ラヂオ惑星モルファス

アンナリタ・スピナーチ・・・Stanotte sentirai una canzone(今宵あなたが聞く歌は)

カンツォーネの記事は1月以来4ヶ月ぶりでしょうか?このブログでは注意散漫な私の性格どおり、メインテーマ的なものも定まらず、気の向くまま興味の方向のまにまに漂っているようです。実は、すっかり忘れていて最近「再発見」した歌手のマイブーム中でして・・・それはまた別項にしますが・・・

さて、1968年のサンレモ入賞曲の再確認中でした。8位のジリオラ・チンクェッティのあと9位のアル・バーノと10位のリトルトニーを飛ばして11位のウイルマ・ゴイクまで来ました。次は12位にしましょう・・・・。

先ず歌手の紹介・・・と言っても、カンツォーネファンの方はよくご存じだと思いますが・・・アンナリタ・スピナーチは1944年6月生まれ、1966年のカストロカーロ新人コンテストで優勝しています。良く1967年のサンレモ音では、マダガスカル出身のフランスのグループ「レ・サーフ」と組んで「Quando dico che ti amo」(愛を囁やくとき)を歌って2位に入賞しています。(この1967年のサンレモは、ご存じのとおりルイジ・テンコの自殺事件があり大変な年でした。)1971年頃最後のシングルを出して以降は歌手生活から遠ざかっているらしいですが、現在77歳でご健在です。

そして1968年、連続出場したサンレモで歌ったのがタイトルの曲「Stanotte sentirai una canzone」(今宵あなたが聞く歌は)です。パートナーは日本人の岸洋子さん、サンレモの映像を見れば、見事な大振り袖姿で登場して・・・なのですが。

残念ながらこの曲は12位でした。総じていえばちょっと曲が難しかったのかもしれませんね。ポップで明快なリズムと少し軽やかななメロディ・・・が求められていたのでしょうか?前年の自殺事件を払拭したり、世界中を席巻していた「反戦フォークソング」から離れるには少し「本格的」過ぎたのかもしれません。

また、岸さんについていえば、和服は日本人としては精一杯の主張でありサービスなんですが、もう「振り袖」で特殊性を出す時代ではなく、普通の歌手として伸び伸びと歌った方が良かったのかもしれませんし、いささかテンポを落としすぎたように思いますがどうでしょうか?

Annarita Spinaci.....Stanotte sentirai una canzone


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