昭和40年代、LPレコードはとても高くて新盤は3000円くらいでした。国公立大学の自宅通学性に対する普通奨学金はひと月3000円。学生課の窓口で奨学金を受け取ると、秋葉原で途中下車して石丸電気レコード館によったものです。お茶の水の古書店街などに行くのは週1回くらい。地下鉄やJRより安かった都営バス新宿駅行きで銀座から駿河台下まで行きました。帰りは秋葉原まで歩き・・・ですので、駿河台グルメはほとんどパスでした。
さて、そのLPレコードに「廉価版」が出たときはとてもうれしかったです。3000円でLPが2枚買えました!ので、当時のマイブームだったバロック音楽を買いそろえました。当然、名盤とかレコード芸術の推薦版などではありませんでしたが・・・
そのころ、シューマンのピアノ協奏曲イ短調とグリーグのピアノ協奏曲のカップリングを買いました。多分、ラジオで聞いて気に入ったからでしょうか?きっかけは忘れてしまいましたが最初に買った一枚が針飛びがひどくて聞くに堪えず、もう一枚買ったような記憶があります。
ピアニストはクラウディオ・アラウ、なぜ?は分かりませんが、多分シューマンの廉価版はそれしかなかったからでしょう。何か哀しくも懐かしい思い出ですが、とにかくこの曲は大好きです。チャイコフスキーよりもベートーベンよりも先に聞いて好きになりました。それ以降、シューマンは大好き、交響曲ももちろん。
さて、クラシックをスキンあるきっかけの一つをマルタ・アルヘリッチで聞きましょう。
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