【半休中】Beyond talk to oneself

子どもや日常、スポーツ回顧、時事の疑問に世の声の1人として触れていきます。競馬予想はあくまで履歴と仲間向けです。

スッキリしない日韓戦

2011年01月26日 19時33分51秒 | サッカー日本代表
まずは競馬などと被って殆ど触れなかったカタール戦から。

知る人は知っているが、一番のヤマと思っていた試合だった。
その通りに相当厳しい試合となった。
なぜならば、単純にアジアで一番勝率が悪い相手。
韓国以上に最悪の勝率がこのカタール。
そしてオイルマネーかどうかはともかくとして、
2022年のW杯開催国を強奪された相手でもある。
さらにはあのフランス人の名将ブルーノ・メツを獲得した。
帰化選手もさることながら、今大会の開催国でもあり、
全てのお膳立ては、コレでもかと並べられた。
日本や韓国に勝つことでのカタールの上昇はムードもランキングも急務で
それには最初の格好の舞台がこのアジア杯だという事。
その最初のターゲットがこの日本ということになったわけだ。
グループリーグにはさほど株を上げる相手もいなかったので。
だから韓国でなくカタールが一番の難敵だと言った訳。

それがその通りで、ある種の奇跡のような3-2の大逆転勝ち。
1点目はカタールでセバスチャンはオフサイドだがフラッグ上がらず。
裏を取られてほぼフリーで打たせた。
吉田もあそこまで来たら、こうなる確率も高いので、
それこそ一か八かボールに行って欲しかったが後の祭り。
もしPKを与えても、ミスの可能性もある。
しかしこれも点を入れられたから言える事。
それが前提でなければ、PKになった瞬間に誰もが吉田を責めるだろうし、
レバタラの世界はひとつの結果が出ていて言う勝手だから、
コレもこれで仕方ないのだけど、そう思ってしまうのだよな。

そして日本の1点目は岡崎のまたしてものループで、
ほっといても入っただろうものを香川が念には念をと詰めて押し込んだ。
これは流れの中からのもので会心でもなかったが良かった。
これで前半が終わってしまったが、とにかく大事なのが2点目はこっち。
日本がとることがすごく重要になってきた。

ところが後半の18分に、珍しく解説の安太郎の言ったとおりで、
確かに私も気になったとおりになった。
それは「壁は1枚でいいんですかね?もう1枚必要だと思うんですけどね?
むしろ1枚だったらそんなもん要らないと思うんですが、どうでしょう?」

それもそのはず、このFKは吉田2枚目のイエローでレッド退場なのだ。
だからカバーの枚数が足りずにこうなってしまったのだろう。
それが神はいたずらが好きなようで、その1枚しかない壁の左に
綺麗にゴール右隅に見えている道に引き込まれていくように
ボールは吸い込まれて2点目を先にとられたのだった。
この日の主審は良く見かけるあのマレーシア人。
・・・金貰ってんのかな?と思ってもおかしくないほど酷いジャッジ。
でもコレも悲しいかな、優秀な日本人のジャッジは日本人だから
100%ありえないのだよな。他国の審判になる。コレもどうしようもない。

だがそれから10分もしない間に、香川がキレた。
日本のこれまでのパターンで行くと、欧州のTOP選手が蹴ると決まるが
日本人が殆ど同じように蹴ってもスライスしたりセーブされたり、
とにかく決まったのを見たことがない印象の展開だった。
それを香川が入れてくれたのだ。どこをどう通って入ったんだろう?
そう感じるほどに見事に突き刺してくれた。10人の代表で2-2に戻した。

こっからは気持ち。失点は絶対ダメ。でも得点が必要。
その終わりが見えた後半44分に長谷部がどうにかしてくれと、
トラップミスもあるかもと思えたほどに強く蹴ったパスを、
香川が持ち前のセンスで受け止め、ペナルティエリアに切り込むと
PKかという感じに潰されたが、そんな手間は要らないとばかりに、
W杯にも呼びたかった本来CBだが内田に代わって右SBに入っていた
伊野波がそのこぼれ球の直後に居て、
落ち着いて無人のゴールに押し込むだけ。それで決まった。
後に聞けば、ザックからもピッチのメンバーからも上がるなと
言われていたにもかかわらず上がっていたので、
なんでアイツがあそこに居るんだ!?と思われたらしいが、
それが何やってるんだと叱られることにならず、
値千金の決勝ゴールを生み出したということだった。

