反省室?
カウンセリング室?
普段生活してる学童の部屋を一歩出た場所、
園内の廊下部分に図書スペースが設けられてるんだけど・・。
そこに小さな丸テーブルと向かい合わせで4つのイスが置かれてるんだ。
ここ5年もの間、 この丸テーブルで子ども達の悩みを聞いてきたザッキ~^^:
思えば 色んな涙をみてきたな・・。
先日ふと 年明け早々、ザッキ~先生に小言を言われてた(目をつけられてた)E/3年男子が『ザッキ~、ボクのこと 怒りたいの~?』
そんなことを言ってきた
《そうか~Eにはそんな風に見られてたのか~》
ふっと笑いながら こう返したザッキ~、
『好きで怒ってる人なんて どこにもいないよ~。
怒るって すごいエネルギー使うし自分の体痛めつけることなんだ。。
≪脳の血管だって怒るたんびにプッツンプッツン切れるし心臓だってドッキンドッキン波打つ・・≫
そんな思いして 怒るのは その子が大好きだから。。
悪とこ治して良い子にしてあげたいと思うからなんだよ?』
『Eのお母さんお父さんだって同じ・・。
Eがお母さんお父さん大事と思ったら
あんまり怒らせないようにしないとな?』
そんなこと言ったらE,『ふ~ん』って 工作しながら 頭だけコクンとうなずいてた^^:
*********☆
◆ザッキ~学童では問題の先送りはしないようにしてる。
その日起こった事件は その日のうちに解決して 前に進む・・
それが鉄則。
よく 後にして~って流しちゃう先生(お父さんお母さん)いるけど
それだと意味がなくなっちゃう・・
そう
説教にしても問題解決にしても タイミングが大事
なのである・・。
後にしよう~なんて言ってたら 彼らの気持ち どんどん先生から(親から)離れてってしまうんだ。。
きちんと自分と向き合ってくれなかった先生(親)=話してもしょうがない大人
そんな方程式が彼らの心に出来あがり
以降、その先生や親に学校で起こった事件とか今、心に抱えてる小さな波紋について話してくれなくなる・・。
つい最近 こんな事件があった。
夕方の外遊び時間、グランドでラケットベースをし部屋に戻ってきたS(3年男子)
書き物をしてた自分の横にきて
『ザッキ~、Yがぼくのこと クソって言った・・』
『あと ぼく そんなに足遅くないのに のろま・・とも』
いつもおちゃらけてみんなを笑わせてるような、そんなムードメーカー的存在のSがこの日は何だか淋しそうな顔してたので これは話きいてあげた方がいいな。。と二人を丸テーブルに・・。
問題のYに事情きいたら どうもみんなで決めた筈の打球順番(回数)をSが違反したっていうんだ・・。
とりあえず両者の言い分聞いたザッキ~、
人気のあるラケットベースボール、たくさんボールを打ちたいと思う気持ちは皆同じ・・
ということを述べた後、YがSに言ってしまった“クソ”“のろま”“馬鹿”という言葉について
こんな風に注意した。
ザ:『Yって名前は誰がつけてくれたの?』
Y:『お母さん・・』
ザ:『そうなんだ。。お母さん、Yが元気に育ってくれるよう祈って その名前つけてくれたんだね・・?』
『いいかY, YにYを可愛い、大事だと思うお母さんお父さんがいるのと同じように
SにもSを大事だと思うお母さんお父さんがいるんだ・・。
そう、Sって名前だってSが逞しく、そして世界に羽ばたく人になって欲しいと願って
その名前をつけてくれたお母さんお父さんがいる・・。
そのSの名前に“クソ”だとか “馬鹿”だとか つけてもいいんだろうか?』
Y:『ダメ・・』
ザ:『そうだな? 先生も自分の名前にそんな変なものつけられたら嫌だもん^^:
S、友達っていろ~んな性格の子がいるんだ。。
このYはお前がこれくらいって言った言葉さえ気にしちゃうデリケートな男の子(ガラスの心もった男の子)なんだ・・。
※先生に自分の事 分って貰えてる・・ そんな満足げな表情のY
お前の親友、FとかLは 図太いからそれくらいで怒らないけどね^^:
※笑うS。
できたら もう少しやさしい言葉に変えてYに伝えてくれない?注意してあげて?』
※うなずくS
ザ:『先生の話は以上。あとはお互いでいけなかったと思うとこだけ謝っときな^^』
口説くなっても仕方ないしね^^そう言って後は二人だけにして席を立ったザッキ~。
ものの数分で 二人は肩並べてボードゲームしてたよ
ま、この学年の男の子の喧嘩なんて
ほとんど大したことがきっかけではないんだけどね・・
でも その日あった事件をその日解決してあげる、
彼らの心のモヤモヤをすっきりした状態にしてあげるって
意外と大事なことじゃ~ないかな~って