Rising斬 the侍銃士

音楽のこと、時代小説、映画を中心にしていくと思います。タイトルは自分のHNの由来になったゲームから

GALNERYUS LIVE 2010

2010-10-01 01:01:13 | METAL

今年買ったアルバムの中で、ベストというと、なんとなくOPERA MAGNAというスペイン語で歌うとっても濃ゆくて熱いメタルバンドと、
新ボーカルを迎えてパワーアップしたGalneryusというバンドのRESURRECTIONを推しています。


個人的に一押しの前者についてはこちらのMYSPACE参照
http://www.myspace.com/operamagna


で、今回本題のガルネリュースは、昨年までライブではとてもメタリックに大げさなMCを披露してくれていたYAMA-Bが脱退し、後任のボーカルにはなんとJ-POPを歌っていた小野正利さんが加入。


小野正利さんはかつて「You're the only」という歌が大ヒットしたクリアなハイトーンボーカル。


http://www.youtube.com/watch?v=jbD8oNYitsM


たしか当時も「本当はメタルが好き」という発言をしていたと記憶しているが、念願のメタルバンド加入となり、俺的には聴く前からガルネリュースの音楽性にもマッチしているだろうと思っていた。
むしろこれまでのボーカルが持っていたそこはかとないB級臭さを脱却して、あまりにもガチで鉄板すぎるボーカルを入れてあからさまにA級バンド入りを狙うしたたかさに少し反感を持ってしまったくらいです。


そして新譜のRESURRECTIONが予想通りの超名盤。


特に待ち合わせもしていないからと舐めて出発したら到着した頃には1曲目の最中。
まあトイレから出てきた坂本英三さんとすれ違えたのは運が良かった。ちなみに友達の友達(男)が昔声をかけたら「ケツを貸してくれ」と言われたそうで、それが怖くて声をかけられませんでした。
そして中に入るとSHIBUYA-AXでも超満員で、会場の後ろの方にいるしかない。と思ったら積極的な人が隙間から前に行って、それをついて行ったらかなり前の方で見ることができました。


小野正利さんは1曲目と2曲目では、うまいといってもライブじゃこんなものか、と思ってしまったが、どうやら数曲やって温まった様で、徐々にCDにも負けないパワフルな熱唱を聞かせてくれました。
もちろん昔のガルネリュースの歌もしっかり歌いこなしてましたよ。


しかしボーカル交代により興味がわいたとはいえ、やっぱりこのバンドで注目したいのは演奏陣。
まー本当に、人間離れした凄まじい演奏を同じ日本人が完璧にこなしてしまうことが、悔しくて悔しくてボッキリ心を折られてしまいました。
そもそもリズムをどうやって取っているのか。ドラムだって終始すごい速さでダカダカ叩きまくってばかりだったというのに。
入念なリハのたまものなんでしょうね。
俺も最近は魂のこもった演奏とか、メロディとか重視しがちになっていた気がするけど、そんなのは技術ない人の言い訳に見えてしまうほど圧倒的な演奏力。


あれだけ早いならば、恐らくフレーズ自体は意外と単純だったりするのかなと、思ったりするんですがどうなんでしょうね。
少し研究してみようかと思ったり思わなかったり。


途中、ドラムソロもあり、このバンドのドラマーJUNICHIさんもかなり芸達者でスティックをくるくる回しながらその回す延長で叩いたり色々やってました。


キーボードソロとギターソロはフレーズを楽しませる感じだったかな。


そして、アンコールにはガルネリュースでの「You're the only」
これを歌う時に小野さんが昔の声に戻していたのが少し笑えた。
そして、如何にもメタル聴きそうに見えない、恐らく昔の小野さんのファンらしき人たちが何人か現れ、周りに合わせてなれないしぐさで乗っていたのが印象的だった。


そんなこんななライブでしたが、まあホント、今年上半期の俺的名ボーカルはゴセイジャーも歌った山田信夫さんだったが下半期は小野正利さんかな。「RAINBOW」の主題歌ももっと有名になって欲しい。
そんなわけで今年、今のところ一番のライブはこれかな?今日までは、というつもりで今書いたわけだが、明日見る武道館も歌い手のライブだし、俺的には演奏が上手いライブが重要な気がするし、どうなるかな?まあ感動という面では明日の方が上だろうけど。
できればJAM Projectもこれからは、こんな風にすごい上手いミュージシャンと共演したり、色々やって欲しいな。


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