そんな中、日本はついに中東国以外と対戦する。
それとばかり4試合してきて、韓国と対峙するのだ。
互いのウィークポイントはCBだと感じている。
実際日本は右のCBは元FWでそこの裏を狙いたいとのこと。
とにかく全戦日本は↑の通りにカタールに2失点。
でも途中から10人で3得点。
韓国はイラン相手に無失点。でも得点は1点。
その韓国のグループリーグはバーレーンに勝ったが1失点。
豪州とはドローで1失点。そこまではまだいいが、
インドに4得点したが1失点。この1失点が韓国の穴に感じた。
失礼だがインドは中東国でもなく強くはない。そこに失点。
ゆえに1-0で日本の勝利と予想した。
ただコレまでと違い、ややロングボールも多用しだしているらしい。
パスサッカーではなく、裏とって一発をやるのか?

そんな韓国戦が始まったが主審はW杯でもジャッジしたサウジの人。
マレーシアのあの主審よりは全然いいと思えたが、
前半22分にペナルティエリアまで持ち込んだパクチソンを
今野が肩を入れてのブロックで倒れたらPKの判定。
誰もがえーーー!?と思ったが、どいつもこいつも笛吹きすぎ。
ペナルティエリア内ではある程度はスルーだろ。常識的に。
こんなのばっかだとゲームになんねぇよ。
無理を通せば道理が引っ込むなら、誰しも無理やりエリアに飛び込む。
数年前までシュミレーションも厳しく取ってたのに…。
まぁこの場合はそれとも違うけど。

さらにはちょっと若くて可愛らしい顔してる感じもする
キッカーのソンヨンだが、ゴール後にコーナー付近で猿の真似。
これ、実質日本を「ざまあみろ猿め」という気持ちで
やってしまったのだとは、遠まわしに本人が認めた。
ピッチ上の選手の前に、俺は大韓民国の国民だと。それはそういう意味。
パクチソンなんかがいいリーダーとしてコレからの日韓の接し方などを
見せ付けてきてくれているのに非常に残念だね。
しかもその猿呼ばわりするのって、欧米人がアジア人にすることだぜ!?
アジア同士で何やってんだって話。お前も猿だろうがってことだよ。
そんな目くそ鼻くそなんだよ。アジアなんて。
だからアジアでもっと1枚岩になって、欧米に対抗していかないと、
サッカーに限らず、経済や教育や生活やさまざまなことで
負け捲りの長い歴史があるんだから、世界にアジアありという
その図式も変えていかないとならないのだから、
そんな過去の歴史の悪い部分だけを常に引きずっていて、
こういうことを今でもやることが低すぎるのだよ。
折角冬ソナが火付けで韓国ドラマや映画に日本人がハマり、
俳優女優にもファンが多数出来、今は歌手のほうでも相当人気で
日本は韓国芸能界のビッグマーケットなのに、
その巨大市場に対してつばを吐く行為は愚かとも言い切れると思う。
むろん気持ちの上では日韓戦。互いに絶対に負けられない意識でいい。
でもそれはその意識の中までで十二分だ。

そんなことで火がついたわけでもないが、
当然納得いかないPKで失点したわけで、燃えた日本代表が
予定したとおりに絵に描いたように左を突破した。
それも本田が左をドリブルで持ち込んで行き、
3人が前を塞いだのでストップし、バックパスの雰囲気。
そのとき長友が外をオーバーラップ。
バックパスかと思いきや、長友はスピードを緩ませず上がったため、
その方向にスルーパスを出すと、本田とともに緩んだ相手は
そこから長友を追うが当然TOPスピードが違う。
それでこじ開けて中に切れ込んできて、
そのままシュートでセカンドボール対応が大事だと思ったが、
マイナス方向に前田にラストパス。
前田は左方向から来たボールを、早く蹴るためには左だと思ったが
右で押し込んでも楽勝に間に合うほどで、綺麗にネットを揺らす。
でもシュートの直後相手に後頭部ピッチに直撃レベルで倒されて
0.5秒遅かったら体勢が崩れて外していたかもしれない、
見た目以上に結構きわどかったゴールだった。
でも韓国の得点とは雲泥の差。日本は流れの中相手を崩しての得点。

前半に何とかもう1点と思ったが取れずに後半に入ったが
後半も互いに決め手を欠き、1-1のままに延長に。
韓国も日本も攻撃的な選手を外し、中盤を入れた。
やはり中盤での支配や、早いプレスが互いに重要に思ったからだろう。
でも日本は変わったのは香川。必要なんじゃないのかな?そう思った。

