【半休中】Beyond talk to oneself

子どもや日常、スポーツ回顧、時事の疑問に世の声の1人として触れていきます。競馬予想はあくまで履歴と仲間向けです。

サッカー男女 vsイタリア&vsニュージーランド

2013年06月20日 23時56分12秒 | サッカー日本代表
予想は男子が1-1のドローでブラジル戦のふがいなさに
0-2の敗戦に下方修正し、なでしこは2-1の勝利としていた。
結果的にどっちも外れた。勝ち負け以上にスコアが。

まず退屈すぎたなでしこのニュージーランド戦からだが
確かにあの主審は政治的意図でも持って笛を吹いているのかと
そう思われてもおかしくないほどナーバスだった。
あんなのファウルはとってもイエローは出ない。
世界の審判たちにアジアはレベルが低いと思われただろう。
なにせ世界で一番クリーンなことが実証されているなでしこに
あんな不可解なカードを出し捲くり、宮間を退場に追いやったし。

でもだからといってあんなに下げまくって押し込まれっぱなしで
もう王者は10年も昔の話かと感じるくらいに貧弱だった。
パスは後ろばかり。出しどころも確認してなく直ぐ後ろを向く。
パスをつなぐ意識が低くロングボールをムダに前線に入れすぎ。
プレスに対しての個人での切り返しや、潰されたパスコースに対して
新たなパスコースに顔を出さない。
そんなことでは勝てるわけが無い。
気持ちで負けているからラインが後ろ掛かりすぎてるから
自陣での展開が多くなるし、1人減ってビビリすぎ。
悪循環そのものだった。
プレスが早いなら尚更パスを回しまくって足を使わせれば
後半バタバタになって止まるのに。
そうなればあの失点も無かっただろうに。
なでしこのよさを出すなら、川澄と大野は併用がいい。
大儀見のワントップでシャドウにその両名。
今日は有吉は地元だから親善試合だし錦を飾るのでいいけど
ルミちゃんが入ったいつもとは違うSBがダメだったら
納得できなくは無いけど、そんなに突破され捲くったわけでもなく
及第点ではあったのだし、アイディアや前に向かう姿勢と連携。
その辺がまるでダメだった。なんか急造チームのように。
得点があまりにも鮮やかだったのでダメなところが一層悪く
強いマイナスの印象として感じた。総合的に45点。

男子のほうは同じチームかと言うほどに驚いた。
ブラジル戦は20点だと思ったが、今日は65点。
ドローなら75点、勝てば85点だった。

ただあっちを立てればこっちが立たずの典型で、
前掛かりに行けば後ろが甘くなり、だから失点する。
後ろ掛かりに居れば失点は無いが得点が出来ない。
これをともに成り立たせないとならないのだが、
人のやることなのであれもコレもは難しい。体力も使うし。
そんな状況でどれだけ上手にそれを出来るかが強いチーム。
それが今の日本がそんなにウマくできなくても問題は無い。
まだ発展途上だし。
でも失点のリスクを負って、得点を奪いに行き実際に奪う。
それがこんなに楽しく頼もしくアドレナリンが出捲くるとは
昨今の代表のしょっぱい試合では忘れていた感覚だった。
4点も取られて大逆転負けで凄く文句があるのに
最初に出る言葉は叱責ではなく賛辞のほうなのだから
それだけ前掛かりに攻撃を仕掛けることは絶対だと思う。
無論失点して負けていいとも思っていないが。

ザックはイタリア人だが、正直母国では終わった監督。
昔成功したからと、古めかしい3バックにこだわっている
生きた化石のように揶揄されているような話も。
一定のリスペクトはされていても、
そのようにどこかで小ばかにされているイタリア人古参監督。
ブランデッリもおそらく小ばかにしていたと思う。
そんなザックの名誉や威厳のためにも教え子たちは
華麗に舞い見せ付けなければならない使命が暗黙にあった。
そういう意味でも負けたなりに大きな評価を貰える内容に
代表たちはいい仕事をしたとは言えると思う。
その証にブランデッリもバロテッリも好印象のコメントをした。

でもツキも無ければ力も足りなかった。
思い起こすと全ての得点を回顧すればわかる。

日本
本田PK 21分
香川バイタルエリア混戦~PAで反転ボレー 33分
遠藤FK~岡崎ニアヘッド 69分

イタリア
ピルロCK~デロッシ中央ヘッド 41分
ジャッケリーニ最深部グラウンダークロス~内田オウン 50分
バロテッリPK 52分
マルキージオPA突破中央低めクロス~ジョビンコ 86分

これまずPKは相殺。
PKが出た試合は、主に出された側にも出やすいもの。
そこを気をつけないとならなかったが仕方ない。
あれはたまたま当たっただけだし、PK貰ってなければ
主審も取らなかっただろうなとは思う。
なので素人はPK貰って喜ぶけど、玄人はこういうことを想像するし
選手もそこに気を遣い過ぎて大胆になれない不安も想像する。
なのであまりPKは歓迎しない。
実際これらも貰ったほうは相当ラッキーだったし、
与えたほうは相当理不尽だったのでリアルに相殺。

内田のオウンも守った結果のミスなので問題は小さい。
しいて言えば攻め込まれていたから起きたことだという程度。
どっちみち内田のオウンが無くても、中央とファーに2名が
詰めてきていたので、そのどちらかがネットを揺らしたと思う。
ゴールマウスまん前の話しだし。でもクリアしたかった…。
だがそもそもその前のシーン。
吉田がゴールラインを割るだろうと見送っていたボールが
割らないどころか奪われて中に折り返された。
だから内田も焦って滑り込む羽目になったので、
内田にミスはないと言えるのだ。ミスとすれば吉田にある。
だからここの悔いは残る。

