【半休中】Beyond talk to oneself

子どもや日常、スポーツ回顧、時事の疑問に世の声の1人として触れていきます。競馬予想はあくまで履歴と仲間向けです。

金環日食に挑む!!

2012年05月22日 23時19分02秒 | ニュース
いつものように競馬の記事があるために出遅れになってるが
今日は今日で大きな出来事があったけどスルーして、
昨日の太平洋側一帯に起きた金環日食を撮影したのでそれを…。

ちなみに日食を見ようとは思わなかった。
何故なら遮光フィルムやグラスを求めても、
それが果たしてまともにUVカットされるのかわからず、
実際不適合なものもいくつか出たように、
信憑性が薄いと思ったので求めようと思わなかった。
買ったところで信じて使って目を悪くしても
仮に賠償で金を貰っても、失明した目は戻らない。
だから生活するに全てのメーカーや生産者を信じて買い求めて
いろいろ使用したり食べているけど、
普段から身近にないものはその付き合いがない分信頼度も無い。
だから万が一を思うと怖いと思ったのだ。

ということで最初から撮影だけしようと思っていた。
どうせテレビでやるのだろうから目で見るのは機材のモニターと
録画したりした映像だけでいいと思っていた。
そんな感じで機器が壊れるという報道もありながら、
自分の住んでいる地域では173年ぶりで、後にも先にもこのチャンスしか
人生で見ることは出来ず、亡くなったうちの親父などは
金環日食を見ることなく人生を終えた人も居るわけで、
それは特に興味が無くても価値観はあったのだと思われる。
しかも今回の広域となると932年ぶりなのでそれは歴史の証人になりたい。
最大の敵は天候、機材のスペックと耐久性、後は寝坊や体調程度か。
そんなことを思いつつこの日を迎えた。


日食の開始時刻は6時19分2秒の東京。
開始5分経過も全くわからず。見た目変化無しか?コンデジの限界か?


30分程度経過したが丸いままで変化無い。
テレビではそこそこ欠けているのにやはり無理なのか…


↑の5分後、裸でなくデジカメにグラサン掛けてみた。
自分は一応UVカットのものを見ないなりに掛けていて、
ただのサングラスをデジカメに使ってみたのだ。
そして少し引いてみたら・・・あ、欠けてるの撮れたじゃん!!


すかさずズームしてみた。茶色のレンズだが赤っぽくなった。
おそらく明るさでオレンジだったのが、やや暗くなり赤みが増したかと。
うちは高級な設備が整って三脚にリモコンで撮ってるものと違って
相変わらず手振れとの戦いが凄まじい手取りだが、
それでもこれだけ取れたぜよ!


さらに15分後金環まで15分だがまだ真ん中まで行かず。
ここから自分のダークオレンジのような色合いのグラサンも
さらにデジカメに掛けて2重グラサンにしてみた。
東京は海っぺりでは結構雲が出ている映像がフジテレビなどで見えるが
北部のほうのうちのほうは雲はあるが全然かからず見事に晴れ。
なので太陽光線が日の出から徐々に強まり、
時を追うごとにまぶしすぎて乱反射してしまうだけに
なってしまう懸念を凄く感じていた。だから2重にしたのだ。
なんならグラサンは20個近く持っているのでどんどん使うか!?


ズームしてみたが日付が壊れたのか勝手に外れてしまい、
ぼやけているのか手振れなのかむしろ光が大きくなった印象。
これはやはり当初のように光に耐え切れず多く拾って大きく見えて
居るのではないかと推測できた。


10分後だが、あと5分ほどで金環なのに雲が出てきてしまった!
サングラスも2個はハマっているわけでもなく適当に合わせているだけで
持ちづらく落としてしまったりしたので結局1個に戻した。
でも多くの番組でも最終的に言っていたが、この雲が私のような
丸腰の素人に奇跡を起こさせる。
その1枚がこれだが、雲が生き物のような感じとか、
飛行機から見下ろす雲海みたいに、モコモコとはっきり写った。
その雲が適度なフィルターとなって、太陽を撮るための
太陽が放つ余分な光をいい感じに遮ったのでこんな感じに撮れたのだ。


ただズームをしたらピントが甘くなった。
コンデジが連続使用で疲れを言い出してきている証だった。
運動会など最後のほうほどオートフォーカスが駄目になる。
マニュアルが無く常にオートフォーカスなので、
人間同様に適度に電源を落としたままにする時間を設けて、
短時間でも復活させる必要があった。
でももう金環間近。だけどこの感じだと撮っても意味無いので
金環の冒頭は捨てても電源を5分程度落とすことにした。
それでもベイリービーズのときには何とか撮りたいと思った。


慌ててなんとか間に合わそうとしたけど、ベイリービーズのタイミングが
十数秒遅れた!!まして太陽光線が強く丸く写って最悪!!
これも娘が学校の宿泊イベントから帰宅した翌朝で
疲れからか全然起きれずに、かみさんがさすがに興味を持って
ベランダに出てきたが、それにムービーを任せようと、
肉眼で見ずにモニターでこうしろと
いろいろ指導しているうちに過ぎてしまったのだ…。