そして延長前半の6分。
本田のスルーパスに岡崎が反応するがペナルティエリアの
中か外か際どいあたりでタックルされ倒されPK獲得。
片方にPK出した場合、多くの主審はその相手側にも
得てしてPKの機会を与えるもの。
それがここまでにそれでもよかった場面もあってくれなかったが
ここにきてPKをくれたのだった。
延長でリードのチャンスだし大歓迎のジャッジだったが、
時間的にまだ早いとも思った。

ところがそのPKはヤットが蹴れと思ったがまたも本田。
正直前回の奇跡の股抜きPKが有ったせいか、
今回は外すと思い切り予想できた。そう口で発していた。
そうしたら見事にまたど真ん中低め蹴ってセーブされやがった!
もうアイツにPK蹴らせるなよ!!個人戦じゃないんだ!
お前の私利私欲のしてやったりとか面白がってのようなものは
非常に迷惑なのだと解ってもらいたい。
オレ流卒業で仲間との相互理解や連携重視というなら、
これこそオレ流を通り越したただの身勝手だと解れっての。
ホント細貝がダッシュで詰めてくれていたので助かったよ。
それがなければ、1-2で負けてんだぜ!?
これも皮肉にも香川と交代で入った選手だし、
香川残したほうがいいのでは?と思ったが、
もし香川が残っていたらこの得点は無かったのかもしれない。
香川が同じことするとは限らないし。
それでも本田自身が追いついて押し込んだかもしれないけど。
それもザックの交代の奇跡と細貝がこういうことがあると思って
蹴ると同時にダッシュで詰めたことも奇跡。
さらにはそうした選手の方向にボールが来たことも奇跡。
どこかの新聞が、ドーハの奇跡といろんな試合のいろんな場面で言うが
この試合もコレまでもそうだが、コレで終わらなかった。

韓国とは相当負け越している。ここ5年も勝ってないらしい。
最近はともかく、少し前は結構勝っていた気もするが。
だからまだここで1勝しても殆ど焼け石に水なのだが、
それでも勝率を上げるのは、毎試合の勝ちを重ねるしかなく、
今回はしっかり勝たないとならなかった。
それだけに延長後半残り5分ぐらいから、
コーナーで時間を使うことにした。
だけど当然相手もボールを奪いに来て、自分たちの展開に持ち込みたい。
その辺が中途半端だったためか、韓国に最後ぐちゃぐちゃの中で
押し込まれてしまった。もう1分ぐらいで終わりだったのに。
コレが日韓戦だとも思うけど言いたくない。
相手がどこであれ、残り1分で守りきれないのは致命的。

これが今回も安太郎の指摘がズバリとなってしまった。
「ディフェンスのラインが低くないですかね?
もう少し高めのほうがいいと思うんですけどね。
せめて後3m・・・いや、2mでも・・・。後ろ過ぎは危ないですよ」
これも私もそう思った。
引いて守るのは守りきるための戦術だけど、
最後パワープレーで負けているほうは来るので、
その最終ラインが低ければ、ゴールに近いから失点しやすい。
これは中田の考え方。だからもっと高めに守ろうと。
でも当時のキャプテンでCBの宮本は、それだとDF裏にスペースが出来る。
そこを突かれる事も怖いので、あまり上げず固まっているほうがいい。
こういう意見のぶつかり合いがドイツW杯ではあったんだよね。
どっちが正しいともいえないんだけど、
下げるんだったら、もうゴールマウスにGKが居ないほうは
誰かが張り付いてないとダメだよな。
それでも入れば仕方ないけど、一応壁にはなるのだし。

これは不運だったが李忠成が入る予定で、おそらく前線に1人で張って
残りはみんな下がって守る布陣を考えたと思う。
でも長谷部がスライディングして痛めて交代になり、
李忠成は交代間際だったがベンチに下がり、ボランチの交代として
本田拓が入った。その拓也がゲームを見ていただろうに
不用意なスライディングでFKを与え同点になったので、
本田拓は結構な戦犯になるところだった。
ゲームをぶち壊しに入った事になってしまうからだ。
ザックの交代は神がかり的だが、ついに大きな間違いを…。