デロッシのは堅守速攻のイタリアだが、
まさかCKも!?というほどピルロは早い展開。
セットもしてないで置かれていただけのボールを
いきなりそのまま蹴りこんだ。
それに体勢も整ってないままほぼフリーで押し込まれた。
それと遠藤のFKにニアに走りこんだ岡崎が
薄めに当てて流し込んだヘッドは似ていて、
ここも相殺できる印象。

そうなると日本はバイタルエリアでの混戦から
香川がボレーを叩き込んだものがいいゴールだったし、
イタリアも決勝点の4点目は今野の小さめのクリアを
バイタルエリアで拾ったデロッシがマルキージオに縦にパス。
PA右付近に居たマルキージオはそのまま突破し、
深い位置で中央に低めの折り返し、それをジョビンコが押し込んだ。
この両得点が両チームの秀でた流れからの得点シーンかと。

良く考えると、CB2名が致命的ミスで2失点か…。
イタリアの2点目と4点目は吉田と今野の小さいミスからだ。
非常によろしくない…。
FKやPKやCKは相手のミスがあって得るものだから
それ以外を思うと香川のゴールだけ。
他は日伊ともミスがらみばかり。
イタリアの4得点は全てミスで献上したもの。
それだけミスが多ければ勝てるものも勝てない。
相手はミス失点は2つ。日本は4つなのだから。
1失点目はある種のミスで与えたCKを
準備整う前に速攻蹴られたと言う緩慢の二重ミス。
だから一番悪い失点だったかもしれない。
でもあんな速攻蹴るのって初めて見たかも!?
イタリアの1点目だったし、ピルロは相当焦ってた証でもあるな。

それにしてもヤットFK~岡崎ヘッドは凄く良かった。
小さい日本人は高いボールでの競り合いに不利。
なのでCKもショートコーナーも多用する。
それがなでしこの澤がW杯だか五輪で決めた
ニアに走りこみマイナスに蹴りこんだあのやつ。
・・・W杯決勝のやつか。
アレのように誰も居ないニアならフリーで打てる。
岡崎には非常に向いたプレーに思う。
これも多用して印象付ければ、ファーもショートコーナーも活きる。

そしてイタリアはボールを持たしてカテナチオで守って
奪ってカウンターと言うのが歴史的常套手段。
そのカテナチオを崩壊させたと言ってもいい3得点。
だがそれも昔ほど強固ではなく前がかりな分緩んできた。
でもだからといって歴史的に守備に定評のあるイタリアに
3点も取ったのは単純に収穫。やれば出来ると。
だがそのイタリアは0-2から最後は4-3にしたわけ。
前半41分と言う遅い時間帯に1点目を上げ、
実質45分間に合計4点取ったんだよ。
日本は前半21分に1点目を取って2-0とリードしてたのに
そのまま前半を終われずに2-1にされたところから
負けのシナリオは始まっていた。
絶対にあそこまできたら残り4分だし0点で終えなきゃダメ。
見返すと立ち上がりと終了間際の失点ばかり。
そのガキの頃から誰もが言われている
一番集中しないといけない時間帯に失点と言う。
これは言語道断だ。
やはり防戦はいいことが無い。
オウンもハンドでPK献上も攻め込まれていたから起きたこと。
本当に「攻撃は最大の防御なり」とは正しい格言だ。

最後にイタリアが勝った事はサッカーの神様が怒ったから。
何がって後半の30分ぐらいまでは日本は凄く良かった。
でも4失点目の直前にあんなにバイタルエリアとPAに何人も居て
ボールをグルグルグルグル回しまくって。
それが面白いように回るは回ったけど、
これまでの試合と全く同じで誰も決めに行かない。
あれは20回ぐらい回ったんじゃないか??
打っても良さそうなのは12回ぐらいあったと思うぞ!?!?
それなのに打たないから勝ちたくないのだと
勝利の女神がそっぽを向いたんだよ。
なのでイタリアにチャンスをくれてみた。
今野のクリアが小さくてデロッシに収まるという。
そこから3タッチでシュート。
デロッシが縦にスルーパス。
マルキージオ駆け上がりダイレクトに折り返す。
ジョビンコダイレクトにシュートを押し込む。
きっと女神はコレでなくちゃと言っているに違いない。
ただボールを馬鹿みたいに回しても勝ち点は取れない。
ネットを揺らさないと点にならないのだから。
ピンボールならガンガン当たるほうが点は上がるけどね。
ゆえに意味の無いボール回しはもうやめてもらいたい。
特にバイタルエリアやペナルティエリアでは
俺がシュートを打つという強い意志を持って
いつでも蹴りこんでもらいたいものだ。
特にこの時はシュートに行かずに結局奪われたんだし、
打ってたらどうだったんだろうとか、勿体無い!馬鹿!!って
率直に思ってみてたからね。
それがシュート打ってたら入ってただろうな。
きっと勝ってたよ。悪くてもドローだった。
イタリアに勝てば、最近ピリッとしないメキシコにも
勝てる可能性は高まりトーナメントに上がったのにね。
スペインでもナイジェリアでも対戦したかったところ。
招聘すれば金かかるからそういう意味でも勿体無かった。

とにかくメキシコ戦は敗退の2チームで消化試合だが
しっかりといい経験を積んで勝って帰ってきて欲しい。
アジアが安く見られるのも良くないし。


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