なんとなく左上部だけリングになっているのが写った。
食の最大まで後2分!なんとか撮れてくれ!!!
(よく見ると周りの雲の様子がウルトラマンの主題歌の背景みたい)


東京の食の最大である7時34分になった!!
ガスコンロの炎のようだがそれでも何とかリングで写った!
うちのコンデジの限界か、これが奇跡なのかもしれない!!
しかし真ん中が黒く、炎のリングが出来、
その外周に少し離れて赤い外周の輪ができているのは、
コロナというか、その温度の燃え盛る様かと。
さらには何かに反射して左下に同サイズ程度のリングのゴーストが出た。


連射はカメラが疲れてしまうので、手で連続してこの時間は撮影。
ついにもう少し厚い雲が覆ってくれたおかげで、
まだ太くなっては居るが、見事なリング状を撮影できた。
こんなニコンのS-8100程度のロングズームコンデジでだ!
・・・でも奇跡の画像はこれではとどまらない。


金環食の終わりである37分に近づいた36分にもっと厚い雲が覆った。
さすがに隠れてしまうかと思ったが、これが最大のフィルターになり、
斜行レンズやカバーを付けた画像と近いものを撮ることに成功したのだ。
自然が自然現象の脅威と美しさと神秘さと災害同様に人間の力では
どうにも出来ないもどかしさを超えて楽しんでいるものたちに
ご褒美だといわんばかりの心憎い演出だった。
自然と神がそんなわれわれにもたらした最大の奇跡だった。
九州の人たちは雨で全く見られなかったそうで申し訳ないけど。


この調子なら食の終わりのベイリービーズが撮れるかも知れず、
何とか頑張ってほしいが右側が雲が薄まり光が強くなった!
頑張ってくれ!あと少しこの暗さをキープしてくれ!
左下がベイリービーズになっていくのでそこをどうにか!!


ついに金環食の終わりの時刻、7時37分になった!
右上が雲が薄く太陽光線がたくさん放射され光が大きく写った!!
でも、ここでもまたしても奇跡で、左下は雲が厚いままで
良く見ると微妙にベイリービーズっぽい!!


逆に厚い雲がベイリービーズを見えづらくしてしまったが、
確実に今その状態で、完全に切れようとしている!


1分後なので見た目ほど一気に切れたわけではないが、
分厚い雲が弱弱しく細くなった光る部分を随分遮った。
よくよく思うと肝心なときにこうなっててもおかしくなく、
それが今なんだからものすごくツキがあったと言い切れる。
ふと周りを見渡すと、いつも通りに出勤していく徒歩やチャリや車の人と
結構あちこちの屋上やベランダや非常階段などで見ている人がいて、
娘の同級生男子でお母さんがエロ過ぎフィリピン人みたいで
お父さんが産廃処理会社営む亀田の家らしき屋上でも親子が見ていた。


どうせなら最後まで撮ろうかと思ってた。
娘は代休でかみさんは夜勤明けの休みで家に居るし、
実際娘が最後まで起きてこなかったが、それでもこの時間になると
早めの小中学生が学校に向かいだす時間になる。
そんな心配もなく、逆に子どもほったらかしで夫婦で観賞とかもなんだし、
娘が寝たままでも代休ももはやツキのようでもあった。
ただこの後暫く撮っていたが、この金環食の終わりから5分後までの
画像しかシルエットが撮れず、1/5程度の太陽が出ただけで、
雲も厚みあるものが来なくなったこともあり、
光の乱反射で冒頭のようなぼやけた塊ばかりになり、
日食自体の終わりの時間である9時2分どころか8時前には撮影断念した。

ただ以降の写真の中にこんなものが・・・。


飛行機が写りこんだぜよ!!!
全部じゃなく太陽とも被らずやや残念だけど。
でも太陽がこんな状態のものばかりだったんだよね。
まだ結構な三日月状態なのにこれだから、
どんどん普通に戻っていくわけで、これ以上無理ってわかるでしょ?
何とか壊れなかったっぽい機器類がさすがに強い光線で
壊れるかもしれないし、雲が分厚くなる瞬間に掛けて
ずっとやってるリスクのほうが大きすぎかと思ってね。

なんにしてもこの時代に生きているのだから見ない手はなかった。
娘は疲労と眠気に負けたけど、そもそもそんなに見たいと思ってなかった。
それだけの奇跡的なことだとは思っていても、
そこへの価値観はそう高くなかったようだ。
もし高かったら1時間半程度私が出たり入ったりして撮ってたので
どこかで出てきたかと思う。
或いは臆病なので、肉眼で見てしまったときの弊害のほうが
全く遮光グラスも無かったので嫌だったのかも?
でももう生きているうちはこの土地では見られない。
次は30年後の北海道か?
あ、ドリカムのライブだけどチケット瞬殺でなくなったらしいね。
しかし吉田美和よくこの日のこと90年リリースの曲の歌詞作った時点で
しってたな。天体マニアなんだろうな。
興味ないとあれほど前だとそんなに盛り上がったり話題にならないからね。


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