☆映画人生に乾杯☆

~映画好きによる未完成映画ノート~
現在細々とリニューアル中!!

耳に残るは君の歌声 (ラブ)

2007-02-05 | ●それなりに楽しんだ
 クラス

2000年/イギリス・フランス
製作総指揮:ティム ビーヴァン 、エリック フェルナー
監督:サリー・ポッター
脚本:サリー・ポッター
出演者:クリスティーナ・リッチ 、ジョニー・デップ 、ケイト・ブランシェット 、ジョン・タトゥーロ 、ハリー・ディーン・スタントン 、パブロ・ベロン 、オレーグ・ヤンコフスキー

ジョニー・デップが…白馬の王子様の役(ではない)なんて…クサイ台詞を吐くようなロマンティック向きじゃないですよね、あの方。
映画としてもイマイチぱっとしない印象。主人公が歌手という設定なのに、まったく声に魅力を感じなかった事と、チューザーの人物像が全くもって曖昧な事が気に掛かりました。二人の愛も至って平坦。情熱的でもなくドラマチックでもない。ただ出会って、境遇が似通っていることをきっかけに意識しあい、そのまま彼女にのっかかってしまうチューザー。心の底から彼女を愛していたのか、または結末を知っていての付き合いだったのか…なんかよう分かりません。二人の初めての共演作『スリーピー・ホロウ』のほうが数倍面白いのは明らか。
なんか結構評価高いみたいだったんだけど私には何も伝わるものがありません。ジプシーの不当な扱いをテーマにするなら、もっとそこを掘り下げて欲しかったかな。変に愛を絡ませるからどっちつかずで中途半端な感じでした。
DVD特典で撮影風景を見ることができたと思うんですが、わたしの記憶ではあまり楽しそうにしていないデップとリッチがいたような…。余計なお世話か(笑)
しかしやっぱりケイト・ブランシェットがすごく素敵でした。あとジプシーの音楽も楽しめます。

観たけど結末を忘れた方はコチラ(反転)→大戦の影響がパリにも出はじめ、ナチスは次々とジプシーを弾圧し始める。ユダヤ人であるスージーの身に危険を感じたローラは二人でアメリカに渡ろうと誘う。チューザーに相談するとチューザーは家族を残して一緒に行くことはできないと言う。二人は悲しみの中別れ、スージーは一路アメリカへ。ところが途中でナチスの攻撃により船が沈没し、ローラが死んでしまう。一人になったスージーははじめて踏む大地で父を探し始める。そしてついに、病院に横たわる老いた父を見つけるのだった。
MAYOのコメント(反転)→会えたんだ、よかったね。結局、「The Man Who Cried(原題)」の“泣いた男”ってチューザーの事だったの…?でも題名になるくらいの役にしては出番少なすぎへん?泣いたのはお父さんか…???





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