Rising斬 the侍銃士

音楽のこと、時代小説、映画を中心にしていくと思います。タイトルは自分のHNの由来になったゲームから

DVD「RED CLIF2」

2010-05-23 01:56:23 | 映画

これもそういえばなんで見てなかったんだろう的な作品ですね。
前作では一気見したおかげで牛を盗んだ家来が後半で活躍するとか細かいところに気づけたけど、家ではご飯食べている間しか見ないのでなかなか細かいのには気づけなかったのが残念でした。


しかし俺みたいに三国志では趙雲が好きな人間にとっては、かなりいいですね。少ないながらも全てのセリフがよかった。「私の傷は、戦いで癒されます」「私には、命よりも大切なものがあります」まああと数個くらいしかないですけど、正史では活躍してないキャラだけにここまでかっこよくしたのは日本人向けを意識したんでしょうかね。


そして、俺は三国志は何種類か読んでいるんですけど、その中で北方謙三が書いた三国志では周喩は赤壁後に小喬とは違う女性を気に入り、その女性との間にできた子どもが周喩亡きあと活躍したりするんですよね。
その知識があったうえでこの映画を見ると曹操の元に行った小喬を救おうと仲間が大騒ぎするのに、至って冷静に「まずは戦の勝利です」なんて言える周喩を見ながら「どうせあんた愛情ないんでしょ」なんてことを言いたくなる場合もあるかもしれませんね。もちろん俺はそんなことは考えなかったが。


まあしかしこの映画を見ていると、
赤壁の戦いはそもそも同盟軍が圧倒的に不利、負けて当たり前。
勝とうにもまず矢が足りない。敵は水上は不慣れかと思ったらちゃんと現地で水軍の指揮官も雇っている。火攻めしようにも風向きも悪い。できれば先に仕掛けたい。攻め込めても砦は強固。近づけば弓矢で集中攻撃。
一つでも欠ければ勝利はおぼつかない中、天才たちがあの手この手で状況をすべて変えていく。


色々大変だけどこのご時世じゃね。社会が悪い日本が悪い。
なんて思ったりする今日この頃だけど、だったら時世を変えてみる、日本を変えてみる、それができるのが天才。
そこまでやるのは普通無理だけど、自分が天才だと思っているならそのくらいのこと、なんとかしてみたいなと思ったりさせてもらえる映画でしたよ。


コメントを投稿