

それにしても、ギターソロでJOEが弾いたVAN HALENの曲、なんだったか調べる方法ないかな?


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