ミス・ポター （文学／実話）

えぇ～…
…ピーターラビットぉ……？
なんか観る気しなぁ～い

……とか思いつつ、とりあえず入口だけでも観ようと奮起。

ありゃ？けっこう飽きないぞ？？

ビアトリクス・ポターは裕福な家庭の令嬢。しかし年頃過ぎても結婚できず、友達といえば自分の描いた童話の中の動物たち。人とは少し違う感性を本人も分かっている。
ある日『ピーターラビット』を初出版しようとするが、無名の童話作家（しかも女性）などなかなか相手にしてもらえなかった。
…そこにノーマンという出版会社の三男が名乗り出る。

彼との出会い、初出版、そして身分違いの恋…
すべてが順調かに見えたが…………。

まずは淡い初恋同士のドキドキ感がたまらない！
そして女性が働く事を認められなかった時代に、彼女が大ベストセラー作家になった経緯は胸がスカっとします。

お伽話のようなほのぼの感の中に、実話ならではのリアルがある。
ビアトリクスの生き様に現代女性が共感できる部分も沢山あります。
基本的に恵まれた女性ではあったんですけどね

私はもっと早く観たかったと後悔しました。

ラストは…フィクションなら安易、ノンフィクションなら妥当って所でしょうかw

失いたくない大切な人と鑑賞してもいいかもです