ま、これでPK戦。最後に追いついて勢いがあるのは韓国。
勝ちムード一転、1分で負けの空気に変えられた。相当ヤヴァイ。
しかも事実上勝ちを増やせなかった。ドローを増やしただけ。
そこに関しては凄まじく不満に思っている。あと1分まで勝ってたので。

そしてそのPKだが、ザックは本田から蹴らせた。
これは結構なギャンブルだ。
確かに1日に2本もPK外さないかもしれないが、
前回今回と実はPKミスキックではないかと思う。
左右を狙ったのに真ん中に行った。
真ん中の上を狙ったが上がらなかった。そんな感じの。
そんなPKを蹴るヤツが1番目だ。
1番目が外すと負けムードは一気に濃くなる。
2番目以降にプレッシャーが掛かる。もう外せないと。
だからかなりのギャンブラーだと思ったのだ。
でもインタビューではああいっていたが、
実際どうなのかわからないが、コレまでと違ったPKで右上に刺した。
これで日本のイレブンは非常に落ち着いた。

PKとなればGKだが、さすがに韓国ももう宮迫そっくりの人は
代表には居ないようで、日本も川島だから、
韓国の人も、GKはイケメンでもシャクレでもないんだと思ったかと。
この試合前日に接骨院の院長と話をした。
川島は怖い。リールスでも7-0とかで負けたこともあった。
能活タイプでキレれば凄いけど、キレないと脆い。
その分、西川は五輪代表の正GKで派手さはないけど堅実で
楢崎タイプだと話したのだ。
その能活タイプがプラスの方向で出た。
1発目を止めたらとにかく2人目以降はプレッシャーが掛かる。
ザックマジックはここでも発揮されたのか、
本田を1番目に蹴らせ成功したことが大きく、
韓国はいったん交代させようかとされたが、直後にあわや得点かの
動きをしたために引っ張られて最後まで残ったジャチョルから。
そのジャチョルは交代をさせようと思ったほどだったことだけに
思い切り外した。それが1番目だったことは大きな間違いだった。
その後川島は左利きの2人目も右に飛んでセーブ。
3人目に至っては、止められる恐怖から枠も外した。
日本は3人目の長友が浮かしてしまい外したが、
本田以降の岡崎と今野が決めて決勝進出を果たした。
(5人目はなんとなくヤットだったと思う。
あのコロコロで決まると↑のソンヨンの件もあるので爽快だったが)

まあ結果として勝ちあがったのでいいんだけど、
やはり公式記録はドロー。それは不満。
そして長谷部なんかも言ってたが、互いのPKは余分だった。
本当にどっちも要らないと思った。笛がなくて当然に見えたし。
そうだとすると、良く考えてみると90分で日本が1-0で勝ってんじゃん。
そのスコアと結果は予想通りだよ…。アジアの試合は無駄な笛が多い。

次はやはりという豪州。
ウズベク戦が6-0なんて別に気にもならない。
ウズベクが3点目を取られて以降はやる気なさそうだったし。
韓国とは1-1だった。ケネディは居ないがケーヒルとキューウェルがいる。
特にケーヒルは日本にとっては敵でもある相手。
やはりドイツW杯での借りは誰も忘れては居ない。
もちろん南アW杯の予選での敗戦も。
でも戦術がかわったっぽい。
もちろん監督が変わればどこでもそうだが、
日本の南アW杯の戦い方が参考になっているのか?
韓国もロングボールだし、豪州もカウンター狙い。
ある程度パスサッカーでの押上をしてくるようになり、
パワープレーは減少したと思ったが、
相手に持たせてのカウンター狙いが極端のようだ。
しかもピム監督から変わったのが、日本も良く知るオジェック。
元浦和の監督だけに、日本対策は万全かも知れない。

でも是が非でもアジア杯は勝たないとならない。毎回。
何故ならコンフェデに出られるからだ。
W杯の開催地で行われるプレW杯で、各大陸王者が出る。
そこでの戦いは、この上ない強化試合になる。
だからアジアの頂点だとしか思ってない素人はほっといて、
その先のことをわかっているものは、このアジア杯がどれだけ大事か
もちろんW杯予選の免除なんかもあるし、弱小国と無駄に戦いたくない。
さらにはA代表が元気だと、五輪代表やユースなどやなでしこも元気に。
さらにさらに、旧トヨタカップのクラブワールドカップも
日本のクラブチームがアジア代表で居ないこともつまらないので、
そっちにも元気を与えるから、A代表は常にいい状況を作って欲しい。

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